紫の上日記
平成12年
 1月20日木曜日 かわいいS君が写真を送ってくれました(^o^)
二枚目じゃないけど真面目そうで、好青年という感じでした。
大人っぽかったです。わたしより(笑)
でも、残念なことに、ネットでのかわいさはありませんでしたね。
仕方ないっけど〜わたしが勝手にイメージを作り上げてただけなんですから(笑)

わたしがicqを立ち上げたら即彼は見つけて打ってくれます。
彼のicqは、常に可視モードに設定してあるんです。
いつもこういう挨拶をくれます。
「さとこー」

いつも通りにS君は挨拶してくれました。
「さとこー」
     「昨日は会えなかったけど、、うれしい〜〜〜!!」
「ごめんよー。勉強でつかれはてて寝ちゃった。今日は今までやってたのさ」
     「バイトは、ないの?」
「もう明日で終わりにする」
     「偉いね、S君は(^_^)そこがいいとこ」
「ありがとー。正直、写真おくったから相手してくれないかと思ってたよー。よかった(^○^)」
     「さとこは性格重視です」

「ありがとー。やっぱり大好き」
     「わたしも素直なS君好き〜(^_^)」
「ありがとー。さとこだけだよ、そんなこと言ってくれるのは」
     「Aさん(S君とすごく仲のいい女の子)は?」
「言われたことないなー」
     「そっか、人それぞれ違うのか」
「そうだなー。だから面白いんだぞー、きっと」
     「そっか(笑)Aさんは、S君をかわいいと思ってないから、
      それはそれで楽しい会話できるかもしんないね」
「んー、少々物足りないけどねー。やっぱり、さとこがいい」
     「さとこがいいなんてウレピ(*^^*)」
「(^○^)話してて楽しいからね。うれしいかな?」
     「女なら誰でもうれしいよ(^_^)」
「くすっ。さとこに会いたいよー」
     「うれしい〜(^_^)」
「ほんとに〜〜??^_^;」
     「そう思ってもらえるのは、うれしいよ(^_^)」

 1月19日水曜日 また、すっごいメールを貯めてしまっています。
ごめんなさい。


小柳ルミコ、大澄賢也夫妻の離婚記者会見を録画で見ました。

小柳ルミコは、わたしが子どもの頃から見てきたタレントですから、
好きなタレントの一人です。
はっきりした情の深い女性と思っていたのに、あのコメントには失望を感じました。

離婚の一番の原因とされている、彼女が出産を拒否した件ですが、
彼女はただお茶を濁すばかりで明快な回答はなかった。
こう言ってもらいたかったのに。
「子どもは欲しかったけれど、できなかったの」

彼女には、ずば抜けた才能とキャリアがあるし、妊娠による休業が惜しかったんでしょうね。
でも、それでは初婚の年下夫をつなぎとめて置くのは、虫が良すぎるというか。
離婚されて当然ですね。

わたしは親戚の女性のことを思い出しました。
親戚の女性は、五歳年下の男性と再婚しました。男性は初婚でした。
その女性は、自分が前夫との間に子どもが一人いるので、出産を拒否し続けました。
前夫との間の子どもは彼女の両親が面倒を見てます。
出産を拒否し続けた結果、結婚七年後に夫に言われた言葉は
「じつは彼女がいるんだけど、彼女が妊娠してさ・・・」
夫は、日々こう思うようになっていったそうです。
毎日真面目に働いてるだけの生活。子どももいないのに汗水流して。ばからしい。こんな生活。

それでスナックで知り合った若い子といい仲になったそうです。
夫から、その言葉を聞かされて、親戚のその女性は離婚に同意しないもするも、
夫に反論できる言葉とてなく離婚したそうです。

不妊症とか避妊手術をしたとか、
身体に器官的に損傷があって妊娠したら重大な被害が出るとかの理由なら、
年下夫もあきらめられるでしょうけれど。
キャリアがある、前夫との間に子どもがいるからという理由で出産しないのは、
女の勝手な理屈ですよね。
結婚て二人の意見があってこそのものなんですから、
一方的に女性のほうの意見ばかり押し通していいものでない。


親戚のその女性は、離婚後一年も経たないうちに新しい相手(同い年の人)を見つけ、
再々婚しました(爆)
お相手の方は、初婚。
前結婚を教訓にしたように、男の子を一人生みました。つなぎ止めておくために(?)。
今日に至る七年間、無風でなんとか暮らしてるようです。

