韓国岳

(1700.1M)

やる気喪失・・次に期待

日程

温泉のおかげで足の痛みはかなり良くなった。辛うじて縦走が可能な体調になったのだ。しかし、天候が回復する兆しは見えない。今回の連休は毎日の様に雨が降り、どうも調子があがらなかった。それでもこの天候で屋久島に行くことを考えればまだかなりマシな状態だろう。鹿児島計画は失敗だったけど、いい経験が得られたし、また来る日もあるに違いない。次回に期待しつつ鹿児島に別れを告げることにする。

5月6日 道の駅霧島(06:20)韓国岳登山口(06:45)=韓国岳(07:35)=韓国岳登山口(08:20)妙見温泉(09:00−30)知覧(12:10−14:50)鹿児島空港(16:30−17:30)福岡空港(18:40)博多駅(20:11)
5月7日 富山駅(04:26)

山行記録

いよいよ最終日。一晩中降り続いた雨は朝には止んでいた。天気予報は曇り時々雨。霧島の山々は分厚いガスに覆われ全く見えない状態だ。食事を済ませ、まずはえびの高原に向かう。縦走するべきかこの期に及んでも迷った。結局、こんないい山ならもっと良い状態で登りたいと考えて今回は韓国岳の往復にとどめておく事にする。えびの高原から1kmほど先の登山口にある道路脇駐車スペースに車を停めて歩き出した。天候のせいか人はまばらだ。

   
左:韓国岳登山口
右:えびの高原

最初の階段を過ぎると、しばらくは傾斜が緩い。硫黄山の噴気の影響か荒涼とした岩だらけの草原が広がっている。やがて樹林帯となり急な登り。階段の登りはそれなりに大変だったが時々現れるツツジの花を楽しみつつ登った。一息つこうと思ったとき樹林帯を抜け、周りが開けてきた。風雨がまともに当たる。六合目で休憩しながら雨具を着けた。


道端のツツジ

傾斜は緩く道も広くなったが、階段がなくなったので泥の道はかえって滑りやすくなった。周囲が真っ白なのでどこを歩いているのか全く分からない。やがて道はだんだん細くなり、岩がごろごろした場所に来ると山頂だった。周りの景色が見えないので、ここが外輪山の一角だとは想像出来ない。


韓国岳山頂

天候が悪いので、写真を撮ってすぐ下山にかかる。もう縦走しようという考えはなくなっていた。途中、縦走に向かう十数人の中高年グループとすれ違う。彼女たちもこの連休の天候には苦しめられたはずなのに、なんだか自分が情けない。ひたすら往路を下り、登山口に戻った。

気を取り直して知覧へと観光に向かう。途中、妙見温泉に寄って汗を流した。鹿児島に来て四日間毎日温泉である。今度来るときがあれば是非またお湯めぐりがしたいと思った。加治木あたりで渋滞につかまったので高速道路を利用。とりあえず特攻平和会館を見に行くが、それだけで時間を使い果たしてしまった。まっすぐ鹿児島空港まで引き返す。ここで車を返して福岡空港まで飛び、博多からのぞみ、新大阪できたぐに乗り換えて富山に帰った。福岡空港のアクセスの良さには感心。富山にも地下鉄、欲しいな。

余談

やはり、計画そのものが杜撰だったのかもしれない。そして体力不足。この経験を生かして来年こそ屋久島だ。
霧島縦走・・そのうち必ず行く!。
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