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王の剣士3 「剣士」
【第一章】


 燃えるような夕日の中、落日よりも更に紅い炎が幾筋も走り、枯れかけた草木に灯る。
 それを追うように衝撃が大気を切り裂き、樹々を刈った。
 灯った炎は一瞬にして掻き消え、轟音と共に大地に亀裂が穿たれる。
 崩れゆく音と闇の中、男は満足そうな笑みを冥い口元に浮かべた。
 総てとはいかない。
 だが、元通り。


 さあ、再会と行こうじゃないか?




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renewal:2007.07.16
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