魚野川へ行こう!(その12)


第12話「大団円」 たいちょお 著

アネゴ

オラオラ隊隊長、たいちょおを顎で動かす女傑。すべての決定権を握っている実力者であるが、なぜか人気者だったりする。妊婦なのに魚野川の他に釧路川源流部も一人で下ってしまった。得意ワザは、自分勝手!

ふぃなーれ笑顔ゴール。感動の最終回


無事に魚野川の旅が終了した。

豪快な瀬に真っ向から立ち向かった男達の笑顔の爽やかなことよ。

酔いと瀬の興奮で、幸せそうな顔がくしゃくしゃの風来乏氏。

ニカニカのBOY。

一番の難関をクリアしたジャンボ。

荷物を積んだアリーのため、迂回してしまったオイラに彼らの興奮と誇らしげな顔が眩しかった。

いいな。今度はオレもチャレンジするぜ!

妊婦なのに一人で川下りしちまったアネゴ。豪雨でも爆睡こいてたキャロライン。

回収部隊にまわってくれたハツキーニョ、たてちゃん&亮、そしてタカロー。

眩しい夕日を浴びて、みんなの笑顔があった。

きてよかった。本当に楽しかった。ありがとー、みんな。ありがとー、魚野川よ。

(教訓。予報は雨でも行ったら晴れよ。天気予報は自己中心的に考えよう。持つべきモノは心優しき友人である。)

この後、たてちゃん、ススム、亮と別れて温泉に向う部隊は堀ノ内に立ち寄り、銘酒「八海山」「緑川」をゲット。その勢いにのって、混浴露天風呂へと出撃するのであった。

先を走る水先案内号の窓から、風来乏の腕が伸び、がっしりガッツポーズが決る。

その意図するものは????

どうやらお話はこれで終わず、怒涛の混浴大作戦が始動されたらしいが、興奮鼻血の阿鼻叫喚の模様は誰にレポートしてもらおうか…

いちおう、魚野川の川下り珍道中はこれにて幕といたそう。

お付き合い、おそれいりまする。

                      ・・・・・おしまい・・・・・・