■ NAM 通信 Back Issues 2001年上期 Vol.14 〜 Vol.23
NAM通信のBack Issueを半年毎にまとめて掲載しています。

■ NAM通信 Vol.23 [ 2001/05/22:地雷ZERO] ■

先月、4月30日にTBS系列で「地雷ZERO 21世紀の祈り」という特別番組が放映され、 それより先行して4月25日にイメージソングのCD「ZERO LANDMINE」が 発売されている。

これは、TBSが50周年特別企画として今年行っているキャンペーンで、「ニュース23」のキャスター筑紫哲也の呼びかけに坂本龍一が応え、 今回のイメージソングのプロデュースをした。30日の特別番組の際には、イメージソングの18分に渡る、生演奏、生コーラスも放映されたのである。
CDの収益は全額、地雷除去に活動する英国のNGO「ヘテロー・トラスト」に送られるとのこと。
地雷は、いま現在でも世界68カ国に1億1千個以上のものが埋められていて、22分間に1人の割合で世界のどこかで 罪無き人がいまだ地雷の被害にあわれているそうだ。
埋められている地雷のほとんどが、対人用地雷で、人を殺す目的ではなく、人を傷つけることを目的にしている。殺すよりも傷つけるほうが、 戦力を低下させる最も有力な武器だからだようだ。
対人地雷は安価な武器だけれど、その除去には大変な費用を必要とするのだそう。 われわれが除去作業のNGOに参加できなくても、その費用を工面してあげることは可能ではないか。ということで、 国内外の音楽家達が、サカモトの呼びかけに応えてくれたことで、CDは出来上がったようだ。 私も、遅れ馳せながら、CDを購入しこのところ毎日聞いている。
サカモトの曲で、久々に泣ける曲であった。デヴィッド・シルヴィアンの詞もいい。 曲もとても良い。 とくにコーラス部分。何度も何度も繰り返し聞いている

最近のサカモトの言動から、次世代の子供たちに現代、過去の大人達がつくりあげた「負の遺産」を残してはいけない という強い思いがあるようだ。地雷もしかり、地球温暖化もしかり、日本国内の赤字国債もしかり、不良債権などもしかり。 小子高齢化にともなう、社会福祉の負担増などもしかり。
次世代をになう子供たちに少しでも我々が作り上げてしまった「負の遺産」を少しでもなくしたい。 そんな気持ちに共感してしまう今日このごろである。(親しみと尊敬の念をもって、坂本龍一氏のことを「サカモト」と表記させて いただいています。)



■ NAM通信 Vol.22 [ 2001/05/11:美術展ノススメ その2] ■

尊敬する建築家 安藤忠雄氏監修の展覧会が東京・乃木坂のギャラリー間にて開催されていることを発見してしまいました。 (4月12日から5月26日まで)

「住宅のル・コルビュジェ」展というタイトルで、コルビジェの全プロジェクト模型と家具の展覧会。

東大工学部安藤忠雄研究室で、全32巻の「ル・コルビュジェ財団資料」などから住宅案だけを抜き出し、実際に建設されなかったプロジェクトや スケッチ程度のものも復元、全住宅を二百分の一の縮尺にそろえて模型化したという。(世界で初めて)
安藤氏は、コルビュジェの建築に非常に影響を受けていて、まずはその模写から初めて建築家を独学で志したという経緯があります。 よって、彼のコルビュジェに対する思いは深いものがあると思います。 この模型を見ることから、安藤氏の建築や現代建築との比較などをしてみてみるのも楽しいかもしれません。
詳しくは、ギャラリー間の公式ホームページへ。
ギャラリー間



■ NAM通信 Vol.21 [ 2001/04/19:美術展ノススメ] ■

今年のゴールデン・ウィークは関東ライフを満喫しようと思います。 近場の美術館で現代美術展がめじろおしなので、美術展巡りをしようと思っている展覧会の紹介をしたいと思います。

■「ミニマル マキシマル ミニマルアートとその展開」
千葉市美術館  2001年4月10日(火)―6月3日(日)
一昨年ドイツで好評を博した展覧会「MINIMAL MAXIMAL」。
一昨年以来、欧州数会場で巡回され、今回は日本向けに再構成されたものらしい。 60年代のミニマルアートの作品と、主に90年代に活躍した若手の作家たちの作品が 対峙的に展示される。31作家、38作品で構成される。
ミニマルアートはある種、建築家やプロダクトデザイナー、インテリアデザイナーに少なからぬ影響を 与えていると思います。シンプルなものがお好きな方は、是非一度ご覧あれ。
※4/14-5/27までの土日曜、祝日は川村美術館、千葉市美術館の間を無料連絡バスが運行。

