竜王山

(1059.9M)

讃岐山脈の最高峰は阿波竜王山

日程

第二次四国計画のもう一つの目玉は香川県の最高峰竜王山だった。瓶ヶ森で伊予富士、笹が峰方面に向かう人達と話して心が動かされなかったというと嘘になるが、高知・徳島、愛媛と登ってきてついに香川県でもって四国計画は完遂されるのだ。さてこの竜王山、徳島側から車道がついており、ものの1分たらずで山頂に立つことが出来る。でもそれではあんまりなので、竜王山キャンプ場からのルートを利用することにした。

5月4日

高松市内(23:00)

5月5日

道の駅津田の松原(00:40)竜王山キャンプ場(08:00)=讃岐竜王山(09:40)=阿波竜王山(10:00)=竜王山キャンプ場(10:50)塩江温泉(11:15)大川神社(13:40−00)道の駅滝の宮金比羅宮(16:30−18:30)高松市内(19:30)

5月6日

高松市内(栗林公園、南新町献血ルーム)屋島(12:20−14:30)高松駅(20:15)

5月7日

富山(04:32)

山行記録

高松市内に寄ったのは他でもない。献血センター、ルームにあたりをつけておくためだった。手書きの地図を持って来ていたが意外と手間取り一時間近く時間を浪費する。それから鳴門海峡を見に車を走らせるが、途中「道の駅津田の松原」で休憩のつもりが不覚にも爆睡。あわてて塩江温泉方面に車を戻した。奥の湯温泉を過ぎて行くと分岐点に看板があり、それに従って進む。竜王山キャンプ場で朝食、まだ誰もいない。

キャンプ場の管理棟の前にある駐車場から登り始める。ここの看板に簡単な地図が書いてある。讃岐竜王山へ2000m。林道を少し歩くと道は登山道に変わり、奥の湯温泉からの道との合流点に出合う。そこから植林された林の中を稜線まで登り詰める。一合目、二合目と書かれた看板を数えながら讃岐竜王山へと登ってゆく。道は広くて快適だ。稜線をしばらく歩いて阿波竜王山との分岐を曲がると讃岐竜王山への最後の登りが待っていた。

         
左:竜王山登山口
右:讃岐竜王山に向かう長い階段

その階段は上に向かってまっすぐ伸びていた。一気に登るとさすがに息が上がる。やっと山頂。あれ、ここって本当にピークなん?。確かに讃岐竜王山の山頂なのだが、その先には平坦な縦走路が延びているのだった。来た道を戻り、分岐点から阿波竜王山へと向かう。また階段だ。急な階段を下り、今度は少しゆるくなった坂を登ってゆくと展望台のある阿波竜王山の山頂だ。しかしここもやはり平坦な縦走路が先へと続いていた。すぐ隣のピークにはアンテナ塔が建っている。道路はその為に造られたものなのだろう。早速、展望台に登ってみるが曇っているせいもありとても遠くは見えそうもない。休憩していると登山者が何人か登って来た。挨拶をして山頂を後にし来た道を戻ることにする。

  
左:平坦な讃岐竜王山(1050M)
右:阿波竜王山山頂の展望台

登山の後はやはり温泉ということで塩江温泉に入る。二日連続で温泉は快適だ。ちょっとゆっくりし過ぎた。急いで次の大川山に向かう。香川県第二の標高を誇る大川山も山頂の大川神社まで車道が付いている。駐車場は大川山キャンプ場までしかないのでここに車を停めた。ここから神社まで歩いて5、6分だ。本殿の裏に三角点があった。今日は何かの行事の日らしく、神社には人がたくさん入っている。帰り際にふと山を見ると中腹の登山道をかなりの人が登っていた。だいせんみちというらしい。

  
左:大川神社にある二等三角点(1042.9M)
右:だいせんみちの看板

大川山を後にして向かったのはうどんで有名な道の駅、滝の宮。ここで遅い昼食をとる。土産物などひととおり見て回った後、金比羅宮に向かう。時間がない。駐車場で一日千円と言われ唖然とするが、迷っている暇はない。車を降りるとそのまま走った。登山靴が重い。奥の院まで22分、なんとか五時に間に合いお守りを手に入れる。帰りは写真を撮りながらゆっくり歩いた。高松市内に宿をとり、久しぶりにベッドで休む。


栗林公園・・お約束の情景

朝早く、歩いて栗林公園に向かう。背景に広がる紫雲山との調和がすばらしい。ホテルを出て献血ルームに向かった。しかしHb=12.9、検査不合格で無念の涙をのんだ。一昨日の睡眠不足が原因に違いない。いつまでも天を仰いでいてもしょうがないので屋島に向かった。東照宮の駐車場に車を停めて、遊歩道を歩き屋島寺にお参りする。地図を忘れたので遊歩道に入るまで迷って大変だった。方向があっていたのでかろうじて助かる。ゆめタウンで土産物を買い、高松駅へ。岡山、新大阪で乗り換えて無事富山に到着した。

余談

讃岐山脈の最高峰が阿波竜王山、なぜかは分からないが政治決着ぽくて面白い。
山名は竜王山で二峰を阿波、讃岐と分けているみたいだ。
手書きの地図はやっぱり難しい。結果的にないよりマシなだけだった。経験が必要だ。

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