泳げ鯉のぼり!

ガレキの海に、泳ぐ鯉のぼり。僕らの希望!


ボランティア作業3日目。

キャンプ村を歩くみんなの顔と名前が一致してきた。 出身、職業、考え方や生き方は違っても、 同じ思いで集結した同士だ。

朝から元気に笑顔であいさつ。 昨日まで作業をして、自宅に戻っていく人。 新しく参加してくる人。 毎日が出会いと別れだ。

昨晩は、モンベルの本部テントで盛り上がっていたが、 石巻を見た後は、気持ちが沈んでいて輪の中に入っていく 元気がなかったが、朝になると復活していた。

朝っていいなー。 きっと僕は単純なんだろう。

さー、村山組の出動だ! 本日はKNさんの床はがし。

棟梁は明日仕事があるというのに、 昼までやって行くと男義全開。

オイラもがんばって、ノルマ達成。 棟梁も現場仕事は久々だったようで、手をみると ハンマーの当たったところが大きくはれていた。

棟梁、とがっちり抱擁。

北九州から飛行機、新幹線、レンタカーで参加されている ミヤザキさんも帰郷へ。

また、あいましょう!

お昼休みはKKさん、KN家のみなさまと膳を囲む。 KKさんの容姿と声が、あまりにも松山千春に似ていたので、 話をふると、モノマネや15歳の時に足寄の千春の家に 行ったことを話してくれた。やっぱりカラオケの十八番も 千春だそうだ。

若い衆をまえに、千春ぶしを披露。 笑顔が素敵でした。

「コチラのみんなも、笑顔になってきてるって、  帰ったら伝えておいてね」

子供の日。

あちらこちらで、小さな可愛い鯉のぼりが、薫風に泳ぐ。

5月の風はいいな。

作業を終了して、近くの東名(とうな)駅に行ってみた。

東名(とうな)駅

ホームから、垂直に脱線した線路に呆然とする。

偶然出会ったケルヒャーの目には涙が見えたので、 声をかけずに、離れた。

まっちゃんと東名地区と、野蒜(のびる)地区を 回る。海に近づくにつれ、被害が甚大になっていく。 撤去の工事車両、自衛隊の災害対策車両、ご遺体捜索チーム が活躍されていた。

邪魔になるので、矢本駅前で無料開放している銭湯へ。 汗と埃を落として、食材を調達してキャンプ場に戻った。

寒いので、まっちゃんと鍋をつくって、飲んだ。 近くに新しいテントが増えて、可愛いちゃぶ台があった。 覗いてみると、エレファントカシマシのボーカルに似た 人が夕食の準備中だったので、誘った。

セトヤマさんという長身の御仁は、コンサート会場の 照明をセッティングする方だった。 そのノリの面白いこと。

塩釜を見てきた元消防団の、アンディと合流。 村田さん、クニちゃんと小宴会。

まっちゃんが5/7に仕事があるため明日の夜には、 キャンプ場をあとにしなければならない。

とりまとめの長谷川さんやスタッフにお礼を言おうと 本部タープに合流した。

僕は、明日の深夜に らには最後の夜なんで、モンベル本部テントに合流。 みんが合流して、少しにぎやかになった。

だけど、明日も仕事。遅くならないうちに解散するのが スバラシー。

さー、明日で最後だけど、今やっている作業を完了させるぞ!