雑感

平成23年12月

○登山家・栗城史多さんの講演会 多くの茨木市民に夢と感動を与える。


栗城史多さん

11月27日(日)、茨木から日本を元気にする会(代表 在田徹)が主催する登山家・栗城史多さんの講演会が茨木市民会館・ユーアイホールで開催され、私もスタッフとして参加させていただきました。
前売り券のみで1,100枚を販売、当日券がなくなる盛況ぶりで、当日1,000人を収容する会場が満席となりました。有料の講演会で市民会館が満席となるのは、昭和44年の開館以来、初めてのことであり、伝説となった栗城講演会に多くの仲間と共に関われたことを、とても嬉しく思います。
この講演会は、「茨木から日本を元気にする会」の代表・在田徹さんが1年がかりで練った企画を仲間と共有化し、お互いが夢を語り合い「市民会館・ユーアイホール」を満席にするという大きな目標に挑戦したものです。今、私たちは、不確実性が高まる社会、格差が拡大する社会、一瞬先は闇の社会、子どもが夢を語れない社会の中で生きています。一人ひとりが「夢を持つことの大切さ」「困難に挑戦することの意義」「人との出会いの重要性」を知れば、自らが元気になり、未来につながる第一歩を踏み出すことができると考えています。生と死の狭間で世界最高峰のエベレストに3度も挑戦した栗城さんなら、きっと多くの茨木市民に夢と大きな感動を与えてくれると信じて、今回の講演会を開催しました。

<栗城さん登頂実績>

 ●2007年 チョ・オユー(8201m) 単独・無酸素登頂
 ●2008年 マナスル(8163m)   単独・無酸素登頂
 ●2009年 ダウラギリ(8163m)  単独・無酸素登頂
 ●2009年 エベレスト(8848m)  単独・無酸素・断念
 ●2010年 エベレスト           断念
 ●2011年 エベレスト           断念

162cmと小柄な、29歳の若者が、お金もコネもない人がどうして世界の最高峰に挑戦し続けられるのか?8000m級の山に登るのは、苦しく、辛く、命がけ、しかも単独でどう困難を乗り越えているのか?不思議でなりませんでした。
穏やかな口調の中に、しっかりとした芯を感じました。自らの体験から語る言葉には重みがあり、私の心に熱い何かがビンビンと伝わってきました。
 ●信じてくれる、期待してくれる人がいるから行動できる。
 ●自分の力には限界がある。だから、仲間との出会い。夢を共有することが大事。
 ●だから、これから起こる「すべてに感謝ありがとう」の気持ちが出る。
 ●困難があるから、気づくことができる。自分が成長させてもらえる。
 ●夢を語れる大人、それは子どもの憧れ。自らが元気になれる。
豊かな人生を送るためのメッセージをたくさんいただきました。
会場を出る参加者は、皆さん笑顔で、なかには「素晴らしい講演会ありがとう」「元気をもらいました」「前向きに頑張ります」など嬉しい言葉をたくさんいただきました。講演会に関わっていただいた全ての皆さん本当にありがとうございました。