■「ゲルハルト・リヒター 《ATLAS》」
川村記念美術館 2001年3月31日(土)―5月27日(日)
川村記念美術館は、「大日本インキ化学工業株式会社が、その関連グループ会社とともに収集してきた美術品を公開するため、 1990年5月、千葉県佐倉市の郊外に開館した美術館です。」
常設展示のマーク・ロスコルームが私の大のお気に入り。フランク・ステラのコレクションなども圧巻である。
今回の企画展はゲルハルト・リヒターの日本初の本格的個展。
リヒターの作品をまとめて見られることもそうそうないだろうし、 都心から離れているけれども芝生や池などがあって散策したりするのも楽しめる。 晴れた日にピクニック気分でドライブもかねて行ってみられてはいかがでしょう。
※4/14-5/27までの土日曜、祝日は川村美術館、千葉市美術館の間を無料連絡バスが運行。

■「ジョルジュ・ルース展」
東京都庭園美術館 2001年4月7日(土)―6月3日(日)
ジョルジュ・ルースもなかなかコンセプチャルな作品をつくる現代美術作家です。
庭園美術館へもまだ行った事がないので、1933年に建てられたアール・デコ様式の建築と内装を見るのも 楽しみです。カフェが現在改装中(6月上旬再オープン)なのが残念なのだけど。

■「汚名―アルフレッド・ヒッチコックと現代美術」
東京オペラシティアートギャラリー 2001年4月4日(水)―6月17日(日)
アルフレッド・ヒッチコック生誕100周年を記念して1999年にイギリス・オックスフォード近代美術館で開催され、その後世界中を巡回。 ヒッチコック映画から影響を受けたヴィデオや、写真、インスタレーションなどが展示される。 現代美術や映画界のメンバー14人の作品が展示されるとのこと。
ヒッチコックの出身国であるイギリスのキュレーションなので楽しめる構成になっているのではないのでしょうか。

■「グローバル・ヴィジョン−1980年代以降の美術」
東京都現代美術館 2001年 4月28日(土)―6月3日(日)
収蔵作品を中心に1980年代以降の作品を二部構成で展示。
収蔵作品を中心にまとめられた企画展なので、作品の目新しさはないかもしれないが、「グローバル」という切り口でどう構成され、展示されているのかという キュレーションに興味をそそられる。

*****

詳細情報については各会場のオフィシャルサイトをご覧ください。(会場名にリンク貼ってあります)

難解といわれる現代美術ですが、ヒッチコックなんかは映画を見られている方も多々いると思うので、 とっかかりにはお薦めかもしれません。
私自身も、美術展そのものも楽しみですが、カタログ買って併設のカフェでお茶して、庭を散策したり美術館の建築を見ることも 楽しみにしています。何か、自分の興味の持てそうなものを気軽にかじってみるのがお薦めです。



■ NAM通信 Vol.20 [ 2001/04/07:Afternoon Tea20周年] ■

Afternoon Tea(以下、AT)は今年9月で20周年を迎えるということで、店舗、Webなどでも20周年記念企画限定品として、 「20年の月日の中でに印象に残っている商品を21世紀バージョンにして、 毎月月初めに販売(4〜7月)。」これまでの商品の 復刻版などが売りに出されている。

で、私が最近買ったのは「スーベニール・マグカップ」の青、オレンジ、黄色の3色。
以前のものより、21世紀版は色目が鮮やかになったけれど、焼き物のマットな質感は変わりなく。朝の 珈琲、夕方のお三時にホッと一息つくときや、お友達をよんだときにカジュアルな雰囲気でお茶を楽しむときに 使いたい。
ATのATラインシリーズのマグを愛用していて、それからザルツブルグシリーズのマグを使うようになって 10年以上の時が流れた。
ATに初めて行ったのはいつだっただろう?思い出せない。高校時代には阪神百貨店にすでに入っていたような? 大学時代には当時関東住まいだった姉の所に遊びに行くと、AT Tearoomへ連れて行ってくれて アップルパイが美味しいとご馳走してくれたことを今でも覚えている。

