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 富山県の山・・・日帰り  
塔倉山 (稲村)城山) 鍋冠山~高峰山

 (稲村)城山(348m)

 富山

 2016.07.30

 単独  三角点なし
 コース 駐車場所(8.20)---山頂(9.05-9.10))---駐車場所(10.10)

1週間ほど前、富山県上市町の山を何座か登った折、「稲村城山」も登る計画だった。上市町には「城」のつく山が3座ある。千石城山、城ノ平山と今回登った稲村城山だ。ところが前回稲村城山の登山口がわからず目的を果たせなかった。
地形図には「城山(稲村城山)348m」と表示されている。

稲村城山山頂

今回も登山口が不明のままブランに組み入れてきた。高低差は100150mほど、道さえあればお散歩の山だ。国地院地形図を眺め、東側からの入山を計画。城山の真北あたりの路肩に駐車、そして道路と右手城山との間は深い谷。

渓谷の谷底を見ながら、かなり勾配のある車道を上って行く。なかなか城山へとりつけそうなところない。やがて車道は渓谷をまたぎ、その先に1軒の民家、こんなところにどうしてポツンと一軒だけ?敷地の続きに墓地らしい石塔が4基。運よく主人しらい人の顔、早速尋ねる。「以前は頂上への道も手入れしていたが今は放置している、わからないと思うよ、歩くのは大変じゃないか・・・以前はこのあたりから登ったがな~」と指し示す付近は藪同然、林の中へ進入。どう間違えても標高348mの山、遭難なんかありえない里山。

ところどころ古い赤テープが見えたり、山道の形跡が残ったりしている。藪漕ぎというほどひどいものではない。やがて尾根状となって向きが変わる。帰りに迷いそうなところだ。普段は赤テープを携帯しているが、こんな小さな山でザックも不要、持ったのはカメラのみ。目印に木の枝などを並べてこの場所をわかるよう細工した。

あとは感と薄い形跡を頼りに上を目指すとひょっこりとピーク。それでも時間は45 分もかかっていた。
臨床の笹と高木の樹林に囲まれた中に「稲村城跡」の白い木標がぽつんと立っている。登るほどの価値のある山ではないし、訪れる人もほとんどないのだろう。

このあとの下山が結構大変だった。
木の枝などで目印を作ったところが見つからない。おおよその見当はつくので、適当に下ってもいいのだが、できれば同じ道を・・・。登るときは杉林だった気がする。気が付けば杉林から離れている。感としては今目指している方角で間違いないはずだが・・・。木につかまったりして急斜面を下っているとき、それが枯れ木だった、ボキッと折れて斜面を3、4m滑り落ちてしまった。

眼下に河原が見える・・・ということはその続きが上市ダム湖。このまま降りて行くとダム湖、そんなことになったらお手上げ、まさか泳ぐわけにもいかない。方向を誤ったことを認識。つまり山頂から東へ向かって降りるべきところを、南へ向かってしまったらしい。そのために目印を残したのに。急な斜面を北東に向きを変えながら慎重に進み、ダム湖畔の車道終点あたりへ降りることができた。
あとは車道を進めばあの一軒家があるはず、途中に見えた稲村神明宮の鳥居から境内へ入って無事の山行を感謝し、駐車地点へ戻った。

一軒家から30分余あれば往復できると思ったのは甘かった。往復1時間50分要してしまった。


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