議員インターンシップ参加者の感想

最終報告書

友次みちのり議員インターン
同志社大学 法学部 2回生 内藤裕佳子

大学で勉強に追われ、やりたいことも見失い、ただ単位を取得するためだけに通う日々。そんな楽しくない白黒の世界で過ごしているうちに気付けば2年生ももうすぐ終わる。将来どうしようと思っても、大学とアルバイトの世界しか知らない。不安や焦りが浮かび始めたとき、この議員インターンシップを知りました。授業開始前に配布されたビラと告知がきっかけで説明会に出席。それが全ての始まりで、私は友次議員に出会いました。

この2カ月間、本当にたくさんのことを学びました。ワークライフバランスや人権、命の大切さ、感謝すること、チームワーク…知っている"つもり"になっていた多くの物事の本質を知ることができました。
インターン中、最も強く感じたのが出会いの大切さです。インターンが始まる頃は不安でいっぱいでした。知識は得ても、自分に自信がなく人の目を気にするという内面はたった2カ月では何も変わらないだろうと思っていました。一緒に参加する仲間のことも、友次議員のことさえも、完全に信頼することはできないだろうと思っていました。でも、友次議員は、これからの人生を充実させるヒントをたくさんくださいました。何度私が泣いても、ゆっくり話を聴いてくださいました。そして仲間や先輩が、私のいいところも悪いところも本気で言ってくれました。話を真剣に聴いてくれました。

「失敗は敗北ではない」この言葉がずっと心に残っています。仲間が競争相手にしか思えず間違うことを恐れ、友次議員からの質問にも沈黙するか正解しか答えられなかった私は、3月になってやっと、間違ってもいいからなるべく自分の考えを発信するというところまで到達しました。もやもやとしたものが少し消え、私は2カ月前よりもよく笑うようになりました。いきなりではなくても、どんなに微かでも、変われるのかもしれないと思えるようになりました。
自分にはない新しい価値観や考え方に触れたり、物事の本質や基本を知ったりと、アルバイトだけの春休みでは得られない多くのものを得ました。そして2カ月間の全体を通し、縁の素晴らしさを心から感じています。

4月からまた大学生活に戻ります。2年間何となく過ごしてきてしまいましたが、過去は変えられません。だから、それに気付いた今から変わろうと思います。より真面目に授業を受け、友達と真剣に語り、たくさん笑う…1日1日を大切に過ごそうと思います。

インターンで学んだことも活かしたいと思っています。まず、授業への臨み方の改善です。大学まで行かせてもらっているのは将来の選択肢を広げてもらっているということであり、夢中になれる学びを見つけることが学生の責任だと、友次議員に教わりました。3年生になると専門的な勉強がより本格化します。ただ単位を取得するためという意識を転換し、楽しいと思える分野や科目を見つけることが目標です。

そしてもうひとつが、ゼミを頑張るということです。塾活動でチームワークやリーダーシップの話を聴いたとき、2年生でのゼミの経験が重なりました。ゼミで私は実質的な班長の役割を担っていましたが、ただ指示するだけで、メンバーのやる気を引き出せずに終わっていたり最後の最後に大きなミスをしてしまったりと課題の残るものになってしまいました。だから、聴いた話を3年生のゼミではぜひ活かしてよりよい活動をしたいと思うようになりました。また同じようにリーダーをするかどうかはわかりません。最初は、どれだけ活かせるか試したくてまた同じ役割をしようかなと考えましたが、リーダーになることが偉いわけではないし、その他にも自分に合う役割があるかもしれないと思うからです。どの役割になっても全力で取り組みいい発表をして、班のメンバーと私自身の全員で喜べる結果を残すことが目標です。