雑誌以外の記事
『巨神ゴーグ』関連の資料のうち、雑誌記事以外のものをここでは掲載していきます。
(目次)
・巨神ゴーグ ドラマ篇〜愛と冒険の軌跡 (解説カード)/2001年2月17日 協力:チャゴ丸さま
・巨神ゴーグ ドラマ篇〜愛と冒険の軌跡 (内容)/2001年2月17日 協力:チャゴ丸さま
(*)なお、これらの記事の抜粋は、当時の責任者の方の所在も不明なことと、掲載から20年近く経っている事から、原著作者の不利益になることはないだろうと勝手に判断して掲載にふみきりました。この判断が不適当であるなど、原著作者から連絡があった場合には、予告無しに削除する場合があります。どうかご了承ください。
■巨神ゴーグ ドラマ篇〜愛と冒険の軌跡
2001年2月17日 協力:チャゴ丸さま
『ゴーグ』のこと、あれこれ。 安彦良和 昨年春、映画『クラッシャージョウ』の完成試写の頃、『巨神ゴーグ』はスタートラインに足を乗せていた。 1年プラス数ケ月というこの製作期間は、優に4クール番組のスケジュールに匹敵する。
所沢の「分室」にこもってひたすら絵づくりに専念した僕のガラ空きのガードをカバーして、「音」の世界を従全にとり仕切ってくれたのは音響監督の千葉耕市さんだった。 キャスティング上の一番のヒットは多分船長役の今西正男さんだろう。 セリフと言えばロイ役をやられた和尚さんこと藤本譲さんの23話の芝居もまた良かった。 ミキシングは当初はベテランの泉山さん。
効果の佐藤さん、お子さん泣かせてすみません。僕のキイの音も使ってほしかった…。 ・ ・ 私のゴーグ 田中真弓 小さい頃(今も小さいですが)「鉄人28号」が好きで、金田正太郎くんが、うらやましくて仕方ありませんでした。 「奥様は魔女」を夢中になって見ていた頃は、(すでに大人でしたが)"もしかしたら、私も魔法が使えるかもしれない"と本気で思い、口先をとがらせて、チョコチョコと動かしてみたのです。 連日の酷暑のせいで、頭がおかしくなったわけではありません。 物静かで、実行あるのみのゴーグって、安彦先生にどこか似てるって思うのは、私だけでしょうか。 ゴーグは、今私の中で、ただやさしいだけでなく、その名の通り神になりつつあります。 でも、"困った時のゴーグ頼み"のケースの方が多いかな、私の場合-----。 (昭和59年8月27日)
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2001年2月17日 協力:チャゴ丸さま
(BGM「紐育」のジャズの部分が流れる) 「僕の名前は悠宇…。13歳にしては、ませてると思う。 いま、僕はかったるい体を持て余しながらこの数ヶ月の間、目まぐるしく展開した冒険旅行は一体なんだったんだろう…、ぼんやり考えている。 そのことは終わってしまったことなんだけど…、いや、もしかしてこれから始まることなのか…。僕にもわからない。 …あ、いま、冒険旅行って言ったけど初めからそうなろうとは僕だって思ってもいなかった。でも、どうしてそうなったのか。おそらく、このことを聞いたら誰だって現実なのか空想なのかわからなくなると思う。 そう、異次元の世界か…。」
「旅立ち」、「GAILの島」、「異星の人」、「そして、ふたたび…」と4つのパートに分かれ、悠宇の補足ナレーションが入って総集編。
(BGM「紐育」のジャズの部分が流れる) 「僕の冒険はこれで終わった。あれからもう5ヶ月。なんだか何もかも夢だったみたいだ。」 「悠宇」(遠くからドリスの声) 「えっ、ここ?あ、ここね。ニューヨークなんだ。僕はね、今、ウェイブさんの新しいアパートで…、」 「悠宇!」 「あーん、うるさいなー、(大体オーバーなんだよ、金きり声でさ、オウストラルでもそうなんだけど、面倒見きれないよ−(小声で))」 「コラー!!」 「ははは、あ、そうだ、アロイとサラも一緒だよ。ハイスクールで勉強してるんだ。トメニクさんからは時々、手紙が来るみたい…。船長?ああ船長は相変わらずさ…。みんな元気だよ。じゃ、いつか、またね、バイバイ!」
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