紫の上日記
平成12年
 5月21日日曜日 わたしのヨカナーンがわたしを他の男に渡したくないようです。
たとえ生活のためであっても、わたしが他の男と暮らすのは耐えられないといった感じに思えます。
他の男に取られるくらいなら、わたしを殺してでもというところまで思い詰めているようにも見えます。
そんな気がします。ヨカナーンと心が繋がっているから、以心伝心でわかるのです。

サロメはヨカナーンを殺したけれど、わたしはヨカナーンに殺されるのかもしれませんね。
人を愛するとは、突き詰めていけばそういったところに辿り着くと思います。
愛する人を自分だけのものにするためには殺すしかない。
すごくわかります。
生まれたばかりの子猫を人間がじろじろ見ると、
母猫が子猫を食べてしまうという行動を取るときがあります。
神経質になっている母猫は、人間に子どもを取られるのではないかと思うからです。
それと同じ感情です。
それが究極的には一番の幸福かもしれません。
ヨカナーンの胸の中で死ぬことができたら、どれほどしあわせなことだろう。
わたしが死んでもヨカナーンは生き残ってほしい。
刑務所に入っても、罪をつぐなって社会復帰してほしい。
愛する人を殺すというのは犯罪であって犯罪でないのだから、平然と社会生活を送ってほしい。
神様がお許しになられるはずです。
世人が許さなくとも世人など関係ありません。神様がお許しになればそれでいいのです。

昔、昔といってもそんな昔というほどではありませんが、
ヨカナーンと同じくらいに思い詰めた少年がいて、彼にはひそかに片想いしている少女がいて、
彼女とはこの世では結ばれることができない運命でした。
少年は苦しみました。
恋心というのは、自分の意志とは関係なしに起こってくるものであり、意志を凌駕したもの。
それなのに、さも自分の責任であるかのように自分を責める毎日。
誰にも相談できない本物の孤独だけが与えられた毎日。
少年という外的環境にたいする抵抗力に乏しい年齢で、こんな苦しみの自問自答に明け暮れ、
とうとう防衛機能がはたらきました。
重度の鬱病になることによって精神のバランスをはかったのです。

ヨカナーンがわたしを殺したいほどまでに思い詰めているのも、
恋愛経験が少ないというのもあると思います。
ある程度の恋愛経験をしている人はわかると思いますが、人間のあらゆる感情は長続きしないものです。
この人がいなければ生きていけないと、その時は思っても、
いなくても何とかやっていけます。生きていけます。
人間てそういうものです。
それをわかった上で、わたしのヨカナーンへの想いは変わらないと確信しました。
ですから、インターネットでの最後の恋の追悼をすることができたのです。

わたしが自分の感情だけに走って、ヨカナーンと結婚したとします。
最初のうちは楽しいだけの毎日になると思います。
けれども、そのうちお金のことで、ヨカナーンを口汚く罵るようになるでしょう。
仕事から疲れて帰ってきた彼を毎日責めさいなむでしょう。
やがて彼は、わたしへの愛もさめ、わたしを憎むようになる。
人間のあらゆる感情は長続きしないのよ。わたしの想いは冷めないけれども、
ヨカナーンは生活に疲れて冷めるに決まっている。
そのとき、わたしにはもう若さはないわ。
若さもないのに、親きょうだいを扶養していかなければならないという義務だけが残っているのよ。
世の中には、親きょうだいを捨てられるという女性もいるでしょう。
わたしにはできないわ。わたしのような冷淡な女が、
なぜできないのか自分でも不思議な気がするけれど、できないの。

ヨカナーンが仮に年収一千万以上の所得があったとしても、それだけではじゅうぶんでないの。
わたしの家族の生活の安泰のことを考えたら、資産がいるのよ。
数億相当以上の価値のある資産という保険がいるの。
わたしの両親は年金に加入していないし、
わたしが老後の面倒をみていかなければならないのは間違いない。
歳の離れた資産家と結婚するのが一番都合がいいのよ。
歳の離れた人なら、わたしも家庭という劣等感を感じずに暮らしていける。

体なんて何の意味もないのよ、ヨカナーン。
あなたは、わたしの肉体を所有できないと苦しんでいる。魂しか所有できないと。
けれどね、女の体なんかお金を出せばいくらでも手に入るのよ。
現に四年前、五十万円のコートと引き替えに小娘の体を手に入れた男がいた。
わたしはそのとき、相手にほんの少しの愛情しか感じていなかった。
心は初恋の人のことを想っていた。それが現実。
わたしはロストバージンの血を見る前から自分の体が汚れていると思ってきた。
子どもの頃からロリコンの変質者に追いかけ回されてきたから。
汚れているものなら、汚いことに使用したってかまわない、という意識があるの。

ヨカナーンはお見合いをして、普通の健康な女性と結婚してください。
そして、たくさん子どもを作ってください。お願いします。そうしてください。
それがヨカナーンとわたしが、わたしの家族とヨカナーンの家族がしあわせになれる道です。
みんながしあわせになれる唯一の道です。
離れ離れであっても、わたしたちは、いつも魂で繋がっているのよ。
お願い、わかって。ヨカナーン!

