第11話「堀之内から浦佐までの回収部隊の舞台裏」 たてちゃん 著
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亮
を5歳にしてカヌー・デビューのこれからが楽しみな少年。彼のデビューでオラオラ隊の今後も安泰だ。オラオラ隊、新隊長を襲名。 |
舞台裏 | 回収部隊にまわってくれた、たてちゃん、亮、タカロー、ハツキーニョの軽妙なやり取りが楽しいサポート隊の裏話。 |
亮が顔が真っ赤でだいぶ疲れている様子。先に車で一休みといこうと先に駅に向かう。
に川沿いをまっすぐ道にぶつかり,右へ,最初の信号を左に曲がってまっすぐで駅に向かうとのこと。
「亮,行こう」
「うん」やけに素直だ。
信号のところで,
「アイス食べたい」
確かに,暑いしなと店を見渡すが,それらしき店はない。
「ジュースでいいか?アイスはなさそうだよ」
「うん」
プッシューーという音とともに亮がジュースをぐびぐび飲み始める。うー,うまそうだ。
「ちょっと,ちょうだい」
思わず出た言葉。別に買えばいいのに,人の物ってほしがってしまうんだよね。
「いいよ」
そして,一口,「グビッ!」くぅっ,うめぇえ。
しばらく行くと,右手にセブンイレブン発見。
「おっ,亮!セブンイレブンだ。アイスあるぞ!」
と言い終わる前に,亮は走り始めていた。
セブンイレブンに入ると,涼しいではないか。これはしばらくいたくなるなぁ。
いや,いや,電車の時間をチェックしなくては。アイスを買うと,そそくさと駅へ向かう。
切符売り場に行くと,誰もいない。駅員もいない。時刻表をみると,40分待ち。
うーむ。亮の状態を考えると,早く車にいきたいなぁ。たぶん,車で寝てしまうだろうというか,寝た方が良いだろう。
亮の描いてくれた絵日記。
かえるや、バッタ、怪獣に鯨までいる。
釣りが楽しかったんだね。
ふと,公衆電話の横にタクシー会社の電話番号が,
「すいません。堀之内から浦佐までタクシーお願いするといくらですかね。」
「うーん,そうだな,4000円くらいかな」
「…,どーも」
電車だと,500円もかからんのに,何でそんなにかかるんや。
作戦変更。セブンイレブン涼み攻撃だ。
「亮,セブンイレブンに行くぞ」
「うん」もう,何か買ってくれると期待している。
セブンイレブンの前で,タカローとハッキーニョに出会う。
「おぉーい!」「亮,…」
と声をかけようと思ったらすでにセブンイレブンのドアをあけている。素早いなあ。
それよりも,駅の前でタカローがしきりに指さす方角は,皆が下っている方向。そこには,雲が立ちこめ,タカロー曰く
「雲が下まで来ているからものすごいことになっていると思うよ」
「へええ,そうなんだあ。」
とハッキーニョと私が感心していたが,後から聞いたら,本当にすごかったらしい。
電車に乗ってからは亮は1,2,3で就寝。確かに電車が雨で濡れていた。浦佐駅についてからはスムーズに,タカローのナビのもと合流地点へ。
しかし,誰もいない。
「たぶん,雨で避難しているんじゃないかな。ちょっと見てくるわ。」タカロー素早い。
私と亮はしばらく待つ。
立ちションをしていると,背後から何か気配が。
「途中で避難していたようだよ。いたよ。」とタカロー。
ちょっとびびる。人間,無防備状態で背後から来られると弱いものだ。
また,探しに行っているうちに,皆到着。
確か,最初は風来乏さんだったと思う。いつもながら,ニコニコ楽しそう。悔しすぎる。しかし,亮とでは無理だったろう。楽しい顔を見ているのも楽しいものだ。