議員インターンシップ参加者の感想

最終報告書

友次みちのり議員インターン
同志社大学 政策学部 2年生 山脇 未菜美

【2ヵ月で成長したこと】

人を吸い寄せる目。目を直視する目。目で訴えかける。目で語る。目は心の鏡である。私は議員交流会の日に友次議員の話を聞いた時、友次議員に目を合わすことが出来なかった。そのような経験は初めてのことだった。まるで自分の全てが見透かされているようで怖かった。しかし、その目は恐怖と同時に私の好奇心も揺さぶり、気付いた時には友次議員の元へ辿り着こうと必死に訴える自分がいた。今それを思い返してみると、マスコミ報道で議員に不信感を抱いていた私からすれば、自信に溢れた目をする友次議員は奇怪な生き物であったからであると考える。この人は一体どのような考え方をするのだろうか、どのような想いを以て議員の活動を行っているのだろうか。
ただ単純に"友次みちのりさん"という一人の人間にも興味も持ち始めていたのである。

実際にインターンシップ活動が始まってからは、日々自分との戦いだった。何故自分は学ぶのか、どうして今生きているのか、仕事とは何なのか、働くとはどういうことなのか、人生とは。日々自分のことを考えた。当たり前のようで当たり前で無かった世界。自分は一人ではなかった。家族がいた。友人がいた。安心で便利な生活を供給してくれる仕事人がいた。二十年間生きて来て、何故このようなことに気付けなかったのか。
外へ振りまいていた笑顔の持ち主は一体誰だったのだろう。結局自分は自己中心的な物の見方しかできていなかったのだと、怒りばかりが込み上げて来た。悔しかった。辛かった。

しかし、自分の無知を知ると同時に、物事の本質の道筋が見えくること、何も見えていなかった自分の世界が広がっていくことの面白さも知っていった。
何をするにも"気付き"が大切なのだ。失敗した時、人との繋がり、新しい価値観、初めての経験、Web、本。きっかけは何でも良い。ただ"気付く"ことで人間は物事を吟味し、計画を立て行動に移し、結果を出すという歯車を回し、成長していくのである。
私の歯車も"気付き"と同時に勢い良く回転し始めた。気付けてよかった。本当によかった。その一言に尽きる。

これから私は二カ月間の議員インターンシップという活動に終わりを告げ、大学という世界に舞い戻る。しかし、今私が見ている大学はというと、インターンの世界へ入る以前の大学とはまた違った、鮮やかな虹色をしているように思われる。
未だ学校が始まっていないにも関わらず、講義を受けること、新しい人に出会うこと、サークル、ゼミ、ボランティア、何もかもが楽しみで楽しみで仕方がない。
そう、未来は明るいのだ。この明るい未来へ向かって、残りの大学生活を悔いが残らないものにし、二年後の就職活動で未来へ羽ばたける社会人となれるよう、また、素敵な人間、魅力的な人間になれるように学び続けようと思う。

【友次さんへ】

友次さん。私は二カ月間の気持ちを感謝の文章という形で上手くまとめることができません。だから一言言います。出世払いでお願いします。これが、今私が言える最大の言葉です。
以上です。