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社会人メッセージ

  • 名前:山口 高志(やまぐち たかし)
  • 会社名:アクセンチュア株式会社
  • 仕事内容:官公庁向けIT関連サービス
山口 高志さん

■メッセージ

2005年春期に友次議員のインターンシップに参加し、現在はアクセンチュア株式会社にて、官公庁向けのITコンサルティングサービスの提供に従事しています。『官公庁の変革に寄与する。』インターンシップを通して確認した大きな目的のために、政治家でもなく、公務員でもなく、民間からの関わり方を選んだ私にとって、現在のビジネスは非常にエキサイティングなものになっています。

社会人として3年を過ごし、改めて重要だと思うこと。それは、やはり自ら考え目的を定めその実現のために行動することでした。
インターンシップにおいては、議会傍聴や街頭演説といった活動に加え、自分たちで企画、実行した「商店街活性化に向けた調査」がそれでした。友次議員に都度「なんでやと思う。」と問いかけられる中、私たちが主体的に「なんでや」と思ったのは、何故こんな素敵な商店街が寂れてしまうのかであり、それに対して解答を出すことが行動となりました。

社会人として活動する現在においては、コンサルティングという業務の特性上、定まった役割がないため、そもそも何をするかは自ら決めることが多く、何故と問いかけ具体的な行動に移す日々を送っています。
 ●現場のクライアントと会話する。
 ●一歩離れて状況を俯瞰し、状況、問題点、原因、対応策を構造化する。
 ●社内人材に問題意識を共有し、取り組みに巻き込む。
 ●パワーポイントに提案内容を纏め、利害関係者に個別に説明に回る。
 ●正式な会議体にて意思決定を行わせ、対応策の実行状況管理を行う。
まさにインターンシップで確認した姿勢の実践が求められています。

このような思考と実践は、日々の業務遂行のみならず、キャリアパスを築く上でも非常に役に立っています。3年間の経験を振り返り、当初掲げた『官公庁の変革に寄与する』ために自分はこのままでよいのかを改めて問いかけました。自分が属している枠組みを取っ払いそもそもの大目的から考えると、国際的な視点とビジネス感覚、更には専門性を獲得する必要があり、社内の有識者、国際機関に従事する社外人材にアクセスする等、具体的な行動を起こした結果、官公庁部門からの異動という一見矛盾する結論に至りました。

世の中は広く、自分の知らないことは数えきれず。グローバリゼーションが深化し、世界が今後どうなるのかも分からない。そのような状況で、誰でもない自分の人生を価値あるものにするには、自ら考え目的を持ち行動すること以外にないと私は思っています。部門異動という打ち手を契機にした私のチャレンジはこれから。大学生の皆さんのチャレンジは何でしょうか。そのチャレンジとして、インターンシップがあってもいいのではないでしょうか。また、インターンシップへの参加を決めた方であったら、インターンシップでのチャレンジは何でしょうか。自ら考え目的をもち行動することで、皆さんのインターンシップが有意義なものになることをお祈りしています。