神戸港に荷揚げされる食料
3月31日(水)、新日本婦人の会と農民連主催の神戸港視察に参加しました。バス3台で行きました。120人を超えるような見学は初めてだそうです。

港には、オーストラリア、ニュウージーランド、アメリカ等から届いたかぼちゃ、たまねぎ、ブロッコリー、が山積みにされていました。現地から船で約2週間かけて、神戸港に荷揚げされ、ここで、1ヶ月から2ヶ月かけて、全国の市場に届くそうです。
荷揚げされた野菜や果物は必ず倉庫で、くん蒸処理をされる。日本には生息しない病害虫を本国に入れないために、青酸ガス、臭化メチル、燐化アルミニウムで処理をするそうです。この現実を目の前にしたとき、口にはしたくないと思ったけれど、食料自給率は40%(農林水産省発表)では、輸入された食物で食事をするのが普通になっているのも現実という姿に背筋が寒くなる思いでした。特に穀物自給率は28%で世界最低ランクなのです。
しかし、日本の国土はとても肥沃で、長い歴史をかけて栄養豊かな土づくりが行われている。全国には3万本の川があって、四季がはっきりしているため、食物が豊富に育つ気候に恵まれている。という説明を聞いて、もっともなことだけれどそれを忘れていた自分に悔しい思いをしました。日本は砂漠地帯でもないし、熱帯地域でもない、寒冷地域でもないのです。
食料は口に入るまでの期間が短ければ短い程、安全でおいしい食生活ができるという基本を忘れず、地産地消の運動を政策にしていくことです。
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