議員インターンシップ参加者の感想

最終報告書

友次みちのり議員インターン
大阪大学 経済学部 1回生 篠崎 祥平

僕が友次インターンで痛感させられたことは、「考えること」と「聴くこと」の大切さです。まず「考えること」ですが、僕は今までの人生で、ほとんど深くは考えずに生きてきたと思います。ただ言われたことをやるだけか、自分でやる気を出した時も大して考えずに行動し、失敗することがよくありました。僕はこんな自分を変えたいと思い、友次インターンに参加しました。しかし、友次さんには深くは考えずどんどん行動する性格は、多くの気づきの機会に出会えるから、長所だと教えられました。そのおかげで、僕は自分の性格をさらに肯定できるようになり(もともと好きでしたが…)、大きく自分を変える必要はないのだと気づかされました。これからもこの自分の長所を意識し、さらに伸ばして、自分の最大の武器にしていけたらと思っています。

しかし、もっと考えることも大切だということも教わりました。考えるとは、結果を考えて行動するとかではなく、自分の身近なもの、当たり前だと思っていたことに疑問を持ち、「なぜ○○は大切なのだろう?」「○○とはどういうことなのだろう?」と自問自答することです。何度も何度も自問自答していくことで、物事の本質が見つかり、自分の意見を持てるようになるのです。また、メディアからの情報を鵜呑みにするのではなく、「本当に正しいのか?」「他の視点からではどうだろう?」と考えることも、自分の考えの軸を確立できたり、多面的な視点を持つことが出来たりすることに役立ちます。さらに、自分の役割を考えるということも重要だと思います。今入っている部活や社会に出てからの仕事でも、チームで活動することがほとんどですので、自分の役割を把握し、チームに最大限に貢献できるようになることが求められています。また、チームへの貢献が自分の喜びとなります。

次に「聴くこと」ですが、僕は今まで聴くことを全然重視せずに生きてきたため、「聴く」という能力がとても低いということが、このインターンではっきりと解りました。なぜ僕が聴くことが苦手なのかというと、「相手は自分にない良いものを必ず持っている」という気持ちが欠けていたからだと思います。友次さんに、コミュニケーションでは話すことよりも聴くことの方が大事だと教わり、このままではいけないと感じました。だから、自分のことばかりではなく、相手のことにももっと興味を持ち、いきいきと相手の話を聴けるようになっていこうと思います。

今後の大学生活では、友次インターンで教わったことをどんどん実践していきたいと思います。このインターンでは、今まで教えてもらったことのない素晴らしいことをたくさん教えてもらいました。しかし、それらは意識できるようになっただけであり、まだ自分の成長にはつながっていないと思います。これから自分がそれらを実行していけるかどうかということが、最も大切なことであり、本当の成長につながることだと思います。具体的に、まず部活で自分の役割を考えて、チームに貢献することです。それは大きな声で盛り上げるでもいいですし、これから入ってくる後輩を全力で指導することでもチームへ貢献できると思います。次に勉強については、今学んでいる経済学がいつか自分の役に立つはずだ、自分の考えの軸になるはずだと信じ、妥協せずに全力で取り組んでいこうと思います。バイトについては、接客業に就いて、お客さんを喜ばせることが自分の喜びであると実感できるようなりたいと思います。また、人とのコミュニケーションも、友次さんに教わったことを意識し、積極的に図っていきたいと思います。大学での目標は、悔いのない全力の大学生活を送ることです。そのために、よく「考え」よく「聴き」、友次インターンで得たことを自分の軸として、毎日毎日、一瞬一瞬を全力で生きていきたいと思います。

最後に、友次さん、明るさだけが取り柄でとてもずうずうしい僕を受け止めていただいて、本当にありがとうございました。他の人ほど深い考えはできなかったかもしれませんが、人生でこんなにいろいろと考えた時間はありませんでした。この春休みの2か月間を捧げたことに微塵の後悔もなく、逆にインターンに参加してなかった時のことを考えるととても怖いくらいです。そのくらい充実したインターンでした。友次さんは、僕たちにこんな素晴らしいインターンを提供するために、忙しい中嫌な顔ひとつせず、本気で僕たちに向き合ってくれました。どれだけ感謝してもしきれないくらいです。この感謝の気持ちを返すためには、僕が輝く人間になり、後に「僕の人生の大転換点であり、もっとも重要な出来事は友次インターンでした。」と言えるようになることだと思います。絶対に輝く人生を送るので、期待していてください。本当にありがとうございました!