議員インターンシップ参加者の感想

最終報告書

友次みちのり議員インターン
京都文教大学 人間学部 3年生 板谷 麻希

【2ヶ月間で成長したこと】

「麻希ちゃんはどう思う?」友次議員が常に投げかけてくださるこの質問から私は多くのことを学びそして本当に何度も何度も悩みました。
でも、その悩みが2ヶ月前の私にはなかったものを生み出してくれました。
私はこの2ヶ月間のインターン活動で「深く物事を考える」事の必要性に気づいた事が一番の成長だと思っています。

自分は今、なぜ笑顔でインターンに来られているのか。今後の自分の人生はどうなれば豊かになるのか。なぜ、当たり前に当たり前の生活が出来ているのか。深く考える事で自分を愛情いっぱいで育ててくれた親の存在や自分を支えて応援してくれている人達の存在に気づき感謝や恩返しの気持ちが生まれました。
また、今までの自分自身と目を背けずに正面から向き合うことで将来について真剣に考えられるようになりました。
そして企業というプロ集団が社会の為に働いているから違和感なく豊かな生活を送る事が出来ることに初めて気づきました。様々な気づきが芽生えれば芽生えるほど、私の存在する世界は今までとは全く違ったものへと大きく変化していき、その中で何か行動を起こしたいと強く思うようになりました。

深く物事を考えるようになり、私は1つのものでも多面的な見方をする事ができるということに気づきました。テレビで報道される事件が事実の全てかはわかりません。それは報道する人のその事件への1つの捉え方であり、他の人が報道すればまた違う見方が出来るかもしれないからです。物の捉え方が1つだけではないと理解できた時は、深く考える事への無限の可能性がより広がった瞬間でもありました。
また、人との関わり方について深く考えた際には人との繋がる事の楽しさに気づく事も出来ました。1日に1人初めて会う方とお話しができれば365日で365人の方とお話が出来るという当たり前だけどそれを考える事もなく生きてきた20年間。絶対1日に1人は話すと意識し、聞けた沢山のお話や考え方から多くのことを学び沢山の気づきをいただいた2ヶ月間。

その間には、言葉を相手に届ける難しさを知り人と話す事が怖くなった時もありました。
「深く物事を考える」事から生まれた気づきは、私に生きる喜びを与え今この瞬間が本当に幸せだと実感させてくれます。
まだまだ、私は未熟で本当に「深く物事を考える」事は出来ていないかもしれません。でも、少なくともこの2ヶ月間のインターンでいかに考える事が大切かという事に気づけたことに間違いはありません。
私は、今後この成長をもっともっと大きな成長になるよう沢山悩みながらもその悩みを止めることなく前進し続けたいと思います。

【友次さんへ】

この2ヶ月間本当にお世話になりました。初めて友次さんとお会いした日を私は鮮明に覚えています。ほとんどの学生が「同志社大学」「立命館大学」と聞いていて私が行ってもどの議員にも相手にされないのではないかと正直、私は不安で仕方ありませんでした。
不安の中で案内された端の席。暗く、隣の席の人に自分の学校名が見えないように縮こまっていた私の前に現れたのはきらきらと輝く満面の笑みの友次さんでした。
なぜかあの時、鳥肌が立ったのを覚えています。私は、この人の元で学べたらもっともっと前へ進める。何もしゃべっていない状態でそう感じた私の勘は大当たりでした。

この20歳の夏の2ヶ月間は、今まで生きてきた中で一番濃く充実した2ヶ月間でした。
行きたくて仕方なかった友次インターンに毎日行けるという事だけで私は嬉しくて仕方ありませんでした。でも、行けば行くほど私はこんなにも無力だったのかと今まで自分がいた世界は本当に狭い世界であったと現実を突きつけられました。
その現実を、すぐに受け止める事ができず苦しくて、辛くて毎日家に帰ってこんなはずじゃなかったと行き場のない悲しさと無力を知ったけど何も出来ない悔しさにただ、ただ、涙を流す日々でした。でも、どうすれば自分はもっと成長できる?どうすれば良い発表ができる?早く結果を出さなきゃ。早く自分も成長したい。そう焦れば焦るほどわからなくなり、私はパニックに陥ってしまいました。

その一番の象徴的な出来事がしゃべれなくなった街頭演説だったと思います。街頭演説の前日、誰にも負けたくない。他の人達よりも良い演説をしてやる。私だって出来る。今思えば「自分が良くなりたい」より「ただ、負けたくない」との気持ちが先行してしまっていた気がします。精神的に一番追い詰められ、へこむ私に2007年に起きた不祥事から今の社会にまた戻ってきた企業のお話をしてくださったあの日は一生忘れません。今の私もまだまだ未熟ですが、失敗したあの街頭演説がなければそれ以上に成長できてなかったと思います。大失敗したあの日から、二度と失敗したくない。という気持ちと同時に良くする為にはどうしたらいいかと深く考えるようになりました。

「考える。」という事を意識するようになり私の中で考える事がどれ程大切かという事に気づきました。でもそれは底辺からやっと中間地点に上ってきた気づき。
「変わり者」としかいわれた事がなかった私が「平均的な女」といわれた事もありました。友次さん含め3人からストレートに指摘を受け、悔しくてインターン中何度涙を流したかわかりません。感情のわかりやすい私は、友次さんに何度笑って「まきちゃん今日は静かやけど元気ないやん。」と言われたでしょうか。このままではだめだ。私らしくない。と気づき、もう一度頑張ろうとあの言葉で思えました。
でも、本音で指摘してくれたからこそ友次インターンが失敗を次に生かしたらいい。別にカッコつけなくていいと思える自分が素直でいられる場所になっていったのだと思います。

友次さんがいて、インターンのメンバーがいて刺激されたから私はもっと成長したい。絶対に自分を変える。という想いが余計に強くなり充実した2ヶ月間を送る事が出来たのだと思います。自分に自信がなかったからこそ、本音でダメな所を指摘してくれる人の存在が私には最も必要な存在だったのかもしれません。

この充実した2ヶ月間は、不思議な「縁」によって始まりました。友次さんとの出会いから始まり、インターンの皆、インターンOBの方、パナソニックの社員の方、市役所の職員の方々など沢山の方との出会いがありました。私の中でこの出会いはなくてはならない必然的なものだったと思います。全ての出会い、そして出来事が私の中で一生の宝物として今後の人生で生き続けていくと思います。人との出会いに感謝です。
私はこの2ヶ月間で本当に、本当に沢山のものを友次さんからもらいました。
友次さんに出会えて私の人生は間違いなく大きく変わりました。これから就職活動という人生の岐路に、このインターンで身につけた全ての力を最大限に出し切って乗り越えて、私もいつか友次さんのようなきらきらした人に絶対になります。
本当に2ヶ月間お世話になりました。