PIC Writerの製作
         シリアル接続

PIC12F509 に対応  2005/01/17
12F509_への書き込み、消去に対応しました。

PIC12F629/675 に対応  2004/05/04
PIC_HS-2は簡単な改造で 12F629/675 の書き込み不具合を、
略、対応可能となりました。
ここで HS HOME より PIC HS-2 を購入された皆様に(キット及び完成品に限り)
ジャンパーピンとリード線取付説明書を無料で配布いたします

PIC12F629/675 に対応  2004/04/12
PIC_HS-2は簡単な改造で 12F629/675 の書き込み不具合を、
完全ではありませんが対応可能となりました。
ここで HS HOME より PIC HS-2 を購入された皆様に(キット及び完成品に限り)
ジャンパーピンと取付説明書を無料で配布いたします。



PIC Writerの製作

PIC ライターとは、PICにプログラムを書き込むものです。( HEXファイル )
PICとは小型のマイコンチップです。 ( ワンチップマイクロコンピュータ )

過去のお話です。(プレステ初期の頃かな〜。)
PIC ライターを製作する切っ掛けは、プレステのゲーム機です。
ゲームCDを単純にバックアップし、もし起動したら面白い。   「誰もが思った事でしょう」
当時購入したCD-Rは2倍書込のリコーMP6200です。5〜6万だったと思います。 
「パソコンでCDに書込が出来る!!」それはそれは嬉しかったです。( 笑 )
※ 当時、我が家での談話。
    「お前ゲームCDガチャガチャ出し入れしたら傷だらけになるだろう!
    今から同じの作ってやるから待ってろ!」
    なんてカッコイイ事言って起動しませんでした。 私しゃポイント -100でし  (T_T) 
                                      なんでだろ〜お。なんでだろ〜と。
そんな訳で、早速に秋葉原へ何か手懸りを求め情報収集。
                                                                   (警視庁、特捜みたいでし。笑)
裏道へ入ると、
プレステのバックアップCDが起動できる? 「MODチップ(PICチップ)?意味不明のチップ」が
アチラコチラデ販売していました。当然、即購入です。(ハンダ付けは自信があったので)
当時MODチップ(PICチップ)、取付説明書入りで \4,000 安い買い物と思いました。
さっそくPSを半日がかりで改造し、「見事に起動!大成功」
                                               やったぜ!!ポイント +100でし  (*^。~*) 
  しかし、せっかく取り付けたMODチップのせいで新作純正CDが起動出来ません。
またもや、私しゃポイント -100でし  (T_T) 
「本体を改造してあるので起動出来ません」と、PSからメッセージが?・・・・・
せっかく取り付けたMODチップをはずしました。(後からスイッチで回避しましたが。)
その後、著作権法でMODチップは販売中止。欲しくても買えません。

現在では。
MODチップがどうなったか調べたところ、
販売しているサイトが何軒かみつかります。(国内では明らかに違法です。)
そこで、自分のバックアップCDを起動させる為のMODチップを自作しようと考え、
PIC ライターを製作した訳です。(MOD = PIC)
PICに最新のHEXファイルを書込、古いチップと交換し試したところ、
見事に起動!!。PS本体のリセツトボタンで切り換えができ
MODの 「ON-OFF」をLEDで確認出来るようになりました。
※ 何時の日も新しいものに挑戦し成功すると超嬉しいです。
    PS2でPSのバックアッブCDを起動させるにはUSB接続方が簡単かな。
    

PS 参考リンク

PS 参考リンク PSのサポートを考えると安いのかな?。


重要注意!
PS本体の改造は簡単ではありませんぞ。
半田付け初めての方は、迷わずやめましょう。
自信のある方は、個人の責任で行って下さい。
失敗するとメーカー修理出来なくなります。

と言う事で、プレステのMODチップを例としましたが、
PICは、私的にも超初心者です。正直チンプンカンプンです。
しかし、PCを楽しむ一方で電子工作もやったろか!と思い記事にしました。
現在ラジコンに関連する回路を製作中です。と言うかサイトを散策中です。
完成したら記事にする予定です。

