UNCLEおじさんの言いたい放題

8月号セクハラ?

 「セクシャルバイオレットNO.1」いや〜なつかしいですね。
 我が職場でも今年の4月から施行の男女同権法にともない「セクシャルハラスメント」(以下SH)の注意事項が配付されました。
 「セクシャルハラスメント」の現場をと見るとかっこよくて仕事も出来る課長がスマートにOLのおしりをさわってもSHとはならず、「ハゲ・チビ・デブ」の課長はそばに来ただけでSHだということになっておりますようで・・・
 何回か前の音楽祭の時、交流会に本部のお偉方が見えて女性の参加者にお酌を頼んだところ「セクハラだ!」と見事に断られました。
 我々の集まりは、まあ同じ職場の仲間ではありますが、私がお酌してもらってもSH になるんでしょうかね。
 アメリカでは肥満と喫煙者は管理職に登用しないというのが最近の方針だそうで、肥満も喫煙も自己管理を怠った末ということらしいです。
 いかにももっともらしいですが、というより「やせたい」「禁煙したい」と思っているができない人は自己管理能力がないのでしょうが、「やせる必要はない」「タバコは健康に悪いことはわかっているが、禁煙するまでの必要はない」と思っている人はどうなんでしょう?
 そういう人達も管理能力がないんでしょうかね。
 これはいわゆる見方の違いで、半分は正解半分は大間違いの典型でしょうね。
 同じようなことが人生あるいは社会で色々とあるわけです。
 物事を一面から見ずに反対の立場から見ることも重要な訳ですね。
 しかし、事はそう簡単ではありません。
 一方の立場とそれに反する立場のあいだには無限に色々な立場があります。
 もちろん両極にいる人達にはそのあいだのヴァリエーションは理解しがたいものがあるでしょう。
 というより両極の人達は100%自分の意志でその立場にいるかというと育った環境や啓蒙された中での主張であり、本当に自分自信の主張であるか疑わしい部分もあります。
 そこを踏まえて生きて行くことがこれからは大切なんではないでしょうか?
 十人十色と昔からよく言います。
 同じ趣味、同じ運動のもとに集まった仲間達でも生まれも育ちも異質です。
 そこを錯角しないようにしましょうね。
 話は違いますがみなさんも陥りやすい経験談をひとつ。
 音楽祭の前週に連合教育文化協会が主催する「サウンドウエーヴ」(職場地域音楽祭)なるものに出てきました。
 バンドの連中もいつものライヴののりで軽い気持ちで出演したものの、他の参加者の真剣な態度に圧倒されました。
 若年の参加者もいましたが、殆どが我々と同世代でいわゆるプロ予備軍でもないのに演奏にかける意気込み、普段の練習の仕方等、先日の音楽祭の内容とは雲泥の差で、ジャンル、内容に関わらず感動してしまいました。
 と、同時にあらためて音楽に限らず何かを表現して感動させるには相当な努力がいるものだと反省させられました。
 さあ、練習しなくっちゃ・・・


バックナンバー
5月号| 6月号| 7月号
Copyright(C)1966-1999 日本音楽協議会, All rightsreserved.
Host: Takashi Yoshida(UNCLE)
Webmaster: Takashi Yoshida(UNCLE)