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トピックス 2004年4月

3月その3< >4月その2

障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会の総会、文部科学省、総務省(選挙関係)交渉に参加 4月3-5日

4月3、4、5日と、障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会の総会そして、文部科学省、総務省(選挙関係)交渉に参加してきました。(東京・戸山サンライス)

まず、学生無年金障害者に年金をという、東京でおこなわれた裁判の勝利の報告という明るい話題から、格調高くはじまりました。当事者・関係者、障害の種別を越えた運動団体。総会で決められた運動方針が障害者問題の全国の動向を決めるだけに、2日間、真剣に議論をしました。その報告を2回に分けてします。1回目は特徴的な情勢について。

「障害者権利条約」・・・・・・・国連では、「障害者権利条約」制定の準備が急ピッチで進められています。国連特別委員会への傍聴団を派遣しています。今年は大阪のNPO法人、大阪障害者センター常任理事、青木氏が参加します。傍聴団に望む決意を発言されました。

「障害者基本法」の改正・・・・・・日本共産党も含めた各政党のすり合わせが終わり、今国会に上程されているので、議案が日程に上れば採択される見通しになっているが、約150もの議案が出されている今国会、年金問題など重要な法案が目白おしにあり、しかも7月の参議院選挙を控えて延長がないことがはっきりしている中で「基本法」は成立するかどうかは微妙なとろ。井上美代議員が挨拶の中で詳しく報告されました。

「基本法」改正の大きな特徴としては、新たに、「障害を理由に差別をしてはならない」という項目がつけくわえられたが、「差別」とは具体的に何を言おうとしているのかということが議論になりました。

「年金制度の改善」・・・・・・・無年金障害者の救済を求めて、学生無年金障害者訴訟における東京地裁の勝利判決を受けて、厚生労働省に控訴をしないよう要請すると同時に「福祉的措置」での救済措置の方向ではなく年金制度そのものを変える道が開かれる状況になりました。つづく8地裁での支援を進めていくことを決意しました。超党派の国会議員でつくる「無年金障害者問題を考える議員連盟」は「今国会において法的な措置を講じ、障害年金を支給すること」とする緊急決議をあげました。

「参政権保障」成年後見と参政権・・・・・・障害を持つ人の参政権保障連絡会は「成年後見人制度で投票権が奪われる」(実態の把握と改善の運動にご協力を!)という緊急アピールをだしました。成年後見人制度を使った方から、選挙はがきがこなくなったという訴えがありました。今までの「禁治産者」という規定が「成年後見人」と変えられたことによっておきています(公職選挙法第11条)。制度の制定によって、選挙権が狭められるのはいかがなものか。

「教育改革」・・・・・東京都教職員組合の先生が、「石原が」と都知事を呼び捨てにするような言い方から、発言をはじめました。都立七生養護学校での「性教育」をめぐって、都教育委員会が性教育の在り方をめぐって充分な議論もなく一方的に116名もの関係者を「不適切」として「処分」を強行したことに対して、撤回を求める運動にとりくんだこと。卒業式での「日の丸」「君が代」の問題、車イスの卒業生を強制的に壇上に上げるために体育館の広さの半分もの長さを占めるスロープをわざわざ作ったことなど、東京都の反動的なやりかたをリアルに報告されました。

従来の障害児教育の在り方を大きく変える動きが強まっている情勢について、青木先生が詳しくはなされました。小学校、中学校に在籍している経度発達障害の子どもの教育を強めると同時に養護学校、障害児学級の在り方を変えようとしている、文部科学省の答申の分析をされました。

支援費制度・介護保険制度の「統合」の動き・・・・・・・「財源不足」を理由に「統合」することには反対だが、支援費制度の充実を求めていく中で、安易な見直しを許さない状況をつくり出すことが大事だ、という障全協としての考え方を確認しました。

井上美代議員の連帯あいさつ

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  いなば泰子
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