6がつ11にち。

この日は朝から雨…

ということで、この日の私はアウトドアを断念し、ドライブ班に入りました。

午前中は教授の運転する車で島の西側にある「三原山」に登りました…


ところがどっこい、これが大変なことになろうとは誰も予想しなかったのです。


三原山は山頂の手前300メートルまで車で登れると聞いていたので途中で車を降りて山頂めざし歩いていったところ、

行けども行けども山頂は見つからず。

しかも霧雨降る中、かさもレインコートも持たずに行ったので、全身しっとりぬれねずみ。

そのうえ、登れば登るほどガスってくるわ風は強くなってくるわで、

「東大大学院生一行、悪天候の中失踪」

「八丈島で帰らぬ人に」


なんて言葉が脳裏をかすめました。

結局山頂までたどり着かず…

これ以上はやめたほうがいい、という隊長の判断により三原山山頂制覇は断念されました。

無念…

その代わりにひとりで「台風中継ごっこ」とかして遊んでました。

■台風中継ごっこ■
風・雨の強いところでできる遊び。
台風直撃のところに行かされ実況せざるをえない悲しいリポーターになりきる。
セリフ例:
「こちら台風が直撃中の○○よりリポーターの安井がお伝えします!
雨と風がとても強くて、わたくし飛ばされそうです!!
これ以上中継は…あぁ〜!」



天気が悪いのでドライブ班に入ったのにまさかこんなことになろうとは。


みんな全身濡れて風邪をひきそうだったので、この日も温泉に入ってあったまることに。

前の日の露天風呂とは違うところに入ったのですが、泉質は同じような感じで、

土色の濁ったしょっぱいお湯でした。


あったまったところで次は「八丈植物公園」に行き、「キョン」を見てきました。

キョン、とはシカの仲間なのですが、とてもちっちゃくて50センチぐらいしかないのです。

しかも大きくなったやつでもよちよち歩きという…

愛くるしいことこのうえない生き物なのです。

写真を撮ってなくてお見せできないのが残念。

実は多摩動物園にもいるという噂です。


それから他のチームと合流して、名物「あしたばうどん」を食べにいきました。

特産品のあしたばを練りこんだうどんで、麺がほんのり緑色なんだけど、そんなに苦くなかったよ。

普通のおうどんだなー、という感想でした。


昼食後、再び班に別れて、ドライブ班は4年生のH田くんのリクエストで「歴史民俗資料館」に行きました。

渋いな。

島の地理や歴史、特産品についての展示が充実してました。

案の定「流人コーナー」もあったしね。


そういえば、八丈島名物の「くさや」、私はまだ一度も食べたことがないのです。

八丈島のやつは匂いがそんなにきつくなくて初心者向けだというのですが、それならチャレンジしてくればよかった〜。


それから「千畳敷」も見ましたよ。

昔噴火したときに流れ出した溶岩が広がって、ごつごつした岩の平原になってました。

LUNA SEAの「MOTHER」のプロモみたいー(古すぎてわかる人いるかな?)、というマニアックな感想もあり。

確かにそんな感じでした。

霧雨降る中、岩地にひとりたたずむH田くんが遠目にかっこよさげでした。

ここから見下ろす海は、まるで東映映画のオープニングシーン。


荒波。

その後、ハプニングが。

悪天候のため飛行機が飛ばなくて、その日の夕方に飛行機で東京に戻る

(八丈島も都内なんだけどね。品川ナンバーの車が走ってるし)

はずだった教授を含め4人が帰れなくなってしまったのです…

冗談半分で

「帰れなくなったらどうしようねー」

「島流しだねー」

なんて言ってたんだけど、現実になるなんて。

結局彼らは翌日の朝一番の便で帰ることになり、延泊決定。

私としては、2日目の晩もみんなで過ごすことができて、結果オーライなんじゃないの?

とも思ったのですが。


この日の晩も、前日と同じように佐藤さんのところでバーベキュー。

昨日の反省からか、おとなしめの飲みでした。

この日は佐藤さんちの2匹のわんちゃん(クロちゃんとドンちゃん)も参加し、

ドンちゃん(シェルティかな?)はみんなの食べ残しのトリの骨をむさぼり食ってました。

どうでもいいけどドンちゃんくさかったよ…

毛がふさふさしてるから蒸れるのでしょうか。

私は鉄板の上でベビースターラーメンと化した焼きそばをばりばり食べてました。


今日はおとなしかったなー…と思いつつホテルに戻り、お風呂に入った女性陣が二次会真っ最中のとなりの部屋に入っていくと、

焼酎をひとりで一升あけて酔っ払ったK戸さんが大変なことになってました。

しまいには寝ゲ○そしてもらい○ロという大騒ぎに…


私はというと、そんな騒ぎを尻目に、まったりと楽しくおしゃべりしてました☆