さあ、レインフォレストの森に吸い込まれよう!
トフィノからHot Springs Coveまで行って帰ってくるルートがこの区域ではもっとも人気が高い。Vargas島、Flores島のどちらの側も漕ぐことが出来る。東岸ルート(内海)は、外洋に慣れていないパドラーや、嵐の時にはすべてのパドラーが通るルートだ。西岸の外洋ルートより長く、どちらかというと面白味は劣る。スタート時に天候が安定しているなら、Hot Springs Coveまでは外洋ルートを取ろう。内海ルートは復路のオプションにしておけばいい。日程は予備日も入れて6日間はほしい。よりみちするところはたくさんあるのだから。
2004年(5/29-6/2) 「ものずき団」 クラクオット・サウンド・ツアー日誌(かごしまカヤックス)
1) Tofino周辺
トフィーノ周辺はボートやフロート・プレーンが多い。潮流、風、浅瀬がパドラーに荒れた海を味合わせる。西岸コースはうねり、大きな波、霧にさらされる。
2) Meares島
Lemmens Inletは、カキ、あさり、カニが多い。島は、鰊(ニシン)やサーモンの産卵場所に囲まれている。OpitsatとKakawistはネイテイヴのコミュニティ。Opitsaはトフィノから水上タクシーがでる。
3) Vargas島
南西岸はスポーツフィッシングのメッカ。トローリングに挑戦しよう!
Ahous Bayはコククジラの餌場。フネのそばで、スプラッシュがあがるかも?
Flores島との中間にあるBartlett島は、休憩に最適。
4) Flores島
手付かずの自然が残る西海岸が素晴らしい。Marktosisから、Rafael
Pointまでは黄金の砂浜が切れ間無く続く。外洋に面しているので、荒れたときは要注意だ。Cowクリークは貴重な水場。多くのパドラーがここで、水をゲットする。Marktosisは、近代的な村で、店で買い足しや補充ができる。
5)Shelter
Inlet
バスキング・シャークがよくライズする。良いキャンプサイトは少ない。
6)Hot
Springs Cove
至福のときをすごせるとっておきの場所。しかし、あまりにも有名になりすぎ。
シーズン中の週末はツアー客で混雑するので、避けた方が良い。
海図No:3640
Clayoquot Sound / 3648 Clayoquot Sound(NW)/ 3649 Clayoquot Sound(SE)
クラクオット・サウンドへのアプローチ
Tofino(トフィノ)に行くにはレンタカー利用が便利。4号ハイウエイをUcluelet-Tofino Junctionを右折。北に突き出た半島の突端にある。North Vancouver Airで、バンクーバーからの直行便もある。ナナイモやビクトリアから水上機をチャーターしてアクセスする方法もある。トフィノは小さな村だが、夏になると、カヤッカーやサーファー、ナチュラリストが集まってくる。
クラクオット・サウンドに関する情報・書籍
「森と海の大地へ」芳地直美/松本茂高(月間Outdoor6月号2001年・山と渓谷社)
「バンクーバー島一周」辻井隆行(SEAkayakerNo4
2000年・えい出版社)
「カナダ西部/地球の歩き方」ダイヤモンド社
「Sea Kayaking
Canada's West Coast」
Jhon Ince & Hedi Kottner (Raxas Books)$18.50
日本からのツアー
(株)ワイルド・ナビゲーション
トフィノのアウトフィッター
かごしまカヤックス
冒険家で、もの好き団団長の野元尚巳氏が5月後半から6月後半にシーカヤックツアーを開催(2003年、2004年)。カニ、巨大アサリ、魚食いまくりツアーが楽しい。
2005年も開催濃厚。スケジュールを要チェック!
2004年は9日間のツアー出発日は
9/18。ダン・ルイス氏も同行。
e-mail: travel@wild-navi.co.jp
伝説的シーカヤッカーのダン・ルイス氏が、パートナーのボニーと共に設立。
エコツーリングからアドバンスド講習まで幅広く行っています。
Friends of Clayoquot
クラクオットの宝、レインフォレストの原生林を伐採から守ろうとするWebです。