でも、その女性は近所の人にこう言われてるそうです。
「あの女は何回結婚したかわからない。次から次にうまいこと見つけてくるな」
それは、わたしの父親も言ってました(笑)
彼女は生まれたところでずっと暮らしてるんですが、
彼女の地域は大阪でも僻地ですから、根強い因襲というのがあります。
女性が二回も離婚するなんて考えられないことなんです。
どんなお嬢様であっても二回離婚すると、パンパンというレッテルを貼られます。
女性はバージンで結婚して一生添い遂げるのが当たり前の社会なんです。

彼女は、わたしの母の従姉妹で、わたしを子どものときからかわいがってくれたので、
ぜんぜん悪い感情は持ったことないですけどね。
彼女もさとこと同じでゴッドマザーというのがいて、マザーの経済力で好き放題のことを
してきたんです。
母方の女性は、変わった人が多いです。わたしを含めて(笑)

 1月18日火曜日 昨日の夜、同級生のウッディさんからPメールが届きました。「金曜、行ってもいい?」
女の勘で、抱きたいということを暗に示していると知りました。
こういう返事をしました。
「来ないで」



マリア様と奇跡。
言い伝えでは、マリア様は数々の奇跡を起こされるそうです。

某ページの感想文を書いていて、ふと思ったことがあります。
長い間しゃべれなかったわたしが、どうして十四歳でしゃべれるようになったんだろう?って。

確かに中学に上がって、同級生の男の子たちの目つきが変わったのに気づきました。
また、わたしは中学に上がってすぐくらいに、カミュの『異邦人』という小説を読みました。
初めて読んだ大人の小説です。
中学生になって自分が少し大人になったような気分になって、大人の小説を読んでみたんです。
頭を金槌で叩かれたような衝撃を受けました。
わたしの中でいまだかつてなかった実存とエロティシズムの深淵の世界でした。
次に読んだ小説は、ツルゲーネフの『初恋』。
そのときから、わたしの中で恋をしてみたいという大人の女性へと向かう感情が
ふつふつと沸き上がっていたのでしょう。

でも、なんで十四歳なのか?という疑問が残ります。

やはり奇跡だったんだと思います。マリア様が起こした奇跡。
わたしがごく幼いときからマリア様を個人崇拝してきたから。
自分の母親以上にマリア様を崇拝してきたから。

でも、こういうのは、一歩間違えると「神戸の小学生殺傷事件」につながると知っています。
あるいは、カルト教団に入信てことになることも。
他人を傷つけたいと思ったことはありませんが、
シェイクスピアのマクベスにあるように“きれいは汚い。汚いはきれい”なんでしょうね。
あらゆる事象は、底ではつながっている。
サドが言ったように、正邪を二分することはできないんでしょうね。

わたしが二十歳前に自殺未遂をしたときに神の声を聞いたというのもあります。
それはたぶん、わたしの精神錯乱での幻聴だったんでしょうけれどね(笑)

 1月17日月曜日 今日は阪神大震災の命日です。
お悔やみ申し上げます。

平成七年一月十七日午前五時四十六分にそれは起こりました。
魔の四十秒。
六千人の命を奪い、何十万という人間の人生を変えた瞬間。
わたしは北大阪に住む者ですから、そのときのことをはっきりと覚えています。
今思い出しても恐ろしい四十秒でした。
さいわいにも、わたしの地域は震度四でおさまってくれましたが、
北大阪でも豊中市や吹田市の一部は地震針が測定範囲を超過して破損したそうです。
今思い出しても恐ろしい・・
神様に感謝するのみです。。

去年のこの日は、震災直後、わたしとわたしの家族がどういった状態にあったかを書きました。
地震の数日前に母が、子宮筋腫で子宮摘出の手術を受けていて、
わたしは自分の揺り籠(かご)を失ったような、出所を失ったような自失感に襲われていました。
去年の日記を知りたい人は、
ここです。



今日の心を歌にしてみました。

 震災や 魂たまのいたづら ながらへば  昔のままよ 須磨の白波

<意訳>
あれほどの甚大な被害を出した阪神大震災。
わたしは、ただ泣くばかりでした。

震災後、須磨の海を訪れたことはありませんが(須磨の海が遠くなってしまいましたが)、
きっといぜんの風景が広がっているのでしょう。
違うのは、冬の峻厳な白波が魂の数だけゆらいでることでしょう。
(震災で被害をうけたわけではないわたしも生きながらえて、
 須磨の海が偲ばれます)