では最初に必要な 「PIC ライター」の製作です。

近くの電子部品屋さんで、キットか完成品を買うのが手っとり早いですが、
安いキットでも専用アダプター、接続ケーブルなどで1万円前後、
完成品ですと、2万円ぐらいかな。
秋月電子通商
若松通商秋葉原駅前店

ここで紹介するPICライターは、海外で公開されている
シリアルポート接続のPICライターで簡単に自作出来る回路
 「JDMプログラマ」 です。
また、シリアルポートより必要な電圧を供給してるので電源が不要です。
http://www.jdm.homepage.dk/newpics.htm

以下が回路図です。


回路図を見て、よく分からない方は、以下のサイトで個人的に勉強して下さい。
          電子工作の実験室
  http://www.picfun.com/index.html

回路を、D-SUB 25ピンからD-SUB 9ピンへ変更して製作しました。
また、電源LED、アクセスLEDも追加しました。作業状態をチェック出来ます。

※  LED への供給電圧によっては、書込が不安定になる事があります。


PIC_HS - 2   基板部品表  一基分

記号 部品名 品名 数量
Q1, 2 トランジスタ 2SC2785又は.2SC1815 2
LED 1 LED 10mA.3mm径 1
LED 2 LED 10mA.3mm径 1
D2 ツェナーダイオード Hz5C-1__5.1V 1
D6 ツェナーダイオード Hz9A-2__8.2V 1
D3,4,5,7 スイッチング・ダイオード 1S1588.又は.1S2076A 4
R1 カラー抵抗1/4w 5.1kΩ〜10kΩ 1
R2 カラー抵抗1/4w 1.5kΩ 1
R3 カラー抵抗1/4w 560Ω〜1.5kΩ 1
R4 カラー抵抗1/4w 2.2kΩ〜10kΩ 1
C2 電解コンデンサ 100uF35V 1
C3 電解コンデンサ 22uF16V 1
  IC ソケット 18ピン 1
  接続コネクタ D-SUB9Pメス 1
  コネクタ取付ネジ 3mmX10mm

2セット


以下が完成写真です。  (一通り道具を揃え少し本格的に作りました。)

PIC_HS-1



PIC_HS-2    (PIC_HS-1をコンパクトに仕上げました。)


基板図の作成からエッチングまで、回路の修正を含めて
週4〜5時間の作業で1ヶ月程かかりました。
  ※ 回路図は簡単ですが、いざ作ると難しいです。
基板は、サンハヤトのポジ感光基板を使用しました。

また、ユニバーサル基板の100円位の物を使って、
配線はジャンパー線を使わないように
実際に部品を並べながら、なるべく部品の足で配線していくように配置を考ます。
簡単な回路ですが配線のクロス部分が多く頭をひねると思いますが、
じっくり楽しんで作るのも良いかと思いますよ。
使用する部品代金も、\1,000 でおつりがきます。
※ 半田ごて初めての方はかなり根性がいるかも?
  何事も挑戦ですがね! ( 笑 ) 

    後悔先にたたず。
    余談ですが、当方秋月電子のPICプログラマーキットVer3
    及びアダプター、接続ケーブルを購入し、(自作用アルミケースその他接続部品)
    8ピンの
フラッシュROM対応にするためにPICプログラマーキットVer4を
    さらに購入、なんやかんやで、
一万一千円強を投資してしまいました。
   個人的に以下のチップを主に利用してるので使い勝手の良い
   自作のPICライターを使っちゃてます。

 
◎  書込確認済チップ。
    ワンタイムROM       (12C509A.)  
    フラッシュROM        (12F629.  12F675.  16F84A. 16F819.)

