議員インターンシップ参加者の感想

最終報告書

友次みちのり議員インターン
立命館大学 経営学部 1回生 櫻井 淳貴

友次議員のもとでの2ヵ月間のインターンシップ活動を振り返ってみると、活動を通して、政治について学ばせてもらったことはもちろんのこと、自分の人生について真摯に考えたことが心に浮かんできます。

一番心に残った活動は、塾活動です。なぜ大学で学んでいるのか、なぜ、働くのか、自分の人生について考えました。しかし、考えれば考えるほど、明確な答えを導き出せない。そこで、初めて気がつきました。自分の人生について、考えているつもり、わかっているつもりだったことに。こんな基本もわかっていなかったことに、自分自身、悔しくて情けなくなりました。でも、この感情を抱いた時こそが、「無知の知」を得た瞬間だったのだと思います。確かに一歩、前進できた瞬間でした。身近なこと、当たり前だと思っていることにこそ、物事の「本質」が隠れているということを、活動を通して考え抜いたことで気がつきました。「本質」を見つけるために、日ごろから、なぜなのかということを自問自答し、物事一つひとつの意味を考えて生きていきます。

街頭演説では、どうしたら相手に伝わるのかということに悩みました。街頭演説を終えた後の他己分析では、自分では話せたと思ったときでさえも、難しい、解りにくい、伝わってこないという評価を仲間や友次さんから受けたことがありました。悔しい思いを持ちながら試行錯誤して挑んでいるうちに、自分がとんでもない勘違いをしていることに気が付きました。演説でもっとも重要なことは、流暢に話すことであると考えていた。でも、それは大きな間違いで、伝えようとしていることを本気で考え抜き、思いを全力で伝えようとすることこそが重要なのだと気づきました。そういうことに気づいてからは、自分の思いを全力で伝えることを心がけて演説に挑みました。そうすると、解りやすい、伝わってきた、共感できたという評価をしてもらうことができるようになりました。大切なことに一つ気づけた瞬間でした。

政治課題についても学びました。例えば、国と地方をあわせた債務残高約1千兆円。大変なことだとわかってはいても、どこか自分には直接影響しないことだと考えていました。しかし、国債大量発行は信用の低下を招き、貸出金利の上昇を招く、そうなれば、国民も企業もお金を借りにくくなり、国民の消費は低迷、企業は投資を抑制する、それは人への投資も例外ではない。そう考えると、もはやそれは、自分自身に直接降りかかってくる問題として認識できました。政治課題を自分のこととして捉え、自分なりの考えを持っておくことの大切さ、これに気づくことができました。

2ヵ月間の様々な活動を通して、いろんなことに気づき、学び、そして社会で活躍する素晴らしい先輩方と出会うことができました。悩み、苦しみ、考え抜いた2ヵ月間。それは、自分の人生にとっての基本に気づけた2ヵ月間でした。このような素晴らしい活動をさせてくれた友次さん、ドットジェイピーのスタッフのみなさん、そして共に学んだ最高の仲間に感謝します。本当にありがとうございました。大学生活に戻っても、学ばせてもらえることの幸せを噛みしめ、すべての出会いに感謝し、いろんな人と関わっていきたいと思います。インターンシップ活動は終わりました。これからが勝負だという気持ちです。それは、ここで学ばせてもらった基本を、活かすことこそが重要だと感じているからです。でも、このインターンシップ活動で学んだ基本があれば、必ず、大学生活を充実させることができると感じています。いや、必ず充実させます。そして、全力で指導してくださった友次さんの恩に報いるために、社会に出ても、活躍しながら、豊かな人生を送っていきます。