萩・下関

     萩は幕末に明治維新に影響を与えた志士を多く輩出した地です。長州のお殿様
    毛利氏は身分の上下なく若くて優秀な人材を登用したため、吉田松陰、久坂玄瑞
    高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)、伊藤博文、山県有朋などが維新前後で活躍しま
    した。維新を見る前に倒れた志士も多くいますが、維新に影響を与えたのは確実で
    す。関が原の合戦で徳川に敗れ領地を減らされた毛利氏(長州藩)と島津氏(薩摩
    藩)が約270年後に倒幕運動の中心になるといのも因縁じみてて面白いですね。
     下関も歴史が深く、源平の壇ノ浦の合戦、武蔵と小次郎の巌流島の決闘、幕末の
    馬関戦争を経て明治維新へと多くの変革を見てきた土地です。それらにゆかりの深
    い場所を訪れると歴史を感じることができるかもしれません。また下関は若き童謡詩
    人、金子みすずが過ごした場所でもあり、みすずが亡くなった地の近くには顕彰碑
    も建てられています。

仙崎駅のみすず
金子みすずの故郷、仙崎駅の看板です。

みすず通り
仙崎駅前から青海島に向かってのびるみすず通りです。

金子文英堂(金子みすず記念館)
金子みすずの生家跡に金子みすず記念館として建てられました。金子文英堂を再現した建物と奥にみすずの生涯を紹介する記念館となっています。記念館の入り口には「だれの心のなかにもみすずさんはいます。あなたの心のなかのみすずさんに出会ってくださるとうれしいです。」とあります。あなたも仙崎に訪れて、心の中のみすずさんを見つけてみて下さい。

みすずの見た風景
みすずが見た風景。先には青海島が見えます。

旧下関英国領事館
明治39年に建てられた領事館です(英国製赤レンガ使用)。



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