魚野川へ行こう!(その5)


第5話「橋の下での宴会」たてちゃん 著

おしながき原稿を依頼したキャロラインの仕事がいそがしいく、たてちゃんが再登板!


ふええ。腹が減ったのである。それにしても酒が切れたのである。とりあえず,ビール。ごびびびび。ぷええええ。・・・はあ,落ち着いた。

すでに,なにやら,ハッキーニョが煮物を作るではないか。素早い動きである。お酒ですっかり気持ちよくなったおじさん達は,

「いやあ,うまい。うまい。」「すごいじゃないか。」「これに限るね。」

と舌は回るが体が動かんのである。しかも,風来乏がどこからとなく日本酒を買ってきているではないか。これまた素早い。皆本能か。

あ,いかん。なんの会話をしてたっけ。キャロラインが企画の仕事をしているとか,沈の話をタカローがしていたり,アネゴが先に寝たりとかあったね。

ふと,気づくと亮は私のあぐらの中で寝ているのである。午後9時頃か。いつもより早いのである。しかも,静かに寝ているのではないか。

忘れもしない約2年前,もう3才になるからキャンプにならそうとススムと田貫湖にいったところ,夜はヒーヒージョウタイ「ママー!]のn乗状態。夜中ずっと泣き叫び,私とススムは寝不足で,ススムは「もう懲り懲り。しばらく無理だよ。」と返す言葉もないくらい疲れたキャンプであった。

あれから苦節○年なんてね。いやはや人間強くなっていくものだね。(たてちゃん)