わたしの頭を混乱させないで。お願いします。
頭が混乱すると、某文学日記の彼氏みたいに何もかもが嫌になるの。
わたしは頭が混乱すると楽になりたいと思うのよ。もう何も考えたくないって。
自室の三階の窓から飛び降りたら楽になれるんじゃないかって思うの。

今日は、心で泣きました。

 5月20日土曜日 真実の愛。

先週、社会派の内海さんが本を送ってくれました。
田中恵子様の歌集『灰色のノート』(短歌新聞社)です。今のわたしに必要な書だったと思われます。
内海さん、ありがとうございます。

『灰色のノート』は、戦後間もなくご結婚された恵子様とご主人の穣様との
半世紀にわたる夫婦愛を歌で綴ったものです。
恵子様の歌がすばらしいのは言うまでもないことですが、
わたしは巻頭に載せられたご主人穣様の日記に心打たれました。
穣様が婚約時代に書かれた日記には、こうありました。

 今、部屋の中に坐って、勿論ひとりで、これから恵子と生きようと考えている。
僕の思考作用の中に恵子が入って来て、これからの僕の思索は、いつも恵子と一緒だ。
場所こそちがえ、また各々別の肉体を持っているにせよ、
これほど僕は自分以外の他者との身近な結合を感じたことはない。
生まれてはじめての恋愛で、生まれてはじめての他者との合一である。
恵子、お前はもう僕の中に住んでいる。
僕は今ペンをとっているのだが、僕は君の力と、激励と・・・・・・
いや、君がペンをなだらかに走らせてくれているような、
僕は今、生まれてはじめて、愛の偉大さと、尊さと、美しさに打たれている。     >

感動しました。わたしは、ヨカナーンと暮らすことはまずないでしょうけれど、
ヨカナーンもこう思ってくれているのだろうかと、一人反芻していたのです。
純粋な魂をもつ者にしかわからない男女の愛というのは何て美しいのだろう。
穣様もわたしのヨカナーンも自分の責任のもてる範囲で女性を愛そうと自制している姿、けなげさ、
男性の力強さ、懐深さ。なんて清らかで美しい珠宝のような想いだろう。
愛の信者。美しい奴隷。魂の伴侶。心に清らかな涙が流れました。

当時、穣様は評論家志望で英語の講師をされていました。
それでたくさんの書物を読まれていたのですが、その中にロレンスの引用がありました。
「愛=生命=力
弱いからこそ、行動(力)するのであり、」
すごくわかりました。
弱いから今というときを静観することができない気持ち。
自分の中に歯車があって、それがガラガラ音を立てて止むことがない気持ち。
音を気にしなくてもいいように何か事を起こさないといけない。突っ走らないといけない。
卒業アルバムなんて陳腐なものにこだわっていたら先へ進めない。陳腐な人間になってしまう。
全部かなぐり捨てるのよ。古いものは全部!
古いものなんて何の意味もないのよ。価値あるものは今、目の前にあるものだけ。すべて。
これが弱い人間の行動パターンだと思います。

すべてを捨てて、残ったものが珠宝だったという人はしあわせな人。
ヨカナーンがしあわせであってくれたらうれしいです。
わたしには、自分の生きたい人生と生きなければいけない人生があるから、
その中でもヨカナーンがしあわせを感じてくれたら、それ以上何も望むことはありません。



著者の恵子様の歌は、あまりに健全で人格の類いまれさに溢れているので、
今のわたしにはまぶしいです。
今は、歌意をほとんど理解できませんが、いつか理解できるようになると信じたいです。

 5月19日金曜日 今日のアクセスは、1217でした(*^^*)
ウレピッピ〜♪

毎日巡回表のサイトをタイトル名リンクに変えました。
そのほうがサイトの雰囲気が伝わってきますものね(笑)

不思議に思うこと。
わたしのお友だちホームページのkumyさんの日記「あっちょんぷりけ」が
なぜか毎日アクセス低いんです。
わたしは、すごく正直なかわいい乙女日記という印象をもってるんですが。
言葉のかわいさが好き。生真面目なかわいさが好き。


今日は書くことがないので、掲示板の返答を載せておきます。

「船の上で生まれ、一生を海の上でくらした猫がいる
いや、わりといるんだよ、そんな猫が 」 (タバスコさんの日記より抜粋)
そっか〜コップの中の人生もそれはそれで全てだから、いいかもしれないね(^_^)
中途半端に広い世界を知って、やっかんで苦しむより。
                                        >

