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  群馬県の山4座をを登る(2011.5月20〜21日)

    群馬百名山4座・・・・・四郎山・燕巣山  戸神山  鉱石山・木賊山  鹿俣山


鹿俣山=かのまた(1637m)

群馬県 2011.05.21 単独 マイカー 地図 藤原湖(日光) 鹿俣山 三等三角点
コース 森林キャンプ場入口(7.45)−−−スキーゲレンデの縁(8.15)−−−シャクナゲ群生地の標柱(8.40)−−−鹿俣山(9.00-9.10)−−−ゲレンデの中を下降−−−森林キャンプ場入口(9.50)


鹿俣山山頂、山は武尊山

本日の2座目は鉱石山につづいての鹿俣山。これが群馬百名山の99座目ということになる。

沼田からR266を北上、玉原ダムを目ざす。ダム湖を右から巻くように進むと大きな駐車場となる。ここに鹿俣山ハイキングコースなどの大きな案内看板が立っていて、目の前が川場スキー場だ。ゲレンデには結構雪が残っている。ゲレンデの先に鹿俣山のピークがあるようだ。

さて、看板を見てもどこをどう歩けばいいのかよくわからない。
駐車場を出て左方向へ延びる舗装道路を進んでみる。すぐに進入禁止となる。ここに“玉原キャンプ場入口”の道標が立っている。とりあえずここから歩いてみることにした。
キャンプ場の中へ入って行くと、鹿俣山への道標が次々と導いてくれる。

山道へ入るとすごい。みごとなブナ林が広がっているではないか。新緑のブナ林を見るだけでも値打がある。ここは標高1250mから1300mあたりと思われる。新緑の梢からのぞく碧い空、踏みしめる落ち葉、実にさわやかな気分だ。平坦に近いほどのなだらかな道を行く。
山頂までの高低差も400メートルはないだろう。のんびり気分て足を運ぶとスキーゲレンデへ飛び出した。そのままゲレンデを直上しても山頂へ行けそうな気がしたが、最後にやぶ漕ぎにでもなったら厄介、安全策をとって道標通りに登山道を進む。

いつかブナ林も終わっていた。勾配も増してきて足にも力が入る。ときおり雪があらわれるがまったく問題はない。やがて進行右手に黒々とした
険しい山容が目に入ってきた。いま登っている鹿俣山よりかなり高さがある。もしかして武尊山?、確信が持てないままその山容を眺めながら高度を上げていく。
“シャクナゲ群生地”の標識が立っていたが、花期にはまだだいぶ早そうだ。たしかにあたりにシャクナゲの木がたくさん群生していた。

最後に山頂下の肩のようなところへ出た。立派な道標があり、山頂まで5分の表示。
足下の先に雪の残るゲレンデが見える。下山はあの雪の上を下ることに決めた。
急登をひと登りすると鹿俣山の山頂だった。展望良好、天気も上々、シャツ1枚でも暑いくらいだ。この山頂の三角点は?見当たらない。山頂のへりには分厚い残雪、そして間近に迫る武尊山、北方の白き峰々は谷川連峰か巻機山方面か。南方にあるのは子持山や赤城山などだろう。

一服してから下山にかかかる。山頂直下の肩から直接ゲレンデには出られそうもない。少し西へ進むとリフトの終点がすぐ近くまで来ている。笹をかき分けてリフト終点のゲレンデへと進み、そこからゲレンデの中を下って行くことにした。急斜面では雪上を避け、いくらか傾斜が緩んだところから踵キックでリズムをとりながらトントントンと下って行く。膝への負担はないし快適そのもの、汗した登りも嘘のようだ。
ゲレンデのかなり下まで雪を利用することができた。

谷川連峰をのぞむ 軽快に下った残雪のゲレンデ
この鹿俣山で群馬百名山99座まできた。あとは尾瀬の皿伏山を残すのみ。
 
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