イリオモテ島旅日記１

夜、石垣島に降り立った。
まっくらでよくわからんかったから、民宿に泊ることにする。
空港から、電話をかけると、受話器からは

「あんた、どこー？空港？そー、タクシーのって、きなさい」

という、おばあさんの声。
ＧＷで他の宿はいっぱいなので、ありがたく、向かうことにした。
部屋にあがると、化粧してオシャレしたおばあちゃんが

「食事しなさい」

と言うので、ご飯を食べた。
明日はどこいくのかと聞かれたので、決めてないと答えた。
すると、元気カラフルおばあちゃんは、

「キャンプする？なら、カビラ（川平）にいきなさい！」

「島を周る？遠くの島から、まわってきなさい！ 」

「明日８時のフェリーに乗りなさい。送っていってあげるからー、そうしなさい」

と、次々しなさい攻撃をかけてきた。

旅の疲れもあり、クラクラした頭がさらにクラクラしたので、うん、うん肯く。

「明日、早いから、もう寝なさい」

と、言われたので、寝た。素直なのがオイラの取り柄だ。