 1月16日日曜日 昨日の感動が今も続いています。
みんなに感想文を読んだと言ってもらえて、うれしい。。


今日は書くことがないので、自分の掲示板の返答を
載せておきます。

女の子って「とりあえずつきあいましょう」ていうのやなのよ。
プリンセス扱いされないとやなの。
とりあえずのつきあいするくらいなら一人でいたほうが気楽って思うよ。たいていの女の子。

恋愛なんてめんどくさいものですよ(^_^)相手のあることだからね。

 1月15日土曜日 尊敬している女性が掲示板に素晴らしい書き込みをしてくれました(*^^*)
涙がこみ上げてきました。
わたしは文学バカですから文学のことしかわからないけれど、一つのことに邁進してきて
ほんとうに良かったです。
このうれしさは、きっと経験した人にしかわからないと思います。
長い受験勉強の末に希望大学に受かったような心境です。
同級生の女の子たちが恋愛を楽しんでいたとき、わたしには文学しかなかった。
孤独に耐えながら文学をやってきてほんとうに良かった。
生きていて良かった。心から思います。
書き込みは、ページ保存してフロッピーに保管するつもりです。




女心のなせる業(わざ)。

わたしは、自分がしつこい性格とわかっているので、別れた年下くんのナンバーを登録していません。
登録なんかしたら、五分おきにかけてしまうと知っているからです。
そんなことになれば、彼は、大切な勉強ができなくなってしまいます。
彼のしあわせを一番に願っているのは彼の両親。次にわたしです。

今日の夕刻、彼から電話がありました。
彼の声は、寝起きのような風邪を引いたような、いつもより一段とかわいい声でした(*^^*)
めっちゃくっちゃかわいかったです。

わたしが 「試験おわったの?」
「それで九時頃(電話を)かけてきたの?」
     「かけたって?」
「(今日の)九時頃かけたでしょ?」
     「かけてないよ。着信残ってる?」
「うん」
     「覚えてないよ。もしかしたら寝ぼけて触ってしまったのかな?ごめんね。
      そういうことってあるのね。。
      試験は終わったの?」
「ああ、今日のぶんはね」
     「良かったね(^_^)
      ○○君(彼の名前)がしあわせなら、わたしもしあわせなの」
彼は、少しはにかんだ感じで
「はいはい。ほざいてろ(笑)」
     「ほんとだよ〜。ちゅっちゅっ」
「じゃあね」
     「うん。ちゅっちゅっ」

確かに送信記録を見れば、九時頃かけています。
わたしは普段は“別れた年下くんには半同棲の女性いるから、あきらめないといけない。
わたしは年上なんだから身を引いて当たり前。理性的であって当たり前”という
理性で自分を封じ込めています。
でも、女心を封じ込めることはできないんでしょうね。女心って本能だから。
朝の九時というのは、わたしが朝ネットを終了して仮眠している時間。
あまりの恋しさから、きっと無意識のうちに彼に電話してしまったんだと思います。
彼のナンバーを登録していなくても、着信履歴にはナンバーが残っているんです。
それを使ってかけてしまったんだと思います。
女心って、なんか・・・

神様に感謝します。素晴らしい人に巡り会わせてくれたことを。

別れた年下くんに、ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ・・・・・

 1月14日金曜日 今日は、わたしとわたしのホームページがいかに
某ページの影響を受けたかということを書きます。
すっごく長くなったので、ページにしまた。

長い文章を読むのが嫌いな人は、読まなくていいですよ(笑)
それか四日に分けて読むか(笑)
ここです。

こんな長い感想文かくなよ〜

 1月13日木曜日 自慢してもいいですか?

この日記を長い間読んでくださっている人なら、わかってると思いますが、
わたしには恩師と言われる人がいました。
わたしの大学時代に、わたしの才能を買ってくれた古典の教授のことです。

大学一回生のとき、わたしのレポートを“みんなの前で”絶賛してくれたのが、
その始まりでした。
私学の女子大でしたので、みんな見栄坊で、みんなの前で褒められるのは、
この上もない栄誉なんです。
私学の女子大では、勉強ができなくても幼稚園からエスカレーター式に
大学まで上がってくる子がいっぱいいます。
そういう子にとっては、わたしのように大学だけここに入学しましたって子が褒められるのは、
癪に障って仕方ないんです。