 5月18日木曜日 今日、某サイトの管理人の顔写真を見て、胸が悪くなった。
顔立ちがどうというわけではなく、醜悪すぎるんです。
たぶん、性格の悪さが顔に出てるんだと思います。ちなみに、管理人は男性です。


ランクを上げたくてやってるわけではないのですが、
今日の「ReadMe!」ランキングは、30位でした。1164カウント。
素直にうれしいです(笑)
今までもアングラ系や煽り掲示板にたくさん書かれて来ましたが、
ここまでアクセスが増えることはありませんでした。
自分の書きたいことだけを書くと決めたら、アクセスが驚異的に上がるというのも皮肉なものですね。
人生そのものかも。

自分の日記の中で一番好きな日記は?と聞かれれば、
好きな日記は数ありますが、やはりわたしのヨカナーンの名前の出典元である
戯曲『サロメ』を書いた平成十二年三月十一日の日記が一番好きです。

何度も同じ歌詞を掲載するのは嫌味ですが、
毎日ヨカナーンのことを想いながら聴いている曲を載せておきます。



Close your eyes
Give me your hand,darling
胸が熱いの
気がついて
感じてる
夢見るような
不思議な魔法だわ

強く抱かれると darling
時を忘れて
溶けていく
あなたの愛
妖しいほどに
ときめく魔法だわ

Darling・・・
二人の体が
そっと重なり
一つになる
I don't want to lose
This feeling

Darling・・・
息もつけぬほど
燃えるくちづけ
求めあうの
I don't want to lose
This feeling

(松田聖子のアルバムより)



 5月17日水曜日 とうとうアクセスが一日千を越えました。
「ReadMe!」ランキングでは、1107とありました。
カウント十万を突破した記念日でもあり、うれしいものですね(^_^)
また「猿人日記」のほうで、どこぞの奇特な方が投票してくだすったようです。ありがとうございます(笑)
ああ、単純なわたし(笑)

掲示板にたくさんの苦言、ご忠告をいただきまして、ありがとうございます。
カウント十万というのは、いろいろな意味で区切りの十万でした。
テキスト系アイドル(?笑)として二年近くやってまいりましたが、
やはり頭打ちになっているのだと思います。
わたしは中学生の頃から日記をつけているような人間ですから、
書きたいことは今でも山ほどあるのですが、
もう人の顔色をうかがうような書き方はできないですね。
アイドル卒業の時期に近づいてるんだと思います。年齢的にもそうでしょう。来月で二十四ですからね。
もういい子ぶった発言は、したくないです。
今までもぶった発言はしていないつもりですが、
これを言うと評判を落とすだろうとか、これを言うと角が立つ、といった配慮はしないつもりです。

ここは個人のホームページで、お金をもらって運営しているわけではないので、
ここのテキストを見て少しでも不快に感じたら、
ビジュアル系アイドルの方へ行かれることをお勧めします。
ビジュアル系アイドルなら、タメ口を使ったりはしないだろうし、誰の顔が悪いとかは書かないと思います。

わたしは自分のことを神様が認める正しい人間だと思っていますが、
でも、きれいなことばっかりの人間ではありません。当然、汚い感情だってあります。
神様が認める正しい人間とは、人の悪口を書くにしても、
書いて当然の事柄しか書かないという意味です。
今までも、自分と何らかの関わりがあった人の悪口しか書いたことはありません。
一年一ケ月某掲示板でわたしを中傷し続けた男性、
長期にわたりわたしに嫌な思いをさせたメールフレンド、icqなどでナンパしてきた男性、等です。
あと、自分と何の関わりもないのに、テレビに出てくる有名人の悪口は書いたことがあります。
それは致し方ないでしょう。

これからは、そのときの心情そのままを映していくつもりです。
ですから、そのときの心情によって文学あり、毒舌あり、笑いあり、恋愛あり、性愛ありになります。
どれも好きですが、一番好きなのは、やはり文学ですね。わたしの唯一の存在理由ですから。


掲示板にたくさんの苦言、ご忠告があったことで、
わたしのヨカナーンをものすごく心配させてしまったようです。
今日はヨカナーンからメールが二通届いていました。ごめんね。ヨカナーン。
ヨカナーンがいるから全然つらくないよ。ぜんぜん。
これからは、自分の書きたいことだけ書いていけるもの。
今年の七月でホームページ開設二周年になるけど、ヨカナーンと新たなスタートが切れるなんて、
なんという素晴らしいことだろう。

