議員インターンシップ参加者の感想

友次インターン最終報告書

友次みちのり議員インターン
同志社大学 経済学部 一年 坂木 弘直

『先輩のような人になりたい。』それがインターンへの参加を決めた理由でした。
ある講義の中で、同志社大学をもっと全国へアピールするためにどうしたらいいかを発表する機会がありました。その先輩の話にたくさんの人が惹きつけられ、気がついたら僕も夢中になって聞いていました。先輩の大勢の前で堂々と話される姿を見て、あんな発信力がほしいと感じ、それがインターンに参加するきっかけとなりました。しかしこのままの学生生活では到底身につけられない、何かしなければいけない、そう思ったとき初めて、僕は成長するにはどうしたらいいのかを何も知らないことに気づきました。今までは、学校からの課題をこなせばいいだけで、「成長=成績が良くなること」でした。これからは、「成長=人間的魅力の向上」にしなければいけない、しかしそんなこと考えたこともなく、漠然としていて、具体的に何をすればいいのか全くわかりませんでした。
その後、縁あってその先輩と仲良くさせていただき、紹介していただいたのが、議員インターンであり、友次議員でした。おかげで僕は、友次議員に出会い、先輩の後押しもあって、あれよあれよという間に受け入れ議員としてお世話になることになりました。

最初の頃は、環境ばかりが先に進んで、自分の気持ちがついていってないような感覚でした。先輩のような発信力を身につけたい、変わりたい、そんな意気込みで参加したインターンだったのに、街頭演説で思うように話せない、友次議員から投げかけられる質問に答えられない。自分の無能さ、無知さを思い知らされました。自分の将来が見えなくて悩み続けました。時には、自分は友次インターンに参加するには時期が早かったのではないかと感じることもありました。

そんな自分が変わるきっかけとなったのが、「時間の大切さ」の塾活動でした。時間の大切さがわかるということは、今の大切さがわかるということ。僕は今まで幾度となく、“今”を先延ばしにして、後悔し続けてきました。また今回も時期のせいにして今を逃してしまうのか、成長できてないのは自分に負けているからだろう、そう自分に問いかけました。そうして返ってきた答えは、結果は終わってから反省すればいい、あれこれ考える時間があるなら行動すべきだ、というものでした。その日から、僕はわからないことは質問し、自分で調べ、前に進もうと考えるようになりました。

もう一つ、書ききれないほどの学びのなかで、書いておきたいことが、就職活動の第一歩である日常に感謝すること、「当たり前」に感謝することです。毎朝届く新聞も、スイッチを押せば点く電気も、たくさんのプロの働き手によって支えられています。でも、僕はそれを当たり前のこととし、感謝の気持ちを忘れていました。今まで自分が受けてきた、豊かな暮らしと便利な生活を自分以外の方々に提供することが働くということです。僕はこの恩返しの気持ちに気づくことができ、日々の生活での意識が変わりました。

友次さんは、この二ヶ月間、街頭演説・政策研究・塾活動・議会傍聴・OBOG訪問…様々な活動で、僕たちと真っ直ぐに向き合い、たくさんの学びを提供してくださいました。街頭演説での愛のある厳しいお言葉や、次々押し寄せてくる課題に、てんやわんやな毎日でしたが、そんな日々を乗り越えられたのは、インターンに行くのがやっぱり楽しかったからだと思います。最初の頃は、友達は遊んでいるのに、なんて行くのが嫌に感じることもありました。でも、時間の大切さを理解した後、トップを走る社会人の方が、一大学生に時間を割いてくれている状況に感謝すべきことに気づき、最後の一ヶ月間、友次さんと仲間の4人で話すことが毎日楽しみで仕方ありませんでした。そして、一日一日が今まで経験したことがないくらい刺激に溢れていました。だから、あっという間の二ヶ月間だったのに、こんなにも充実感に満たされているのだと思います。

これから始まる学生生活には、今までのように問いを投げかけてくれる人はいません。全て自分で考えなくてはならないし、全てが自己責任となる怖さもあります。でも僕は、それ以上にワクワクしています。友次さんから、成長するために必要なことは教えていただきました。これからは、実践していく時間であり、未熟な僕にとってはこれからが本当の勝負だと思っています。補助輪は外れました。これからは自分だけの力で今まで知らなかった世界へ飛び込み、暗闇の中で目標を見つけていかなくてはなりません。ふらつきながらでも、ぶつかりながらでも僕は必死にペダルを漕いでゴールを目指します。そうやって苦労してたどり着いたゴールが、次のゴールをはっきりとしたものにすることを僕はこの二ヶ月で学びました。

友次さんに出会わず、ただバイトとサークルでこの二ヶ月間を終わらせてしまっていたことを考えると、それこそ「平均的な大学生」で、大学生である今すべきこと、働くとは何か、就職活動、何も知らないままでした。本当に恐ろしいです。そして、大学では教えてもらえない貴重なことばかりでした。
議員インターンに参加したことも、友次さんに出会ったことも、偶然知り合った先輩との縁でした。友次さん、二ヶ月間を共にした仲間、OB・OGの方々、地域の方々、この二ヶ月間でたくさんの人に出会い、そして、今までの僕の人生はたくさんの出会いと縁で成り立っていたことに気づかされました。これからも出会いと縁が、僕に成長のきっかけを与えてくれると思います。この2つを大切に、何事にも感謝の気持ちを持って生きていきます。

最高の二ヶ月間でした。この2冊のノートは僕の財産です。
友次さん大変お世話になりました。また落語連れて行ってください。