朝起きたら、宿には私ひとりぼっち…
他の女の子ふたりは、夜も明けぬうちから登山に出かけていった模様です。
私たちがやっているような圃場でのサンプリングは
天候にかなり左右されるため、あらかじめ2日めは予備日として設定されてたんだけど
台風もなんとかやりすごし無事に1日目にサンプリングを遂行することができたため
この日はオフになりました。
やったね♪
2日めは台風一過の晴天。
まさに絶好のドライビング日和でした。
◎雫石→田沢湖
雫石からまっすぐ西に向かい
岩手・秋田の県境を越えてまずは田沢湖へ。
後ろに見えるのは岩手山。
うわぁぁぁ…。
波ひとつない湖面。まるで鏡のよう。
すっごいキレイ…!!
明鏡止水とはよく言ったものだわ
なんて思ってたらばすぐ足元に
わかる?
明鏡止水とは程遠いウグイの群れ。
しかもこいつら食欲の権化。
お前ら雰囲気ぶち壊し!!
いい場所なんですけどねえ。
これも微妙にぶち壊し感が…
かの有名な「辰子姫像」なのですが、なんじゃこの金ピカは。
まあ…山と湖の青に映えるといえば映えるのですが
いかんせん私は
自分がピカピカきらきらしたものを身につけるのは好きだけど
他人がそういう格好をしていると引く(←同族嫌悪…?)
という嫌な性格であるため
この金ピカ辰子姫も、なんだかイマイチだったのでした。
それにしても
この辰子姫にまつわるお話、結局よくわからずじまいだったので気になっております。
私はずっと「安珍清姫」伝説と勘違いしてたよ…
◎田沢湖→温泉めぐり
まずは乳頭温泉「鶴の湯」へ。
ここではお風呂に夢中で、写真撮ってない…(^^;)
酸性泉なのでお湯が熱いとぴりぴりしてずっと入ってられないのですが
ぬるめの乳白色の露天風呂はマイルドな湯ざわりで、めっちゃ気持ちよかった〜
もうね、お湯につかった瞬間に
「温泉ってこんなに気持ちよかったのか!!」
と衝撃を受けましたよ。ええ。
ちなみにここ、今でこそ男女別浴ですがかつては混浴で
その名残か男湯のまわりに囲いはあるものの
申し訳程度にすき間だらけの木の板がめぐらされてるだけで
軽くセクハラなんじゃないかという出来事もあったりして
詳しくは立場上コメントを控えさせていただきますが。
あ、あと
女湯でひとりのんびり(他の女性ふたりは山のぼりに行ってしまったため
この日の行動は私+男性3名というハメに)していると
目の前に祠があるのですよ。
「そういえばココ、安産にも効くって言われてたよな…」とぼんやり考えてる私の視界に飛び込んできた石の柱。
…。
…。…。
ご立派なセクシャルモニュメントで。
若いムスメには刺激が強すぎます。
日本人ってこういうところおおらかだよなあ。
古来から土着的な信仰として性的なシンボルを崇拝することは
わりと日本各地で行われていたようなのですが、目の当たりにしたのは初めてですよ。
そしてさらに温泉めぐりは続く。
山道をすっ飛ばし、次は秘湯・玉川温泉へ。
温泉というよりは、湯治場といった風情ですね。
ここはガンでもなんでも万病に効くということ。
出発前、ここに以前来たことのある先輩が
「365°展望の露天風呂」
なんてうっかり言ってしまうぐらいのパノラマ露天風呂
ていうか脱衣所のついたて以外何もないというオープンエアもいいとこだったため
さすがに私は入れませんでした…。
そうでなくても
指導教官と混浴っていうのだけは勘弁。
温泉に入れない私は、写真を撮りつつ原野を散策。
穏やかですがすがしい秋の風景が見られたかと思えば
こんな荒々しい場所もあったり。
噴気孔から火山ガスだの水蒸気だのが噴出してるのです。
いやもう音声付きの動画でお見せしたいぐらいの迫力でした。
…動画でお見せしたところで、単に穴からガスがぷしゅーぷしゅー吹き出してる映像が延々つづくだけなんですけれどもね。
これが本当の温泉地か。
ここに来る途中で「タマゴとにんにく」を購入してたかと思ったら
おんたま作ろうぜおんたま。
噴気孔のところにこうやって置いて…
温泉入りながら(男性はね)待つ。
できたかな?
結局温泉タマゴではなく、普通に固ゆでタマゴに仕上がってました。あーあ。
でも一緒に蒸し焼きにしておいたニンニクは、ほくほくいい感じになっていました。
おいしかった♪
◎温泉めぐり→松川温泉
たっぷり温泉につかったあとは、一路本日の宿泊地・松川温泉へ。
名勝・八幡平を横目に眺めつつドライブ…
だったのですが、私はくねくね続く山道に車酔いをもよおし
ぐったり眠っていたので外の景色とかほとんど見てないのです。残念。
泊まったお宿はとても風情のあるところで
温泉も気持ちよかったしお食事もおいしかったしで満足!でした。
翌日はまたお仕事。がんばらねば。