わたしの未来にどんなつらいことが襲いかかろうとも、
ヨカナーンがいれば瑠璃色のきらめきを失うことはないだろう。
わたしたちを繋ぐものは心。心しか繋ぐものはない。
でも、それはわたしが喉から手が出るほどほしかったもの。
子どもの頃から欲し続けてきたもの。
それをくれるなら相手は、男でも女でもよかった。老人でも子どもでもよかった。誰でもよかった。
ヨカナーンは心をくれる人。魂の伴侶。

馬鹿なわたし。
わたしの頬に涙が伝いました。わたしは何度、涙を流したことだろう。


わたしの大好きなホームページの日記に、メール送信ボタンが設置されている日記があるんです。
そこのボタンから送ったメールを載せておきます。

☆☆☆☆☆

「私が今、意味があると思っているものは、すべて無理やりその意味を見出したものであって、
最初から意味があるものなんて何もないのです。」 (瑞希Mizukiさんの「 A Pretty Lady」 より抜粋)

わたしもそうです。
トラウマが下から良心とヒューマニズムを持ち上げているだけです。
ほんとうはどうでもいいと思ってる。他人、全てのものはどうでもいいと思ってる。
わたしが真の意味で安らげる場所は、
自分と他者の区別のなくなる世界、たとえるなら母親の羊水のなかだけ。と思う。

 5月16日火曜日 過去のネット恋人、雪緒さんのこと。

トラウマによる恋は、やはり恋ではなかったんですよね。
初めから恋ではないような気がしてましたが、希望的観測で恋と錯覚しました。

基本的にわたしは年上の男性には冷たいです。
雪緒さんには特別にやさしくしてきました。
彼がわたしと同じトラウマを背負っているし、彼も鬱病ですから。
彼に最初にもらった言葉「さとこさんをお守りします」が
まるっきりの嘘であることに気づくのにそう時間はかかりませんでした。
彼は一方的に甘えてくるだけでした。母親を慕うように。
わたしは他人にたいして特別なことはしてあげれないから、
わたしのために何もしてくれなくてもいいけれど、
わたしを不安にさせることだけはしてもらいたくなかったですね。
度重なる荒らし騒動で、雪緒さんが取った行動というのは、わたしを不安におとしめ続けただけ。
彼への気持ちが冷めた原因です。

わたしは、彼も鬱病であるから自分さえ我慢すればいいんだと、ずっと忍んできました。
でも、そういった生産的でないことは、いづれ破綻するようにできているんでしょうね。
わたしがヨカナーンへの清浄な愛に気づいたことで、加速度的に雪緒さんへの想いは冷め、
もうどうしようもなくなっていったのです。
わたしの行為は、結果としての裏切りになると思います。
けれど、結果としての裏切りをいうなら、
雪緒さんの「さとこさんをお守りします」も結果としての裏切りになると思います。
事実は、まったく逆だったのですから。

雪緒さんは、わたしを恨んでいるようです。
一生わたしを呪い続けるそうです。仕方ないです。
男と女にきれいな別れ方はありません。
けれども、始まりがあれほどまでに美しかった二人であるだけに、
こんな形で収拾してしまったことは言葉には表現しようのない残念さがあり、
自分の思慮の浅はかさを悔いる気持ちもなきにしもあらずです。

わたしは年上の恋人に一方的に甘えられるのは苦痛なんです。
ですから、雪緒さんには向いていない女性でした。
わたしにとって年上の恋人は、守ってくれる存在でないとならないのです。
雪緒さんにふさわしい女性が現れてくれることを切に願います。
しあわせになってほしいです。しあわせになってください。


★過去のネット恋人、雪緒さんからのメール★最後のメール

最後のメール

さとこ様へ

このメールをさとこさんへ送る最後のメールと致します。
尚、このメールへの返事は不要です。

皮肉にもさとこさんとのことが終わってしまって初めて、さとこさんが夢に出てきました。
さとこさんらしき女性ではなく、完全にさとこさんでした。

僕は出勤前の僅かな時間を利用して、さとこさんと近所の喫茶店で待ち合わせをしていました。
こともあろうに、僕は5分程遅刻してしまいました。
さとこさんは少し不機嫌な素振りを見せましたが、僕たちは一緒に朝食を取りました。
出勤前ということで、間もなく僕は会社に行かなければならない時間になりました。
僕たちは一緒にバスに乗りましたが、
走り出すとそれが反対方向へ行くバスであるということが分かりました。
僕たちはすぐ次のバス停で降りましたが、もう時間がなくタクシーに乗ることにしました。
僕が捕まえたタクシーは何故かロンドンの黒塗りタクシーでした。
さとこさんは「こんなところにロンドンタクシーが走っている筈がない。危険だから止めよう。」と言いました。
それでも白人の運転手が人の良さそうな顔をしていたこともあり、
僕たちはそのタクシーに乗ることにしました。
念の為、お金は小分けにしてしまっておくように僕はさとこさんに言いました。
タクシーが走り出すとすぐに目覚まし時計がなり、夢は終わりました。
目覚まし時計が恨めしく思えました。もう少しさとこさんと一緒にいたかった。。。
ただこれだけの夢でしたが、随所に僕の深層心理が表れているように思えました。


