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ジャンボ・ススム
オラオラ隊きっての知的派。落ち着いた風貌の裏には、アフリカを放浪したり、単身渡米して法律事務所で働くなど、行動力も兼ね備える。アフリカではケニア山、キリマンジャロ山に登頂。久々の川下りにも関わらず、雄々しく豪快な瀬に突っ込んでくれた。 |
感想 | 今回一番興奮したクライマックスの瀬。雄々しく挑む青年の葛藤が、手に汗にぎらせる血沸き肉踊る作品。これぞ、金字塔。これぞ、クライマックス! |
1時間ほどの雨宿りの後、やっと出発。
アリーの下は結構風が入って寒かったので、気力/体力を結構消耗した。
すっかり幅の広くなった川を、もう早く帰ろ、という気分で、せっせとこいでいた。
1時間ほどして、大きめの橋があったので、谷津(風来乏)さんと隊長で上がる地点を少し探したのだが、うまく適当な個所がなく、「やなの下まで」ということになった。
そのときの私の"やな"のイメージは長良川のやなで、
「まぁ降りてやり過ごせばいいんだよね。まー早ういきましょ」
というノリだった。本物を見るまでは。
聞こえてきた。
あれ、音がすごい。
オラオラ歴は長いものの、あまりにのんびりした川旅しかやっていない私は、濁流と化した「やな」を目の前にして腰が引けていた。
たいちょうが岸に上がって流れを見に行った。
「あがるの? 俺も!」
と追っかけて(こういうときは元気がある)横から濁流を見ると余計にびびったのだが、
先から戻ってきた隊長の言葉は、
「ススムのアミーゴなら行けるよ。真中から右のほうに抜ければ大丈夫」
というものだった。
「えっ?うーむ、いくのかぁ。」
と思っている前で、谷津(風来乏)さんが猛然とアタック開始。
せり上がる波にどん!とぶつかって向こうに消えていった。
やるっきゃない、て気にさせられた。
川に出ると、次ははBOYがアタック。
こちらは波にぶつかった後、ずずずっと並みの上を乗り越えていった。
同じゴムカヌーとしてはみていて心強い。
「よしいくぞ。真中から右へぬけていくぞ。真中から右だ。」
と唱えながら、アタック。
流れはかなり速いものの、入りは良かった(と思った)。
そこから「右、右」と思ったものの、気がつくと波のど真ん中に吸い寄せられていっ
た。
「あれ、まずいんじゃないの??ううー何とか漕いで、ううー」といっているうちに
一つ目の波をクリア(?一応)。すると見えてきたのはもうひとつ同じ位でかい波。
何のリアクションの余裕もなく「ありゃー」とそのまま波に船は向かっていく。
とりあえず漕いだのだが、なんと波を越えられず!!
へさきが右を向き、横向きのまま波の手前にずり落ちてきてしまった。
何がなんだかわからなかった。
「まずぅー!沈したくねーよ。なんとか前向けなきゃ!ふんぬ!うりゃー」
と漕ぎまくったらもう一度流れに乗って波を越えられた。
「よぅっし。」と思ったら、なんとまたひとつ波。
「こんなにあったっけー!」と思いつつ、船は波の真中に向けて進んでいく。
再度越えられず!!全く同じようにへさきが右を向き、横向きのまま波の手前にずり落ちてきてしまった。
つい今しがた何とか成功したので、それだけを信じて、
「まずぅー!沈したくねーよ。なんとか前向けなきゃ!ふんぬ!うりゃー」
を繰り返した。
アミーゴはお風呂状態なので漕いでもただ、ただ重たかったが、運良く何とかこえられていた。
きっとあっという間なのだが、長かった。
でも、よかったー。何かできそうもないことにチャレンジして
「うわっ、まじ?できたちゃったよぉ。むふふ」という感じ。
途中の雷雨を忘れ去れてくれるアタックでした。
クライマックスの瀬の後半。
ポーテージしてから漕ぎはじめたキャロ。
この前半が大きな荒瀬になっていたのだ。
自分の事しか書きませんでしたが、こんなんでいいすか?
これで1時間以上、慣れないと書くのも結構大変っすよ。
後のレポートも一応あるんすか?それとも大団円?
亮は川旅を絵にしてました。後よろしくお願いします。(ススム)
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うぃーっす。ススム、力作サンキュー。
すぐ傍で、見てたモノとしては光景が瞼に浮かんできたよ。
いやあ、豪快な瀬だったね。
小鼻を膨らましたどんなもんだい!の
表情の影に、びびりが入っていたのだね。
男の心情がよくかけている名文章じゃよ。
むーん。無理をさせたな。(まいどのことだが。。。。)
オラオラのホープだけのことはある。
さすがだ!(た)