AT、キャトル・セゾン、FOB COOPと雑貨屋さんの先がけとなったお店達。20年、30年と続いていくことを願う。
ちなみに私が今までにこの3店で購入したお気に入りの雑貨は。
ATは上述の通り、マグカップやデミタスカップなど。
キャトル・セゾンではソレイユシリーズのカフェオレボウル。
FOBでは、デュラレックスのグラス達。FOBさんでデュラレックスを置くようになったことで、 あっという間にお洒落なグラスの代表になったと思うのだけど。

Afternoon Tea
F.O.B. COOP



■ NAM通信 Vol.19 [ 2001/03/22:無印とユニクロ] ■

無印良品とユニクロ。シンプルさという点で共通するか?
無印は、生活周辺の雑貨、衣料品、寝具、文具、お菓子なども取り扱っていて、 ユニクロはカジュアル衣料品のみ。
無印のコンセプトは「ノーブランド」であるブランド性か?
ユニクロは年齢、性別、国籍、職業、学歴などを超えた、あらゆる人が着る事ができる「カジュアル」の追求。 着る人自身のスタイルとなるような服作りをコンセプトにしている。

無印良品に初めて買い物に行ったのは中学生のときだった。 姉に連れられて、大阪ミナミ、アメリカ村の三角公園そばの無印に行ったのが初めてだった。 中学生ながらに、それまでになかったシンプルなものばかり集めた雑貨屋に、驚いたのである。 ある種のカルチャーショックであった。その当時は、姉にまねてピーナッツチョコを買うのが定番であった。 80年代、カフェバーブームのころである。安藤忠雄のコンクリートむき出しの建築物や、コム・デ・ギャルソンや ヨージ・ヤマモトなどのモノクロトーンの服も流行していたころと記憶する。
ただ、そのくらいから、私自身、着る服も使う物などもモノトーンのシンプルなデザインのものを 好むようになった。
最近、無印でよく買うのが、収納用品。ダンボールBOXや布BOXなど。あと、 子供用衣類も充実してきているようなので、ちょっと興味ありです。

無印で売っているものの値段が安いのか?というと、全てが全て安いとはいいきれない。 量販店で買ったほうが断然安いものなどもある。
ユニクロは、値段は安い。デフレ懸念の発端ともなったといえば…そうかもしれない。 マクドナルドの平日半額といい…。安いお店へと消費者の購買意欲は流れるが、基礎体力のない企業が、 ただ安さだけをまねた場合は採算が合わずに、赤字が出て、デフレ悪循環に陥ってしまうという。 消費社会、資本主義経済の難しいところである。

かという私も、子供を持つと「汚れても気にならないカジュアル服」が以前より必要となり、それも価格が安くて、ダサくないもの。と 考えると、ユニクロが重宝してしまうのである。 昨年末はリバーシブルのベストを購入したがその1枚でとても快適に冬を過ごせた。
あと、ユニクロのスゴイところは、宣伝力だろう。 ユーミンがフリースを着て、テレビに出ていたら、ユーミンファンでなくても、気になってしまう。 CMに大物ミュージシャンや俳優を使い、1980円、2980円で買える服を着せてしまうところが、 一般庶民の購買意欲をかきたてたのだとも思う。

主婦の味方のスーパーとして一人勝ちしてきたダイエーが赤字に悩み、ユニクロを専門店街にいれてでも集客しなければならない現代。 無印にもユニクロにも共通する、「シンプル」かつ「おしゃれ」というコンセプトと商品力の強さを もたなければ、消費者の購買意欲をかきたてないだろう。

駅前に大きな無印のショップがあるので、こちらに越してきて何がハッピーかといえば、それが一番 ハッピーだと感じている私なのであった。なので、今更ながらに無印のある生活をかみしめているのです。