僕の今の心境に近い歌を思い出しました。
George Michaelの‘Kissing a fool’を紹介します。

You are far,
When I could have been your star,
You listened to people,
Who scared you to death, and from my heart,
Strange that you were strong enough,
To even make a start,
But you'll never find peace of mind,
Till you listen to your heart,

People,
You can never change they feel,
Better let them do just what they will,
For they will,
If you let them steal your heart from you,
People,
Will always make a lover feel a fool,
But you knew I loved you,
We could have shown them all,
We should have seen love through,

Fooled me with the tears in your eyes,
Covered me with kisses and lies,
So goodbye,
But please don't take my heart,

You are far,
I'm never gonna be be your star,
I'll pick up the pieces and mend my heart,
Maybe I'll be strong enough,
I don't know where to start,
But I'll never find peace of mind,
While listen to my heart,



But remember this,
Every other kiss,
That you ever give long as we both live,
When you need the hand of another man,
One you really can surrender with,
I will wait for you like I always do,
There's something there,
That can't compare with any other,

You are far,
When I could have been your star,
You listened to people,
Who scared you to death, and from my heart,
Strange that I was wrong enough,
To think you'd love me too,
I guess you were kissing a fool,
You must have been kissing fool.


ありがとう。いつまでも愛しています。

さようなら・・・

                                   雪緒
                                               >



※英文訳>
お前は遠くへ行っちまった。俺がお前のスターになろうとしていた時に、
お前は人々にこう尋ねたのさ。
「誰か死んだかしら? 私の心から誰か居なくなったの?」
あんたは強がってたのさ。お互い、これからって時だったのに。
だけど、お前の心に安らぎはこないだろう。自分の胸に訊くまで。

お前は絶対に他人の印象を変える事は出来ない。彼らの好きにさせる事さ。
それが彼らの望むところなら。。
もし、お前が他人に心を奪わせられるなら、常に人々は「恋人」という物の愚かさを
感じるだろ。
でも俺が愛している事をお前は知った。
俺達は何もかも曝け出せたはずさ。俺達はもっと愛を見つめるべきだった。

お前は目に涙を浮かべて俺を騙した。キスと嘘で俺を抱いた。
もう、これっきりさよなら。だから、どうか俺の心を奪わないでくれ。

お前はもう遠くへ行っちまった。俺はもう二度と、ああ、二度とお前のスターに
なれっこねェ!
俺は、こなごなに砕け散った心のカケラを拾い集めるだろうさ。
たぶん、強くはなれるだろうよ。でも、どこから始めりゃいいんだ?
俺の魂の叫びを聞いてくれるまで、俺の心に安息は無いんだ!

だけど、これだけは忘れるな。よそよそしいキスをする度に。
俺達がそれぞれ生きる間、この事は尾を引くということ。
お前が他の男の手を必要とする時が、お前の本当の負けだという事を。
俺は、お前を待ちつづける。
常にそうありつづける。他のどんな事だろうと及びもつかない。それっきゃないのさ。

お前は遠くへ行っちまった。
俺がお前の心の星であろうとしていた頃、
お前は人にこう尋ねた。
「誰があなたを死ぬほど恐れさせるというの?」

お前を恐がらせるほど俺が間違っていたなんて妙なことさ。
お前が俺を愛するであろうと思うのと同じくらい。

お前はバカな男にキスをしていたのさ。
いまでもバカ野郎に口付けしつづけてるに違いない。
                                 by nature


 5月15日月曜日 今月六日の日記に書いた、日記登録サイト「ReadMe!」を批評するサイトについての続報ですが。

ここの批評が気に入らなければ、ここに対抗する批評サイトを作ってください、と
いうようなことが書かれていたと思いますが、
正直言って、ばっかじゃないのと思った。
「ReadMe!」日記の大半は、くっだらない愚にも付かない代物ぞろいなのに、
なんでそんな疲れることしないといけないの。
わざわざ批評するサイトを立ち上げるクレイジーな人間なんてめったにいないよ。
みんなそこまで暇じゃない。

玉石混交のはきだめから、
真にすぐれたものを見つけるのが批評家の責務であるのに、それをすることもなく、
玉のほうを素通りした批評しかしていない。
批評家としての素養もなければ鑑識眼もない。まして美的センスもない。
よくそれで批評家をきどってるよ。
そんな人間がこの世に存在することじたい、何かの間違いのような気がする。