重要
接続は、RS232C シリアル/COMポートです。
※  D-SUB9ピン、「PIC側オス⇒PC側メス」 ストレートケーブルが別途必要です。
      PCのCOMポートにスペースがあれば、COMポートへ直付けして使用できます。
※  旧型のNEC PC98は、対応していません。

また、近くに部品やさんが無い。又は、半田付けやった事が無い。
組立キット、完成品お売りします。  (ほしい方がいればですが  笑。 )
※  完成品は、受注後の製作になるので少し日数が必要です。(2〜3日)
     仕上がりが悪いとか、汚いとか、言わないで下さい。誠意を込めて作ります。
     完成品の保証ですが、もちろん有りません。( 笑 )
     輸送中の事故による破損、初期不良については新しいものと交換致します。


                  製品、キットの内容


使用方
※  以下の接続でPC本体及び、周辺機器の故障が生じても、
    作者HS HOMEは一切責任を負えません。
     すべて個人の責任でお願いします。


パソコンとの接続
接続は、RS-232C シリアルポート/COMポートです。
 D-SUB9ピン、「オス⇒メス」 ストレートケーブルで接続すると、
基板上の「電源LED」が点灯します。
( LED が点灯しない場合は接続ケーブルを外し回路を見直して下さい。
  PC本体を壊さないように注意して下さい。)


書込ソフト
IC-Prog を使用します。windows対応でフリーで提供されてます。
簡単な操作で機能も申し分ありません。(各サイトで紹介されてます。)
最新のものをダウンロードしましょう。
IC-Prog 参考リンク
IC-Prog 1.05C
IC-Prog NT/2000 driver

セットアップ手順。
IC-Prog 本体とドライバーを同じフォルダに解凍します。
icprog.exe を実行します。
Privileged instruction と表示が出ますが OK します。

step 1
ソフトの設定
IC-Progを起動します。



step 2
上のアイコン、「 hardware 」をクリックし、ポートの設定 (接続したポート指定)
その他は以下のようで良いでしょう。
※ windows API でも動作しますが読み書きが遅くなります。
   
windowsNT/2000/XP では、Direct I/O が良いでしょう。


step 3
windowsNT/2000/XPで使用する場合は、Settings ⇒ Options ⇒ Misc
を開き、「 Enable NT/2000/XP Driver 」にチェックを入れ OK します。


step 4
設定が完了しましたら、
PIC をセットしないで上のアイコン、「 Read All 」をクリックします。
基板上の「アクセスLED」が点灯します。
上のアイコン、「 Program All 」をクリックします。
基板上の「アクセスLED」が点灯します。
( LED が点灯しない場合は接続ケーブルを外し回路を見直して下さい。
  PC本体を壊さないように注意して下さい。)


step 5
ICソケットに未使用 PIC をセットします。( PIC 12C509A を例に説明します。)
書き込む PIC を指定します。



step 6
上のアイコン、「 Read All 」をクリックします。
基板上の「アクセスLED」が点灯します。
( LED が点灯しない場合は接続ケーブルを外し回路を見直して下さい。
  PC本体を壊さないように注意して下さい。)

読み込みが終わって最下部が以下のように表示されたら成功です。
(それぞれの PIC で値は異なります。)




step 7
いよいよ書き込みです。
File ⇒ Open File を開き、まえもって用意したHEXファイルを指定します。
上のアイコン、「 Program All 」をクリックします。
基板上の「アクセスLED」が点灯します。
書き込みが終了したら、Buffer 2 をクリック、書き込んだ PIC を
Read All 」で読み込みます。
Buffer 1ファイルと照らし合わせ、用意したHEXファイルと同じならば成功です。





注意!!
右側のチェックボックス 「 Fuses 」で「 CP 」は、PICにプロテクトをかけます。
フラッシュタイプの「 12F629.  12F675.  16F84A. 16F819 」などでは注意しましょう。
書き換えが出来なくなります。

訂正  ( FENG3 さんより、解説のご指摘を頂きまして、訂正します。)
右側のチェックボックス 「 Fuses 」で「 CP 」は、プログラムコードにプロテクトをかけます。
ワンタイムROMなどでは注意しましょう。プログラムコードが読み込めなくなります。
フラッシュROMの場合は、上のアイコン、「 Erase All 」を行なう事で再書込ができます。



以上簡単に説明しました。如何でしょうか?
ワンチップマイコンは、現在では様々な回路に使われてます。
この記事が少しでも参考になり楽しんで下されば幸いです。