両社の公式ホームページへはこちら↓
無印良品
ユニクロ



■ NAM通信 Vol.18 [ 2001/03/08:結局、日経] ■

今回のネタは、目新しいことでもないのだけれと、超定番事項としてのネタです。

日刊紙を今までに色々と購読してきたのですが、ようやく「日経新聞」に落ち着いた今日この頃です。 職場では、「日経新聞」と「日経産業新聞」をとっていたのですが、業界に関係するネタを拾い読みする程度だったのです。 結婚し、出産して自宅にいることが多くなると情報欠乏になりたくないという無意識の気持ちからか、新聞やらインターネットやらテレビやら メディアというメディアの情報をむさぼるようになってしまいました。で、情報マニアと化している私が満足して購読しているのが 日経新聞なんです。
経済という切り口で、色々なトレンドや文化などを語ってくれるので、へぇーそうなのかぁと興味を抱くことも多々あり、 また、「働く女性」「ワーキングマザー」「育児と家庭の両立」など、女性に関係するネタも結構掲載されています。
もともと、日経Womanの定期購読者だった私なので、それとあいまって「うーん…やっぱり日経だなぁ」という気持ちになっています。

以前は、お堅い新聞というイメージが強くて、なんだか読む気になれなかったのですが、今はビンビンと私の興味のアンテナにひっかかる ありがたき情報源になっています。

インターネットが普及してきている今、多量に垂れ流しされる情報の中から「何が自分に必要な情報か」「何を必要としているのか」 「本当に大切な情報とは?」を瞬時のうちに取捨選択していかなければいけない時代になってきたと思います。
もともと、「メディアに振り回されない正しいものをとらえる目をもつこと」が、私の一大テーマでもあります。 メディアが流している情報がすべて公明正大であるとは、言い切れないのも事実です。どこかで発信する側の意図に合うように編集されている という事実を念頭に常に持ちながら、そこで語られている「真実」を常に情報・知識として自分の中に蓄積し、消化していきたいと思っています。



■ NAM通信 Vol.17 [ 2001/02/19:USJへGO!] ■

毎日見ている夕方の関西ローカルニュース番組で、今日は大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパンから 生中継だった。
略してUSJ。グランド・オープンは3月31日(土)なので、公開前に先立っての生中継だった。 で、大きさは甲子園の16個分(だったはず・・・、ちょっとド忘れ…スミマセン。)とか言っていた。東京ドームと比較せずに甲子園と比較するところが 関西ローカルならではなわけで…それがいいたかっただけなのです。
ついでに、名前をUniversal Studios Japanと決まる前に、 候補としてUniversal Studios Osakaというのもあったそうなのだけれど、略してUSO(ウソ)では、ちょっと語呂が アカンやろ・・・ってな事と、US本社側からOsakaという名前を入れる必要性無しとのことで却下になったそうだ。 東京ディズニーランドが略してTDL。ついつい東京に対抗意識を燃やしてしまう関西人としては、大阪っていれたかったんやろうねぇ。 (臨場感を出すために、ちょっと関西弁で書いてみました。)

US本国にはユニバーサル・スタジオはハリウッドとフロリダにあるようだ。 で、今回のUSJにだけという目玉のアトラクションなどもあるらしい。 飲食店は20店舗、ギフト、映画、ファッションなどのショップは31店舗あるらしい。 ハリウッドにいるかのような気持ちになれるそうだ…。

関東に引っ越す私としてみれば、今は気持ちはTDLにありなのだが、ダンナなどはUSJのオープンを楽しみにしている。 ダンナ曰く、USJは大人が楽しめるんじゃないかとのこと。ハリウッド映画好き(というよりも、スピルバーグ好きといってもいいかもしれないが)にはたまらん世界かもしれません。
でね、USJがある此花区っていうのも結構コテコテの大阪なんですよ。これが。。。関西人なら分かるはず。 此花区と言って連想するものって言うと…。工業地帯といっても過言ではないところです。西九条、弁天町付近か。 大阪の環状線エリアってどこもコテコテやから、他府県&他国の人に来てもらってカルチャーショックを受けて帰ってもらうっていうのも いいかもしれません。その際には是非是非「うどん」食べていって!うどんのおつゆの色は絶対これやで!それだけは自信をもって言い切れる。 東京で初めて「関東のうどん」を見たときに、噂では耳にしていたけれども百聞は一見に如かずで、「なんでおつゆの色がこんなに濃いいねん!」と 一緒に食べにいった関東人の友人につっこんでしまったくらいであった。

