友次インターンに参加して
友次通憲インターン 吉野雄介
作成日 １０月１日
議員インターンシップ、それはぼくを本当に大きく成長させてくれるものでした。
ぼくが、このインターンシップに参加した理由は大きく二つありました。
まず一つ目は、将来自分の進みたい道が非常に漠然としていて進路を決め兼ねていたので、しっかりと決めることが出来なくても良いから、どんな方向に進みたいのか、その方向だけでも決めたいと思い、それを決定するにはまず幅広い知識が必要だと考からです。
そして二つ目は、この二十歳という完全に考えが固まっていない時期に、色んな人に出会い、様々な考えや価値観を吸収することで、自分の考えを柔軟にしてくれると考えたからです。
これらの理由で参加した議員インターンシップでしたが、この二ヶ月は僕が期待していた以上のモノを与えてくれました。
実際に活動が始まって、まず初めに驚いたことは、毎朝友次議員のホームページに寄せられる茨木市民からの相談メールを議員自らが目を通し、一通一通丁寧に返信されていたことでした。近隣住民とのトラブルから、「野良犬を何とかしてほしい」という苦情、中には家庭内の複雑な問題までその相談内容も多種多様でした。
しかし、友次議員はそれを解決するために市役所の人に話したり、その問題について詳しい人に相談に行ったり、問題解決にとって必要だと考えられることはすぐ行動に移しておられました。議員活動以外のところでも「じゃあこうしよう」とか「こうしたらいいんじゃないの」と思いついたり、良いと思ったことに対してはいつも即行動されていました。この行動力は社会に出た時に絶対に必要とされるものだと感じました。そして同時に今の自分には大きく欠けている力だと痛感しました。
友次議員は松下電器に在籍しておられるということで、議員活動以外に民間企業についてもたくさんのことを教えて下さいました。活動中は松下の会議室のようなところで僕たちのために勉強会を開いてくださり、松下の企業理念や、社会に出たときに求められる能力、そして社会人としての心構えなどについて、質問を交えて学生自身に考えさせながら多くの事を教えて下さいました。ここでの勉強会は、議員インターンシップ活動の中で最も心に残っている活動の一つです。今まで誰も教えてくれなかった興味深い話が次から次に出てきて、まさに目からうろこという感じでした。聞いていて本当に楽しかったし、なんだかとても得をした気分になりました。
こうして議員活動や民間企業について楽しく、そして多くのことを学ぶことができましたが、これも友次議員の人柄のおかげだと僕は思っています。
学生の意見や考えについて、いつもしっかり目を見て真剣に耳を傾けて下さる姿や、茨木の街を少しでも良くしたいという熱い思い、町中ですれ違う人に笑顔で挨拶したり、市民の相談を快く受け入れる姿、これらをいつも近くで見ていて僕は本当に感銘を受けました。
これらのことは議員として当たり前のことだと思われるかもしれません。恐らくぼく自身もこの活動に参加する前はそう思っていたでしょう。しかし、実際に友次議員と行動をともにしていく中で、それまで「当たり前」と一言で片付けてしまっていたことがこんなにも大変なことだったのかと身をもって感じました。
こうして実際に自分で体験することによって今まで自分の知らなかったことや考えもしなかったことに気づくことができ、物事に対して新しい視点を持つことができました。そしてこのおかげで今まで気にもしなかったものにまで意識が及ぶようになりました。
この二ヶ月間の議員インターンシップはぼくに、今の自分の課題や期待していた幅広い知識、物事に対する考え、いろんな人との出会いなど本当にたくさんのものを与えてくれました。ぼくは、議員インターンシップに参加できたことを今本当に感謝しています。ありがとうございました。
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