東松島へ

ミツバチ号発進!


前日、テントやシュラフをパッキングしていたら、 会社の友人、まっちゃんから、電話が入った。

「たいちょお、僕もボランティア行こうと思って、
 webで探していたんですけど、どこも県外からの
 受け入れをしていないところがほとんどで、、、
   たいちょおは、どこで、ボランティアするんですか」

GWの2日間は、娘二人と、まっちゃんをはじめとした 会社友人や若手たちとたき火を囲むキャンプをした。

そこで、ボランティアに行くこと伝えてあったのだ。

今回、友人たちには、ボランティアに行こうよとは、 誘わなかった。

誘われて行くのはボランティアとは正反対だ。

アウトドアで遊んでいる友人たちや、社会人なりたての 若者たちには、良い体験にきっとなる。

彼らが、いっしょに行きたいと 自分から言いだしてくれたら、いいなっと思っていた。

だから、出発前夜の、 まっちゃんからの申し出は本当に嬉しかった。

「それなら、オイラといっしょにいけばいいよ。
 モンベルがやっているアウトドア義援隊でやろう。
 東松島でキャンプしながら、ボランティアできるよ」

まっちゃんの愛車「ミツバチ号」も出動可能とのこと。 スマートというちゃっちゃなちっちゃなドイツ生まれの 軽自動車は、燃費20km/hは、楽に越えるという。

ますますいいぞ。

カヌー仲間の特使(やちゅさん)から、ボランティアしているとの 携帯メールを受けた。なんと東松島市のボランティアセンターで やっているという。モンベルのベースから4kmしか離れていない。

球磨川でラフティングガイドをやっているタカタカも、仕事で 出張している仙台から、休日を利用して石巻へボランティアを やりはじめたいて、mixiを通したツイッターから様子が届いていた。

元渋谷区区議のAさん夫妻が、放送大学のボランティアで 女川、石巻と東松島に行くという。

行動を決めて動き始めれば、いろいろなことが繋がっていくから不思議だ。

次女のケイトにハッピーバスデーを歌ってから、幼稚園バスを 見送り、やってきたミツバチ号の小さなラゲッジスペースに キャンプ道具を乗せ東北道を北上。

幸い渋滞もなく昼食休憩を含めて7時間で 東松島市矢本にある鷹来の森運動公園に到着し、テントを建てた。

既に3日間も働いて疲労の見えはじめた、特使が、東松島市の ボランティアセンターからやってきくれて合流。

A夫妻がボランティアを終え、女川から宿泊地の松島に向かっている との知らせを受けたので、皆さまの慰労をかねて、松島で合流し、 飲みましょうということになった。

特使の車で3人で移動。 往路はキャンプ地到着まで、ずっと内陸を走行していたので、 海沿いの東松島の東名、野蒜地区を通行して、初めて その惨状に絶句した。

松島海岸の利久で牛タンをさかなに、お酒に逃避。 A夫妻が女川から戻るのを待ちながら、 特使からボランティアの作業の様子を聞いた。

松尾芭蕉の句で有名な日本三景の松島は、 島々に守られて、被害は軽微だ。 観光船も操業を開始し、水族館や飲食店も営業を再開。 宮城が元気になるために、まずここから元気になろうとがんばっている。

松島観光+数日ボランティアというのも充分ありだと思う。 サポートする側がリフレッシュしないと笑顔がでない。

A夫妻の宿泊する大観荘は、なんとボランティアパックをやっていて、 通常2万円以上する宿泊費が1泊2食付で、7,000円で宿泊できるという。

お部屋の2次会に招待され、お風呂まで入らせてもらいました。

さー、フルチャージ。明日からいよいよボランティアだ。