・・・っとと、つい「うどん」で興奮してしまいましたが、話を戻して。此花区をベイエリアといえば聞こえはいいけど。確かに湾岸沿いなのですが、横浜や東京や神戸のベイエリアとは趣が違うんだなぁ…これが…なんとも。 まぁ、それが大阪らしいんだろうけど。 そうはいっても、湾をはさんで向かいに海遊館のある天保山があって大観覧車が見えるし、夜景はまぁまぁきれい。 私は個人的に阪神高速から湾岸線で関西空港の方までのドライブルートも夜中のドライブにはもってこいではある。
海遊館もこのところ客入りが減ってしまって赤字でフトコロ事情が悪くなってきているところだったので、USJ効果で活気づくと良いでしょうなぁ。 及び、低迷気味の関西の景気復興の起爆剤となることを期待されているようでもある。(関西のローカルメディアの取り上げ方を見ていても 力が入っているなぁという感じ)

明日(2月20日)から前売りチケット発売だそうです。 グランドオープンの3月31日(土)と4月1日(日)と翌週の土日は前売りチケットのみ受け付けで、当日チケットでは入場できないようです。 詳しくはUSJの公式HPでもご覧ください。 http://www.usj.co.jp

追記:ANAからUSJとタイアップしたUSJのPR用ウッディ・ジェット(USJのイメージキャラクターであるウッディ・ウッドペッカーが機体に描かれている)が2月21日から全国36の空港で離発着するようです。



■ NAM通信 Vol.16 [ 2001/02/06:世界最強のビール!] ■

世界最強のビールって何かご存知ですか?
世界で最もアルコール度数の高いビール(ギネスブック承認)とは、スイス原産のSAMICHLAUS(サミクラウス)です。
サミクラウスとはスイスドイツ語でサンタクロースの意味。 年に1度、聖ニコラスの日(サンタクロースの誕生日。12月6日)ににだけ出荷される特別なビールで、10年間瓶内熟成が可能。 製造後10年目位が飲みごろといわれているものなのです。 ちなみにアルコール度数は14〜15%です。(ワイン並かな)

で、ダンナのコレクションで1991年から1993年製造のものが数本ずつあって、私も以前ダンナと結婚するだろうなどとは思ってもいないころに ダンナから1993年ものを1本もらっていたのです。それを嫁入り道具と一緒にもってきたのですが、食器棚の下に保管していたのを最近になって 出してきたら、2001年に飲みごろとかかれてあるので、「飲みたい!」と思い、ダンナに頼んで、1992年ものをあけてみました。 中から熟成されたビールが。トロっとしたような柔らかい下触りといい、ほの甘いような味といい飲み口的にはポートワインを思わせるものがあったのだが。 酵母と思われる沈殿物があったりして、10年の歴史を感じる味わいでした。14%のアルコール度数なので、ワイングラス一杯ほど頂きましたが、 少しほろ酔い気分になりました。

ビールって通常は長期保存に向かないので新しいものこそ美味しい!という価値観なのですが、このサミクラウスはその逆というか 10年寝かせるという点で、ビールというカテゴリーから少し逸脱しているようにも思うのでした。
なので、ビールのつまみよりもワインのアテのほうが相性がよさそうな感じです。

ビールについて私の個人趣味を少し語ると、
日本における一般消費者向けビールってアメリカからの影響でほとんどラガーなのだけど、世界には色々あって ラガービールだけがビールじゃないのです。 私は、イギリス原産のエール(いわゆるイギリスのパブでビールといえば、ビターエールのことで、通称ビターと呼ばれる)のビールも好きです。 お気に入りの銘柄は「SAMUEL SMITH」。 あと、スタウトだと、アイルランドの「ギネス」かな。醸造法で分類するとこの2つは上面発酵。 ラガーやピルスナーは下面発酵。 エールは色が濃い目で、甘味を感じる。反面、ラガーはあっさり、さっぱり喉越しすっきり。

日本でも、輸入ビールや、国産の地ビールが流行したので、色々なタイプのものがいただけるようになった。 アルコールがまったく駄目という体質の方には、無理にお勧めしないけれど、多少飲める方ならば、 色々と楽しんで飲み比べてみてはいかがでしょうか?結構、利き酒風に楽しめるものです。

で、私が今までビールを飲んでいて、最高!と思ったのは、アイルランド、ダブリンのギネス工場のパブで飲んだ 生ギネスです。工場見学すると1パイントおまけで飲めるのだけど、美味しかったなぁ。
ちなみに、ギネスブックの起こりは、アイルランドのとあるパブで、 ギネスを飲みながら客同士で、世界一にはどんなものがあるかという 大論争が起こり、じゃぁ世界一ばかり集めた本を出版しようつことになったらしい。

