ネパール カリ・ガンダキ川

ダウラギリとアンナプルナ。二つのヒマールから水を集め女神カリが荒れ狂う。
荒ぶる瀬。のどかな光景。ネパーリの人々の素朴さとふれあう旅。

カリ・ガンダキ川

行動日 】 1996/4/28,29,30,5/1
【 場 所 】 ネパール/カリ・ガンダキ川
【 コース 】 Nya Pul→Rainaignat
【漕行距離】 57miles(92km)
【 時 間 】 4/29 4H 晴れ
【 天 候 】 4/30 7H  曇り時々晴れ
5/1 7H  晴れ時々曇りのちスコール
5/2 4H  曇り時々晴れ
【 水 量 】 壮絶(5月後半雨季からはさらに増加する)


カリ・ガンダキの語源は「女神のカリ」。なんかちょっといやらしい。
水源は8000m級のヒマラヤ主稜線のさらに奥、チベット周辺山脈のタコーラ地方。
最近になってようやく開放された秘境ムスタン王国に源を発する。


そこから8091mの標高でそそり立つアンナプルナと標高8167mのダウラギリの巨人達(ジャイアンツ)の谷間を流れ下っていく川である。アンナプルナとダウラギリ、この二つのジャイアンツの頂の間は直線距離でたったの35kmしかない。
カリ・ガンダキ川沿いの部落がわずか1200mであることを考えれば、8000m峰からカリ・ガンダキへと切れ込んだ谷底の息を呑むような深さを実感できるだろう。
ヒマラヤに降る大量の雪は想像を絶する年月を経て大きな氷河を形成する。 アンナプルナ、ダウラギリの二つのヒマールの形成する氷河から溶け出した大量の水が、女神カリへと注ぎ込み、ワイルドウオーターとなって荒れ狂う。水量と流れのパワーは推して知るべし。 女神カリはナラヤンガート付近で首都カトマンドウから流れてくるトリスリ川と合流し、インドに入って母なるガンガーへと注ぐ。
今回、下る区間は商業ラフトツアーコースのNaya Pulから Rainaig-natまでの92km。出発地点からゴールまでは車が走る道路はないので、搬送などを考えると自然、この区間にツアーは限定される。コースの間にはクラス4〜4+が数箇所。
クラス3は頻繁に現れるので、ある程度の経験が必要となる。
やってきた子供たち

谷あいの素朴な村や、遺跡などみどころもたくさん。 ネパールならではの旅行情緒も堪能できます。

カリ・ガンダキ挑戦日記


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