雑感

平成24年12月

○「茨木市議会基本条例」を制定しました。


議会改革活性化検討委員会

時代は今、地方分権・地域主権の流れの中にあり、地方自治体の権限や役割は益々重くなってきており、同時に、二元代表制の一翼を担う、議会の役割も一層重要性を増しています。
茨木市議会では、これまでに進めてきた議会改革を更に発展させるため、議会機能の充実強化、市民にわかりやすい開かれた議会を目指し、大学との連携協定の締結、議員研修会の開催、先進市議会の視察、幹事長会での検討など議会基本条例策定に向けた取り組みを行ってきました。
平成22年10月に議員総会を開催し、32人の全議員が委員となる議会改革活性化検討委員会を立ち上げ、この検討委員会のもとに、議会基本条例部会と議会広報等検討部会を設置し、全会派一致での条例制定を目指し、2年間に渡り、合わせて31回の検討を積み重ねてきました。
部会での検討に先立ち、全議員を対象に4回のワークショップを開催し、会派を越えて「理想のまちの姿」や「議会の役割」「市民との関係性」などの議論を深め、共通認識を持つことができたと考えています。

基本理念は「市民のために議会はある」「市民の信頼と負託に応える」

基本理念は、

  • 茨木市議会は、選挙で選ばれた議員で構成し、市長とともに茨木市民の代表機関であること。
  • 議会は、市民の多様な意見の集約・調整を行い、議員間の議論を通じて茨木市にとって最良の意思決定を図る役割を担っていること。
  • 市民のために議会はあり、議会改革へのたゆまぬ努力を継続すること。
  • 市民の信頼と負託に応え、市民に開かれた議会、活力に溢れる存在感ある議会を目指し、将来を見据えたまちづくりの実現に寄与すること。

と定められており、議会にとって最も基本となる条例を制定したものです。


全会派一致での条例制定を目指して取り組んできましたが、「市民の定義」と「最高規範」で一つの会派と意見の一致が見られませんでした。

私たち議員には、多くの声が寄せられます。それは、同時に地域に沢山の課題があるということでもあります。市民の声を実現するためには、財源が必要であり、議員間の議論を通じて、どの課題に、どれだけの財源を、いつから投入するのかを決定しています。

この条例制定で、更に議会が活性化し、市民の皆様に開かれた、見える議会を目指して取り組みを進めていきます。