先生は言いました。
「さとこには才能がある。学会に発表しても恥ずかしくないレポートだ。
さとこ以上に文学的センスのある子が、過去の教え子たちの中にはいたかもしれない。
さとこのすごいところは徹底してること。
必要とあらば、何日徹夜したって文献を読みあさる。
普通の人間は、そこまでできない。
文学じたい茨の道だから、文学に一生を捧げようなんて普通は思いませんよ。
さとこの情熱の右に出る者はいない。
さとこは、いつか世に出る人だ。それは、わたしの半世紀近い教鞭生活でわかる。
勘みたいなものだ」

先生は、そう言いながら、悲しそうではありました。
若いときは小説家を目指された先生ですからね。ほんとうは大学教授など望んでいなかったのです。

一人の教授に言われただけですから、自慢するのはおかしいんですけどね(笑)

 1月12日水曜日 某ページの日記の感想文書いていたら、なんか泣いてしまった。
バカなわたし。
自分で書いて泣くなっちゅうねん。


わたしが年下の男の子にたいして、なんらかの遠慮を感じてしまうのは、
やはりそれも子どもの頃、母親に植えつけられたものだと思います。
わたしは幼稚園の時、女の子と遊ばず、
両親の商売人仲間の子どもで一歳下の男の子とばかり遊んでいました。
子どもとはいえ、気が合う合わないがあって、わたしはその子とすごく気が合いました。
それである日、母親がわたしをにらみつけて言いました。
「年上の女がうろうろするのは、よくない。非常によくない」

母親は古い考えにこり固まった人ですから、幼子とはいえ、
自分の娘が年下の男の子と仲良くしているのが気にくわなかったんです。
わたしは母親にいすくめられる人間。
蛇ににらまれた蛙のように。
それから、わたしの中で“年上の女がうろうろするのは、よくない”といった遠慮の気持ちが
芽生えるようになったんだと思います。

 1月11日火曜日 つまらない質の低い新しい日記を読むより、
価値のある日記を再読するほうが、ためになると感じました。
今日、他人をむやみにバカにした内容の日記をお気に入りから削除しました。全部。

個人のホームページだから、何を書いてもいいは基本だと思いますよ。
思いますけど、毎回毎回そういった内容ばっかりというのは。
もともと文章力のない人が、ネタを探す能力にも著しく欠けていて、
急場しのぎで他人を中傷してるように思えます。
他人を中傷するにしても徹底した中傷なら、見がいもありますけどね。
中途半端に単なる愚痴みたいにだらだら書いてるのは、
己は己の顔見てから物言えという気分になりますね。

それでも仕事をちゃんとしてる人が、そういう日記を書いてるんなら
仕事のストレスを発散されているんだ〜で済みますけど、
仕事をちゃんとしていない人にかぎって、ホームページも中途半端なんです。不思議なことに。
仕事をちゃんとしていない人、もしくは学生、専業主婦なんです。

そういう人は、ホームページを持つことじたい、過ぎたことだと思います。
能のない鷹を見るのは実生活でじゅうぶん。ネットでまで見たくない。



★雪緒さんから来たメール★

自作の短歌がすばらしいです(*^^*)
一月三日に掲載した短歌も自作のものなんですよ。



素敵な名前をありがとう


親愛なるさとこさん

君の日記の中に、名前を変えられた自分を見ました。
不思議な気持ちです。
“雪緒”・・・ 素敵な名前をありがとう。
その響きが聴覚的に訴える勇々しいイメージと、その字体が視覚的に訴える繊細なイメージ、
このアンバランスが神秘的に感じられます。
神様は時にちょっとしたいたずらをするようだ。
“雪緒”それは字体こそ異なるもののぼくの父親の名前でもある・・・ 

昨年末、君が“紫の上の袿”で与えてくれた衝撃は、
帰省中度々僕に君の事を思い出させるに充分だった。
‘この街のどこかに君がいる’何度となく君のことを考えました。
僕はやっぱり君に惹かれている。認めた方が楽になるので認めよう。

すると僕はラブレターを送っていたのだろうか?
そう考えたことはなかったけど、言われてみればその可能性は否定できない・・・でも・・・
僕の君への想いは表現しにくいようだ・・・・・

あわてることはない。
話すことが沢山あるときはゆっくりの方がいい。
まだカードだって見つかっていないんだから・・・・・

我が想い 睦月心に 咲く花は  宵待草の 花言葉かな

                                   雪緒    」

(*^^*)(*^^*)(*^∇^*)(*^^*)(*^∇^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^^*)(*^∇^*)×90


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