でも、それが現実なんでしょうね。
どんな哲学的価値のあるいいことを書いたとしても、
半分くらいの人間にはそれを受信する能力はないから、
「つまんない女の書いた吐露日記」ていどに映るんでしょうね。
わたしは人を楽しませることを楽しいと感じる人間ですので、今までは楽しい日記を心がけて来ましたが、
批評サイト事件があってから、そういったことが馬鹿らしく感じるようになりました。
何を書いたって、半分くらいの人間は低水準の知性しか有していないから、
半分くらいの人間には伝わらないんです。無駄なんです。
当然です。ただ生きているというだけのプライドだけの人間に伝わるはずがありません。
伝わってほしいと願う方がおかしいような気がしてきました。

日記とは、流れゆく心情を映す鏡であるから、
流れゆくものを映したからといって、それがわたしの人間性になるわけがない。
ささくれている時に、人目を気にして無理に楽しい日記を書くほうが、
神の、み心を汚す行為のように思えてきました。
わたしが間違いの多い人間であることは疑いのない事実ですが、わたしの心の正しさは
神がじゅうじゅうご承知なのです。
また、心の正しさといったものは、神が知っていればそれでじゅうぶんなのです。

これからは自分と同レベルくらいの、
実存哲学を紐解いたことのある人間たち等を対象にして書いていこうと思います。
ほんっと、低水準の人間て多いですね。あきれるくらい。
よくそんな低い水準で生きているよ。臆面もなく。
その場その場で自分に都合のいい解釈をして、問題をやり過ごしてきたんでしょうね。(笑)

 5月14日日曜日 今日は書くことがないので、
先月二十一日の日記に書いた、ヨカナーンからのメールにたいするわたしの返信を載せておきます。
本人承諾以外の部分も掲載しています。わたしは単純に好きな人を自慢したいだけなんですけれど。
ごめんなさい。ヨカナーン。


☆☆☆☆☆

わたしのヨカナーンへ

日記ばればれだったらごめんね。
わたしはいつもYokさん(ヨカナーンの仮称)のこと想ってるよ。朝から晩まで。
Yokさんの隣にいる。一生そう。

日記にさよならを書いたり、さよならのポエムを書いたりするのは、
自分に言い聞かせるため。自分にけじめつけるため。
「追いかけてはダメ」て。
悲しいけど、Yokさんは普通の女性とお見合い結婚してもらうのが
ベストだと思う。
Yokさんは年上の健康な女性があってるような気がする。
Yokさんがしあわせになれるような気がする。

>君って臍曲げたら聞く耳もたんところあるでしょ。

そうです。M氏も「手が着けられないときある」と困ってました。

>やっぱりさとこじゃなきゃだめ。
>いまさらを承知で引止めに掛かる。
>やっぱりさとこじゃなきゃだめ。
>おねがい。もどって。
>敗者復活があるとおもうから、
>恥をしのんで
>だめもとでメールしてる。

・・(中略)・・

>真剣になやんでるのよ。

・・(中略)・・

そんなことがあったんですね。
Yokさんてクールだから、わたしのことなんて
若い女性だから懸命になってくれてるんだと勘違いしました。
ごめんなさい。
Yokさんが心変わりする可能性あるから、だからこの前
「人の気持ちはわからない。さとこにポイされるかも」て
平気でそんな無神経なことが言えるんだと勘違いしたの。
ごめんなさい。

・・(中略)・・

Yokさんに危ない橋なんて渡ってもらいたくない。
今のままでじゅうぶんですよ。
Yokさんは現実的な選択をしてほしいです。

>一番かわいそうなのは、私とかりそめの結婚をする女性だと思うよ。
>真実を知ったらどう思うだろう。私の心の中に彼女はいないんだよ。

人生は、おうおうにしてそういうものだと思います。
わたしの母もそうでした。
愛する人と結婚相手は違うようです。

>はっきり言って、4月15日の日記めちゃきつかったですよ。

>「猶予期間としてつきあうというのは、本人にその気がなくても周りから見たら
>“H目的でつきあってるのと変わらない”ということになります。
>わたしには、中途半端な愛など必要ありません」

>17日の「中途半端な人間は何をやってもうまくいきませんね」と
>いうのは駄目押しの一撃だったよ。
>そりゃ不安になります。めっちゃ不安になった。
>だから、大丈夫?ってあなたに聞いたんだ。
>現在の私の経済力は、M氏に勝てないもん。
>びっくりしたさ。いきなりハードルをあげてくるんだもん。
>「首くくって死んでください」とか「同じ年以上の男性に指一本動かさない」って
>いうんだもん。おねがいだから、Yokさんは特別だから心配しないでって言って。

