目次に戻る

社会人メッセージ

  • 名前:近藤 亜沙美(こんどう あさみ)さん
  • 会社名:株式会社リクルート
  • 仕事内容:飲食情報雑誌『HotPepper』の営業・制作
近藤 亜沙美さん

■メッセージ

2006年夏季に友次議員インターンシップに参加し、現在は株式会社リクルートにて、飲食情報雑誌『HotPepper』の営業・制作に従事しています。社会人になってからも、インターンシップで学んだことは私の仕事上のスタンスに大きく影響を与えていると思います。それは、ある物事に対して、自分で解釈し、分析し、計画を立て行動に移し、結果を出すといったサイクルを常に自主的に行い成長するということ。
営業という職種上、売るものは決まっています。ただ、売り方や商談手法は千差万別。自分なりの型を身につけるためには、自分で考え、行動することが大切です。その第一歩として必要なことが『なぜ契約が取れないのだろうか?』と疑問に持つことです。
1つ1つの小さな問いに対して、どこまで真剣に考え抜くことができるか?その原因を考え、自分なりの答えを出し、自分が変化することも時には必要です。そして勇気を持って行動すること、最後にその振り返りをすることです。

これはインターンシップで学んだこと=PDCAそのものでした。
例えば、街頭演説を例に挙げてみても、足を止めて聞いてくれるかどうかの違いが出ることに対して、それは話し方なのか?話すスピードなのか?それとも、そもそも話の内容なのか?そうして自問自答した後、『じゃあ自分が聞く側だったら…』と相手の立場に立って考えること。時には一歩ひいて分析をする。そして再度内容を見直し計画を立て実践に移り、その結果を客観視して自分で評価します。
私も、もちろんみなさんと同じ普通の大学生だったので、はじめから出来たわけではありません。むしろ、考えることは苦手なタイプでした。しかし、インターンシップでは、友次議員からたくさんの質問が投げかけられます。そしてその答えの理由や背景についても考えさせてくれます。そういった癖づけをすることで、今まで何とも思ってなかったような出来事に対して、自然と疑問が湧き、思考能力がつくようになりました。

こうして、考えてみると、社会が求める人材像とは、自分で考え抜くことができる主体的な人間、ただそれだけではないでしょうか?企業理念をすらすら言うことができたり、専門的知識が身についていたりということよりも、個人の人間力を見極めている会社が多いような気がします。指示待ち人間ではなく、自ら参加し、考え行動できる主体性のある人間像が未来を支えてくれるのだと確信しています。友次議員のもとでたくさんのことを学べる貴重な2ヶ月間。インターンシップを参加した人にしか分からない"何か"が得られるはずです。みなさんもその貴重な体験をしてもらいたいと心から思います。