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社会人メッセージ

  • 名前:積田 航 さん
  • 会社:地方銀行
  • 職種:営業
宇野 まいさん

■メッセージ

私は2009年春季インターンシップに参加し、現在は地方銀行に勤務しております。仕事内容は、渉外課に所属し、主にお客様の勤務先、自宅に訪問して投資信託、保険、融資の案件を獲得することが職務です。

みなさん、改めてですが、銀行はどのような商品を扱っているかご存知でしょうか?銀行では金融商品を売っています。金融商品というものは、目では明確に確認できない数字上の商品です。そのため商品を売ることはもちろんですが、自分自身を信頼してもらうということが非常に大切であります。信頼とは、上手に会話できるだけで得られるものではありません。お客様のニーズを素早く察知し、適切に対応する積み重ねで段階的に得ることができると考えています。

今の仕事をする上、また私生活でも役立っていること、それは1回生の春休みに参加したインターンシップで得た2つの「気づき」です。
1つ目は「物事の本質を捉え、それを何のためにするべきことであるかを考える(遂行する理由を考えながら行動する)」こと。
2つ目に「物事を様々な角度から見て、それぞれの見方をポジティブに捉えてから結論を導くこと」です。

この2つの「気づき」を得たきっかけは、インターンシップ中の勉強会でCSR(企業の社会的責任)について議論したときでした。大学では環境問題を勉強していたこともあり、企業がCSRを意識することの重要性を学んでいたため、得意分野だと思い自信を持って臨んだその勉強会でしたが、非常に悔しい思いをしました。友次議員からの、「なぜCSRに取り組むべきか、それによって何が生み出されるのか?」という質問と「株式会社というものは利益をあげることが第一の目標で、CSRに取り組む場合でも利益ということは常に頭にないといけないという見方もあるよね。」という発言に対し、私は自分の意見を全く発信することができませんでした。

この日の経験で、【1つの物事を自分なりに徹底的に理解し、かつ様々な見解をフラットな状態で向き合い、結論を出すこと】はとても重要だと感じました。2ヶ月間のインターンシップで得た大きなきっかけから、2つの「気づき」を意識することを心に刻みました。

今。社会人になって思うことですが、大学生時代に悩み苦しんだことは、必ずその先のステップアップにつながります。もちろん友人との交友時間は一生の宝物ですが、自己啓発も同じく大切なことです。友次議員は、様々なプログラムを用意してくださいます。それをどのように捉えるかは自分次第であり、「気づき」は自分の積極的な姿勢と力で掴み取るものです。そこで得られた経験はかけがいのないものとなり、その延長線で就職活動やその後の社会人生活でも自分の支えになると思います。

インターンシップ終了から約4年半、今でも友次議員と1回生から変わらない関係でいられることは大変嬉しいことで、私にとってはどんなときも悩みを打ち明けられる大切な方です。みなさんが友次インターンで素晴らしい経験をされることを心からお祈りしています。