ビールについても色々つっつこみだすと奥が深いのだけど、まっ、こんなウンチクめいたことを語りながらも、 夏の暑い日の夜に仕事帰りに居酒屋で「とりあえず、生中(なまちゅう)!」のビールがうまいんだなぁーこれが。 (とりあえず、生中を3杯くらいあっという間に飲んでしまう「酒屋つぶし」の異名を持つ私なので、最初から大ジョッキでいっといてもいいようなもんだが。。 女の子だもん。。。一人だけ大ジョッキ頼むのって、恥ずかしくって。)



■ NAM通信 Vol.15 [ 2001/02/01:365日のテディベア] ■

もう、いまさら。。といったネタになってしまった感じなのだけれど、明治製菓から2週間ほどまえに発売された 365日のバースディ・テディベアが関西で爆発的ヒットのため、生産供給が間に合わず一時出荷停止になると一昨日(1月29日)の 関西ローカルニュースで報じられていた。
中部、北陸地方では昨年夏から一部地域限定発売として売られていたようなのだが、関西には今年になって お目見えし、ヴァレンタインシーズンにもあいまって、チョコレート売り場にわんさと並べられていたのだが、 子供のみならず大人(それも主婦層)が買っている。かくいう私も自分の誕生日のものをすでにGet済み。 (柄があまりかわいくないので売れ残り組なのか、結構色んなお店でもみつけてしまったのである。ちょっと悲しい。ついでに 名前もむちゃくちゃ日本的な古風な名前だったのだ。) ダンナと息子の誕生日の分を探していたのだが、なかなか見つからないところにきて、一時出荷停止となってしまった。 関西で爆発的な人気ならば、関東では売れ残っているはず???なので、関東地域に単身赴任中のダンナにあとは託したのであった。

「フラン」といいこの「ベア」といい、明治製菓は現在ミラクルヒットを打ちまくりという感じである。 大量生産されたお菓子が「私個人のもの」として買えるという着眼点といい、購買意欲をかきたてる顧客心理を見事についている「天晴れ!」ものである。 さて、この「ベア」の二番煎じを江崎グリコさんがやってしまったらきっとJAROにひっかかるJARO。 どうするグリコ?



■ NAM通信 Vol.14 [ 2001/01/30:Oh!ゴメンナサイ!] ■

うーん。。なんとも。1ヶ月以上の久しぶりの更新なのです。
昨年の12月20日に更新したあとに、息途絶えてしまったパソコン君。6年前にダンナが買ったノートパソコンなのですが、私が酷使(?)してしまったが ためか、CドライブのWindowsが立ち上がらなくなったのです。ならば、ソフトのインストールをしなおせばすぐにおさまる話だと思っていたのですが、 文字化けする、起動ディスクから立ち上げて、Windows入れなおしても最後までインストールが終了せず。。ということの繰り返し。 お手上げになった私は、ダンナにヘルプを願ったわけです。
で、ようやく色々とすったもんだの末、なんとかすべてを入れなおしてようやく1ヶ月ぶり以上にインターネット生活に戻ることができたのです。
色々ネットからひっぱってきた情報をためこみすぎたのが原因かと思われます。。。ということで、メモリーカード64MBをつけてもらって今後は そこに一時保存していくようにしたのである。

パソコンがダウンして最初の1週間はパソコン無しの生活に対しての禁断症状がでましたが、1週間すぎれば何事もなかったかのような日々になりました。どんな状況でも ストレスをためないように自己防衛本能の働くタイプの人間なので、「インターネット」と「メール」という言葉を私の頭の中からつかのま 忘却の彼方へおいやってしまったようです。さすがどこでも眠れる神経のタフさをもっているだけあります。(そんな大袈裟な話でもないのですが。。) でも、毎日数時間をインターネット巡りを日課にしていたので、なんだか寂しい毎日なのでした。

久しぶりに色んなサイトを見て回って、メールもチェックしてなんだかバタバタの数時間を過ごしていました。
2月末は引越しがあるので、落ち着いて更新できるかどうか???わからないですが、気長におつきあいくださいませ。 空白の1ヶ月に起こったことや、新たなる発見などをすこしずつ掲載していきたいと思います。
取り急ぎ、復帰のご報告まで。
メールを送っていただいていた方々には、この場を借りて、お返事が遅くなったことをお詫びいたします。



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