山岳巡礼 hkk-1518 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る
草沼山(1081m)・奥つくばね山(996m)・高落場山( 1122m)
・高清水山=たかしょうず(1146m)・つくばね山(748m)
富山 |
2016.05.29 |
単独 | 草沼山 三等三角点 つくばね山 三等三角点 |
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コース | ■林道中間(5.25)---登山口標識(5.30)---草沼山(5..40)---高落場山(6.25-6.35---ロス20分---奥つくばね山---登山口(7.50)---高清水山(8.20-8.35)---登山口(8.55)---草沼山(9.25)---駐車場所(9.40) ■つくばね山森の家(10.00)---三角点---森の家(10.35) |
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3日間の富山県南砺市付近の山旅 赤字は富山百山 一日目 ◆猿倉山・御前山・小佐波御前山 一日目 ◆元取山 二日目 ◆八乙女山・大寺山・扇山・赤祖父山 三日目 ◆草沼山・奥つくばね山・高落場山・高清水山・つくばね山 |
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4時福野のホテルを出発。293号線・304号線と走り五箇山方面へ。カーナビ任せでつくばね森林公園から縄ケ池着は5時。すっかり夜は明けているが人っ子一人なく静まりかえっている。 予定は、縄ケ池から高清水山→草沼山→高落場山→つくばね山というコース。縄ケ池手前の駐車場へ車をとめ、まずは遊歩道を下りていく。ところが登山道と思われる入口はロープが蜘蛛の巣状に張られて通行禁止。やむなく草藪の踏跡らしきものをたどってみたが行き止り。 さてどおしよう・・・地図を眺めて考える。駐車場から南へ向かう舗装林道が、1080.6m三角点方面へ延びている。地形図には山名がないが、それが草沼山だろう。行けるところまで進んでみる。1.5kmほどで未舗装に変わる。悪路を警戒して道幅のあるところで駐車、あとは歩くことにする。
林道を数分進むと「高落場山登山口」の道標。ここから山道へ入る。道型は明瞭でひと安心。10分ほどで朝陽の射す小ピーク。地図に載っている三等三角点、1080.6mだ。点名は「草沼山」だが、下調べでは「おくつくばね山」と記しているものもあった。西方には堂々とした中級山岳2峰が望める。日本300名山の大笠山、笈ケ岳?そして遠く霞むのは北アルプスかもしれない。 草沼山をあとにして高落場山へ向かう。ルートはほぼ真南へ向かって尾根通しに延びている。ところどころに「道宗道」の表示があり、昨日歩いた八乙女山からつながっていることを示している。 「大滝山ブナ原生林」の標柱があり、この先ブナ美林を存分に堪能できる気持ちの良い道がつづく。昨日の大寺山・赤祖父山に劣らぬブナ林は、肺の中を洗われるようだ。年季を重ねて、さまざまに変形した幹、「ぞうさんブナ」、「ウサギブナ」、「こぶとりブナ」など、微笑ましい愛称がつけられた木もある。
6時30分、ほぼ1時間の行程で明るく開けた高落場山山頂に到着。朝陽がまぶしい。雪をまとった白山はすぐにわかるが、あとは山名を指呼することができない。しばし清澄な大気の下で眺望を楽しんでから次の高清水山へ向かう。 来た道を忠実に戻り、草沼山の手前で林道へ降りる。ところが北東へ延びる林道を行かねばならぬのに、勘違いして北西方向へ進んでしまった。林道は徐々に高度を下げて行く。このまま進んだら駐車場所へ下りてしまいそう。ようやく変だと気づいて元の場所まで戻る。 迷ったおかげ?で、偶然にもおくつくばね山へ立ち寄ってしまった。林道からわずか2分ほど上がったところ、パラグライダースタート台らしい。「奥つくばね山」の標柱が立っていた。
草沼山直下付近まで戻り、林道を北東方向へ進む。峠状の広場(ひだまり峠?)に「どうしゆうみち」と彫られた立派な石碑がある。ここで林道はY字に分岐、迷わず左の道を進む(右の林道は進入禁止になっていた)。 10分(?)ほど進むと道宗道の標柱と高清水山登山口の道標が立っていた。登山道はよく整備されていて安心。途中小さなアップダウンはあるが簡単に山頂へ登りついた。山頂標識とオブジェのように変形したブナの古木、ここには三角点はない。展望も一方向だけ、望めた山は白山と医王山だろうか・・・自信はない。そして眼下には散居村が広っていた。 10数分の滞頂で山頂を辞し、草沼山経由で駐車場所へ戻った。
縄ケ池から林道を下っていくと「つくばね森林公園森の家」がある。この公園エリアには国地院地図によると「つくばね山」と表記され、三等三角点もある小さな山がある。三角点の点名は「林道」。ごく簡単に登れそうだ。そういえば先ほど登った草沼山を『奥つくばね山』と記した資料もあったし、パラグライダースタート台の奥つくばね山もあって、じつにややこしい。 森の家の案内看板を確認したうえで、遊歩道を緩く上がって行くと10分ほどで芝生の広場に出る。この一角に三角点があるはず。一目見て芝生の中には三角点がないことがわかった。次は灌木の疎林を探すん゛見つからない。芝生から向こう側に勾配を落としていく斜面の藪と雑草の中を探す。ようやく発見できた。森の家へ戻っておじさんに話すと、そこに三角点のあることは知らなかったらしい。案内看板には△表示が明瞭に書き込まれているのに。 予定の山々をすべて登り終わって、帰宅の途についた。 |