Yokさんのこと書いたんじゃないよ。
世間に五万といる男性たちのことを書いたの。
Yokさんと一緒に暮らせたらしあわせだと思うよ。
でも、わたしは野心家ですよ。やくざな女ですよ。ごめんなさい。
こうやってメール書いててもM氏からもし「よりを戻したい」て
電話あれば、飛んでいくかもわたし。
二番手のM氏が現れたら、その日のうちに寝るかも。
わたしは、そんなすれすれのところで生きてる女ですよ。

Yokさん、いろいろ案を練ってくれてありがとう。
気持ちだけもらっとくよ。
ここまで心の不具の女も珍しいよ。ここまで想ってくれる人を
袖にするんだから。

>私の両親が勝手に結婚相談所に申し込んでしまったんですよ。
>まだ書類が出来てないから、正式な入会っていうか
>ずるずると引き延ばしている。

乗りかかった船でお見合いしてください。
新しい未来はあるはず。
誰と結婚したってわたしの気持ちは変わりません。
永遠に愛しています。
                聡子



☆☆☆その次に送ったメール

わたしのヨカナーンへ

>私は糸の切れた凧ですよ。かなり参っている。

わたしのせいね。ごめんなさい。
Yokさんが悲しむとわたしも悲しいよ。つらいよ。悲しまないで。
こんなに好きなのに。

>どうでもよけりゃ、最初から最後まで事務的な返事で突っぱねますよ。
>あたし好き?って感じで来たから、
>鬼の首を取った様に好きになったんだよ。

Yokさんがクールだから、突き放すようなものの言い方するから、
わたしの一人相撲だったんだって誤解したの。ごめんね。
YokさんがクールていうのもYokさんが頭良すぎるからと思うよ。
相手がアホに見えるんだと思う。
同い年の女性とはつきあえない性格してるよ。

Yokさんに傷つけられることあってもYokさんだから許すよ。
特別に喩えようもないほど好きだから。

>男の気持ちとしては、それめちゃめちゃハガいです。
>男のプライドを散々傷つけられたというか、
>今までにない歴史的な大敗北を喫したわけです。
>仇を討ちたいって、出来れば、M氏のポジションに取って代わりたい気分もある。
>他の男に渡したくないって気持ちもある。
>まぁ無理かもしれないけど、神風を願う気持ちはある。

傷つけてごめんなさい。
わたしのこと憎いかもしれないけれど、同じ時を生きる同志と思って
許してください。

>大好き。友達と恋人と、格下げした後の気持ちってどう違うの?
>私は未だにラブラブです。
>一旦、冷静になろうとしたら、禁断症状がもうきつくて。

Yokさんがこの間
「人の気は変わりやすい。さとこにポイされるかも」て
書いたから、Yokさんはわたしをその程度の女と見てたんだ、
あきらめないといけないと思っただけ。
お互いの誤解からこじれたんだから、
わたしたちは今もらぶらぶだよ。

わたしのポエム見てくれたかな?
朝から晩までYokさんのこと考えてるから、
自然にポエムが浮かんできたの。
わたしのほうがYokさんに捨てられたくないと必死だよ。
この間、Yokさんに捨てられる前に身を引こうとしたの。
捨てられて死ぬほど傷つきたくないから。
Yokさんに捨てられたら、わたしはまた母親に捨てられることに
なるからね。わたしは精神のバランスを保てなくなる。

>気持ちの切り替えがかなり大変です。
>二股かけるほど器用な性格じゃないから。
>今の気持ちを端的に表せば、壁にはったポスターに見初められたって気分。
>こちらがどう角度を変えようと目線が追ってくる。その切実さがたまらなく好きっていうか。
>ケジメをつけるとか、気持ちを冷ますとかできなくて。

気持ちを冷まさないで。わたしもこんなに好きだもの。

しつこいけど、気をつけて行ってらっしゃーい!
                        聡子

 5月13日土曜日 わたしのネットの知り合いの女性が、日記のCGIをレンタルするサーバーに移転したようです。
そこのサーバーに「人気投票ランキング」というのがあるのですが、
面白い日記が見つかるかもしれないと見てみると、
ランキング上位に「X指定」のものがいくつかありました。
「どんな面白いエロが見れるだろう〜♪」と喜び勇んで行くと、
つまんねぇ〜(涙)
どこがエロだー

ネットで「愛のオアシス」を越える面白いエロ日記を見たことがありません。
面白いと言うと失礼ですね。はい、ごめんなさい。(汗々)
「愛のオアシス」は、先ほど書いたネットの知り合いの女性の日記です。

わたしとこもX指定にしているので、人のことは言えないんですけどね。
たまーに性描写が出てきますから、クレーム除けに「X指定」してます(笑)

 5月12日金曜日 今日は下ネタです。読まなくていいですよ(笑)

初恋の人ひで君は、Hの最中わたしをいじめるのが好きでした。(>_<)
前にも書きましたが、自分の仕事がうまくいかないと殴るようにという感じでした。
結合部分を見つめながら、卑猥な顔つきで
「今、繋がってるよ」とか「最後まで納まってるよ」とか言いました。(>_<)

