雑感

平成27年12月

○シティプロモーションについてNEW


皆さんは「シティプロモーション」という言葉を聴かれたことはあるでしょうか。
2005年前後からいくつかの政令都市が取り組み始め、その後、全国へと広がっていきました。シティプロモーションが注目される背景として、

  • 人口減少社会の到来
  • 自治体の厳しい財政状況
  • 地域コミュニティの希薄化 などがあげられます。

このような背景から、多くの自治体は「持続的な自治体運営、市民の満足感・幸福感の向上」のため、定住促進、多少の人口減少があっても持続可能な都市構造づくりのため、目的や戦略を明確にして取り組みを進めています。

魅力あるまちづくりとは何でしょうか?
まず、ひとつは魅力ある政策を行うことだと思います。市民福祉の充実、子育て支援、学校教育、防災対策、防犯対策、都市計画、駅前整備…市民の皆さんが安心・安全に幸福感を持って暮らせるために、これらの政策に積極的に取り組んでいくのは当然のことです。さらに考えなくてはならないのは、このような取り組みを市民の皆さん、そして市外の方にも知ってもらうこと。魅力ある発信を行うことではないでしょうか。

魅力ある発信、戦略的な発信を行う部署として「まち魅力発信課」が今年から新たに発足しました。これまでの広報の目的「行政サービスを広く市民に周知する」だけではなく、茨木市が持つ魅力を明確にし、市内外に効果的・戦略的に発信する「シティプロモーション」が、まち魅力発信課の果たすべき役割です。
そして、私たちが考える「シティプロモーション」とは

  • 観光PRでも、単なる売込み活動でも、事業PRでもなく
  • 「あたりまえ」過ぎて気付かない「地域資源」を発掘し、組み合わせ、加工して価値を高め、効果的に市内外に発信をしていきます。

茨木市の魅力はさまざまで、ハードもあればソフトもあります。自然、歴史、文化、交通の利便性、行政施策…など。
みなさんの思いや声を集めて、一緒にこのまちの魅力を作っていきたいと思います。

丸また山手台の坂
撮影風景(上)と
丸またトンネル(右)

放送は11/24〜12/15、火曜日、全4回

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