議員インターンシップ参加者の感想

友次インターン最終報告書

友次みちのり議員インターン
立命館大学 文学部 1年生 幡司 朋之

僕は、この最終報告書の一番の読者というのは、友次インターンに参加しようかどうか考えあぐねているかわいい後輩たちだと思うんだな。というか、僕はそう読者を設定した。なんせ自分自身も血眼になってOB・OGの文章に目を通した経験があるから。たぶん、他の人たちの文章を見てちょっと君はびびってるんじゃないかな。なんかこの人たちむっちゃくちゃいい文章書くなって。全員悟りを開いて聖人君子にでもなったんですかって。でも、そんなに肩ひじ張らなくていいんだな。全員が全員そうできるわけでないんだから。だから僕は出来の悪い学生代表で自分を通じて発信していきたいんだな。まあ伸びでもしながら気を楽にして読んでってくれよ。

まずね、友次さんは手強いぞ。ちょっと話すだけでも、ああだてに議員やってないなって思うはずだ。まだインターンが始まって間もないころに、「今までは要領の良さで人生なんとかなったかもしれないが、きっといつか頭打ちを食らう。これまでの大人たちは騙せたかもしれないが、俺は騙されない」って言われたのよ。なんで血もつながってない人にこんなキツイこと言われないといけないんだろうと思ったんだけど、思う節があった僕はこの言葉とずっと向き合うことになる。人生小手先だけじゃダメだったということに気付かされたわけだ。

あと、質問にはきっちり答えてくれる。パナソニックの社員と市議会議員という二足のわらじを履いておられるから経験豊富だ。一番驚いたのが、どの質問にも即答してくれること。本当に考えて話してるのかなと度々思ったのだが、的を射た答えばかりで、なるほど役職上クイックレスポンスの能力が異常に高いんだなと思った。そのためにはネタ仕込を日々欠かさないようにしているようだ。何回か講演会に連れて行ってもらったときも、メモの量が尋常じゃなかったな。その時も「ちゃんとメモ取ったか?」「僕は頭の中にメモしてるんで大丈夫です」というやりとりがあったんだけど、恥ずかしい思いをしたな。僕にはくだらないことはすぐメモするんだけど、大事なことはなかなかメモしないという悪癖があるので改めることにした。話に説得力や張りを出すためには、そういった常日頃からの「気付き」を記録することが不可欠なのだなと痛感せしめられたものだよ。

それと、良い友達ができるな、これは大きいよ。こういう性格だから類は友を呼ぶ、周りは不真面目なやつばっかり。しかし、友次インターンは倍率の高い超人気インターンだ。そこに来るのは選考を突破した粒ぞろいの人たちとなる。自分が通ったのが不思議でならなかった。二人の真面目な人たちと強制的に二か月過ごせたのは本当に貴重な体験だったな。二人の最終報告書をご参照ください。いいこと書いてるでしょ?残念ながら二十年かかってこびりついたカビ汚れは落ちはしなかったけど、自分の偏った姿勢が少しずつ矯正されていくのがわかった。そういうわけで、不真面目な諸君にこそ、僕は友次インターンを強くすすめる。同質なもの同士でつるむのは楽しくて簡単だけど、なんだかむなしくならないか?異質なものと触れ合うのもまた、新たな視野が広がって楽しいぞ、と。

友次さんから教わったなかで、一番ためになったのは「時間を守る」ということだ。たとえば会議に一時間遅れた場合、そこに十人いれば十時間もの時間を浪費したことになる。人にとって時間くらい大切なものはない。そういう考えをきちんと持てている人には自然と仕事が来るようになる。これは僕の座右の銘となった。毎日寝る前にこの言葉を忘れずに暗唱している。

さてあれだけその言葉を大切にしていたのに、これを書いてるのが提出期限を一週間も過ぎているという事実があります。友次さん、議員不孝をお許しください、本当に申し訳ありませんでした。

言い忘れていましたが、友次インターンは苦しいことだけでなく、グルメ面でも非常に充実していました。たくさんの街角の名店を紹介していただいて、なんとこの二か月で10kgも太りました。一回りも横周りも大きくなりました。本当に感謝しています、ありがとうございました。ちなみに春の健康診断でも異常値が検出され、医者から痩せるように勧告されました。

では締めに「頭でっかち尻すぼみ」の汚名を返上すべく、オチとしてなぞかけを披露したいと思います。ご期待ください。

友次さんとかけまして、議員インターンと解く。
その心は、どちらも厳しいみちのり(通憲・道のり)がつきものだが、きっと得るものは大きく、そしてまたdiet(議会・ダイエット)も欠かせない。
あーらまっちゃんでべそのちゅーがえり、お後がよろしいようで。