屋良部岳

(216.5M)

登山口探しに一苦労

日程

桴海於茂登岳にも登ったし、そろそろ観光をしようと言うことで西表島に出かけた。富山ではかなり雪が降っているという話だが、石垣は晴れ続きで非常に運がいい。西表島最高峰の古見岳に登ることも考えたが、あんまり欲張らないlことにした。ゆったり温泉にでも浸かって休もう。そして翌日は登山道のある屋良部岳で登り納め。長い正月休みもこれまでだ。

1月3日

石垣港(08:00)大原港(08:40)浦内橋=浦内川遊覧船乗り場(09:40)軍艦岩・マリュドゥの滝・カンビレーの滝(10:20ー12:00)浦内川遊覧船乗り場=浦内橋(12:15)西表島温泉(12:55−14:40)仲間橋(15:10)=展望台(15:50)=大原港(17:00)石垣港(17:40)バンナ岳(18:10)石垣市内(18:50)

1月4日

石垣市内(08:00)屋良部岳登山口(09:00)=屋良部岳(09:25)=屋良部岳登山口(09:40)御神崎灯台(09:50)川平公園(10:00−10:30)石垣市内(11:00)石垣空港(16:00)那覇空港伊丹空港新大阪駅(20:55)

1月5日

富山(00:02)

山行記録

こんなに天気がよいのに船浦行きの船は欠航だ。仕方がないので大原行きに乗り、そこから代行バスに乗る。バスの終点は白浜とのこと。浦内川まで直接行ける。しかもバスはノンストップでとばしていて遊覧船の始発便に乗り込めそうな勢いだ。いけると思ったが、船浦を過ぎたあたりから乗客がぼつぼつ降り初めてバスの速度が落ち無理だと分かった。浦内橋でバスを降り、遊覧船乗り場に走り込んだが当然間に合わない。五人以上なら三十分単位で出しますと言われやきもきしたが、人数も集まりうまく十時の便が出る事になった。

  
左:大原港
右:浦内川と乗船場

遊覧船に乗り込んで浦内川を遡る。河口周辺は浅く、底が透けて見えた。流れもほとんどないようだ。川岸にはマングローブが続いている。逆に終点の軍艦岩から上流は岩がごろごろあって、下流側とはっきり違うのが印象的だった。船から下りると早速滝に向かう。マリュドゥの滝を見下ろせる展望台にいったん登り、それから滝に向かって降りてゆく。展望台から見るマリュドゥの滝は見事だった。

       
左:展望台からマリュドゥの滝
右:カンピレーの滝

遊歩道はマリュドゥの滝の横に通じていた。広くて穏やかな滝壺が南国の植物と調和してよい雰囲気を出している。しかし滝そのものは三段で十六メートルでちょっと物足りない。遊歩道を少し遡ったカンピレーの滝はスラブ状になったナメ滝みたいな感じの場所。こんなところを遡ったら面白いに違いないが、これを滝と言うのには無理があると思う。ここから西表島の横断道がさらに続いているが、観光地はここまで。遊歩道を乗船場まで引き返した。


展望台から見た仲間川

バスの時間には間に合いそうもないと半ば諦めていたが、下りの船は思ったより早く到着して乗り継ぎに成功した。向かったのは日本最南端と言う西表島温泉。バスを降り、送迎バスに乗り換えて3分ほどで到着。屋内にサウナと浴場と露天風呂、屋外に水着着用のサウナと露天風呂(あたりまえ)そして季節はずれで誰もいない広いプール。外は敷地が広い分、湯船が少しこぢんまりしている印象を受けた。沖縄では温泉よりプールの方が流行るのかもしれない。人の入りはまずまずでゆったり休養する事が出来た。


エメラルドの海を見る展望台から石垣市街

時間があるのでタクシーで大富へ行き林道を展望台まで歩く。展望台からは樹林にびっしりと覆われた仲間川の流域が眺められた。それから大原港まで駆け足で走り、石垣行きの船に乗り込む。石垣島に戻ってまだ日没まで時間があったのですぐにバンナ岳に向かった。エメラルドの海を見る展望台からあたりが真っ暗になるまで石垣市街を見つめる。ついでに財布も見つめると残金400円。貧乏神のしわざか。昨日はステーキだったが今日はコンビニ弁当だ。

         
左:屋良部岳登山口
右:山頂から御神崎灯台

一夜明けて今日が沖縄計画最終日。荷物をまとめてホテルを出る。向かったのは石垣島の西端にある屋良部岳。しかし登山口がなかなか見つからない。あちこち間違った道に首を突っ込み、諦めかけたときにようやく草の間から登山口の看板を発見した。車を降りて探したのが正解だった。乗ったままだったら発見できなかったかもしれない。樹林帯に入るとさすがに登山道はしっかりしていたが、日の当たるところは草で覆われ多少荒れ気味だ。尾根に沿った登山道を一気に山頂まで登る。山頂の脇には何カ所か大きな岩が露出していて景色が眺められるようになっていた。切り立った岩の上から見る景色は見事でしばし休息をとる。下りは往路を戻った。

  
左:山頂lから前嵩(奥左側)
右:於茂登岳(中央)

御神崎灯台で少し休んだ後、川平公園を散策して石垣市内に戻った。それからは駆け足で市内観光とおみやげ買い込みに回る。桃林寺権現堂、宮良殿内、南嶋民俗資料館などを回り、公設市場から宅急便でお土産を送った。レンタカーを返却し、石垣空港へ。機上からくっきり見える石垣島に別れを告げた。沖縄、伊丹、新大阪での乗り換えも予定通りにいき、富山まで帰った。

余談

屋良部岳の登山口は午前中特に影になるので見分けにくい。立派な看板があるが、自動車では二回も素通りして分からずかなりあせった。

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