そんなことを思い出してどうなるんだろう(笑)
日記に書くな〜〜



★過去のネット恋人、雪緒さんからのメール★だいぶ前に届いたぶん

ヘビーな夢 Vol.2

大切なさとこさんへ

S・・さん悪者じゃなかったのですね。
心のわだかまりが一つ消えました。
それにしても、そんなシナリオを描いてまで人をおとしめようとする輩もある意味凄いですね。
まあ僕にも思い浮かんだぐらいですから、大したシナリオでもないかもしれませんが。。。

さとこさんの留守中、二日続けておかしな夢を見ました。
一つは夢の中になんと‘ひろりん’が登場しました。(笑)
もしかしたら読んだかもしれませんが、‘なかよし掲示板’への書き込みを添付します。

[24] 夢にひろりんが・・・ 投稿者:雪緒 2000/04/08(Sat) 12:09:58 [返信]

出演依頼もしていないのに、夢にひろりんが登場しました。(笑)
ひろりんが結婚することになって、HPで披露パーティー開催の案内が出たのです。
通常オフ会なるものには参加する気のない僕ですが、夢の中ではひろりんの結婚式に出かけました。
僕が会場に到着するとひろりんはすぐに握手を求めてきました。
「俺が誰か分かるの?」と尋ねると
 「雪緒さんでしょ?雰囲気で分かります。」と言われました。(爆)
ひろりんの顔ははっきりとは分からないので、
夢のなかでもぼやけていましたが、ちょっと小生意気な雰囲気でした。(失礼・・・)
一体、何の暗示だったのでしょうか?

--------------------------------------------------------------------------------
・・(略)・・

文章から受ける僕のイメージと、実際の僕の雰囲気は違うだろうに。。。
目が醒めてから思わず笑ってしまいました。
・・(略)・・

もう一つは、また少しヘビーな夢でした。
きっかけは何だったか思い出せませんが、夢の中である少年と知り合いになりました。
一緒にレストランで食事をしましたが、なかなか利発そうな子で話を聞いていても感心するばかりでした。
好感の持てる少年でもありました。
話題はいつしか、(夢の中で)頻繁に発生している中学生連続殺人事件になりました。
殺されたのは皆、彼と同じ中学校に通う生徒だということでしたが、
彼の話からは同情らしきものは感じられませんでした。
暫くすると彼はトイレに立ちましたが、椅子の上になにやら手帳らしきものを忘れていきました。
身体障害者手帳でした。僕は何の気なしにその手帳の中を見ました。
最初のページには彼の名前が‘オオ ユウ’とカタカナで書かれていました。
純血の日本人ではないようです。
そして手帳の中を順に見ていくと、衝撃的なことが書かれていました。
連続殺人事件の犯人は彼だったのです。。。
彼は長年いじめにあっていたようで、その報復殺人だったようです。
僕は知ってしまったその事実をどうすべきか悩みました。夢の中でしたがかなり本気で悩んでいました。
ふと顔を上げると、手帳を読む僕の姿を彼が見つめていました。
そしてここで目が醒めました。。。

かなり後味の悪い夢でしたが、この夢も何の意味があるのかさっぱり分かりませんでした。
‘ユウ’というのは僕の名前ですから、この彼は僕のなんらかの分身かもしれません。

僕はいわゆる集団的な‘いじめ’にあったことはありませんが、
小学2年か3年の頃、ある特定の上級生にだけいじめられたことがあります。
下校途中なんかにばったり会うと必ず何かされるので、いつもびくびくしていた時期がありました。
最初のうちは抵抗もしていたのですが、一度持っていた笛で相手の腕を殴ったことがあって、
その時に逆切れされて髪の毛を一握り抜かれてしまって、それからもう抵抗できなくなってしまいました。
すぐに先生に相談しておけばよかったのだけど、当時は何故か出来なかったのです。
その後、僕がなるべく複数の男友達と下校するように心掛けると奴も手出しできなくなったようで、
いつしか何もされなくなりました。
奴は上級生でしたが、案外奴の方こそいじめられっ子で
下級生の僕に腹いせをしていたのかもしれません。

なんかだらだら話してしまいましたが、この体験は恐らく今回の夢には関係ないものと思われます。
こういう事実があったことすら忘れていましたし、これはトラウマにはなっていないでしょうから。。。

だとするとこの夢は一体?
最近話題になっている、‘5000万円恐喝され続けた少年’の事件の影響もあったのかもしれませんね。
しかし。。。 もう考えるのはよそう。
僕はおかしな夢をよく見るので、時々自分で「頭がおかしいのではないか?」と思うことがあります。
                                      雪緒


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