議員インターンシップ参加者の感想

最終報告書

友次みちのり議員インターン
同志社大学政策学部 中島 美央

【インターンを通じて得たもの】

大学生って好きなことができて自由で楽しい!私はそんな考えを持ったどこにでもいるような普通の大学生でした。そして、この時期誰もが抱くように将来に不安を抱き、友達の強いすすめでインターンシップに参加しました。
インターンに参加して、毎日友次さんから色んな問いを投げかけられました。「働くこと」「自由の中の責任」「学ぶ意味」今まで自分がそういう大切な問いに対して何も考えずに生きてきたことを思い知りました。

そして、友次さんの仕事に対する熱い思いや誇り、人とのふれあいを通して、毎日生き生きと人生を楽しむ姿に驚きを隠せませんでした。なぜなら自分が仕事に対して「楽しくなさそう」「辛そう」「きつそう」といった大衆化されたイメージしか持っていなかったからです。しかし、電気が使えることや電車やバスに乗れること、コンビニでおかしが買えること、そういった当たり前の生活のために、顔も名前も知らない誰かが何百人、何千人と社会で働いている、自分がその一員として社会に出て誰かのために働くということはとても誇らしいことなんだと感じることができました。そういうことに今まで何も気が付かなかった。自分のレンズがどれ程曇っていたのか思い知りました。

インターンが終わり私はGW中に東日本大震災の被災地、宮城県亘理市にボランティアに行きました。海側の地域では2ヶ月経っても水がでない、電気がつかないという状況が当たり前でした。床下のヘドロをかき出し、床板を洗い、部屋を清掃し、津波の大きな爪痕を肌で感じました。海辺は瓦礫が一ヶ所にまとめられ、辺り一面が茶色の世界、海と浜辺の境界がぼやけて、とても悲しい光景が広がっていました。自分が今、当たり前のように電気や水を使っていること、便利に生活してること、美味しいご飯が食べられること、大学で勉強できること、そして何より今を生きていることは決して一人で成り立っているものではない。顔も名前も知らない誰かが、私が毎日生きるために一生懸命働いている。誰かの為に生きること、それが働くということなんだ、インターンに参加して私は将来自分が働く意味についてやっと気が付くことができました。

【友次さんへ】

2か月間ありがとうございました。こんなに本気で悔しい思いをして、自分を変えたいと思ったのは初めてです。自分の悪いところを指摘してくれる人なんて、今まで私の周りにはいませんでした。友次さんから「頑固」「理詰めが弱い」と言われるたびに泣きそうになりながら、何度も自分について考え直し、輝いている先輩方に会うたびに自分がどれほど小さい存在か思い知りました。そうやってこの2か月間を過ごし、付箋では貼りきれないほど多くの気づきを得ました。その中でも、特に強く感じたことが一つあります。

それは「人」についてです。自分一人じゃお腹抱えて笑うことができない、自分一人じゃ悔しくて泣くことができない、楽しい、悲しい、悔しい、そういう強い感情の傍にはいつも「人」がいました。このインターンでもそうです。自分を変えたい、成長したい、その強い思いのすぐ傍に、インターンの仲間たち、輝く人生を送る人たち、すごい先輩たち、そして友次さんがいました。人と出会い、触れ合うこと、それが自分の人生にどれ程大きな意味を持つか強く実感しました。

インターンが終わり、私はやっと大学生活のスタートラインに立てたような気がします。友次さんの熱い思いを胸に残りの大学生活、色んなことに挑戦し経験を積んでいきたいと思います。・・・もちろん大切なものにウエイトを置くこと、自分の意図に価値判断基準を置くことを忘れません。
友次さん2ヶ月間本当にありがとうございました!!!そしてこれからもよろしくお願いします!