GW東海道ラン
一覧へ戻る
2018年4月28日-5月6日
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目

【8日目】トンネルを抜けると、やつが姿を見せた…。

渡辺健介

波音で目が覚める。ネットカフェの個室は狭い。…が、温泉に入れたし、寝床のクッション性もあったし、何より波音BGMがすごく心地良かったため、思いのほか快眠(これ自宅でもやりたい)!

昨日購入した張正「まめ絞り」の手ぬぐいを装備し、近鉄戸田駅から桑名駅まで電車移動。この区間を走ることも考えたが、止めておいた。

桑名宿に到着。今日はドローン最終日。まずは木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)を空影。スケールがでか過ぎて画角に入りきれない。江戸時代は船渡しするような区間だったから、もっとワイルドな河口部だったに違いない…。

さて、ランを開始。桑名宿と言えば、今も昔も焼き蛤!すごく楽しみにしてたけれど、さすがに朝っぱらから開いてる店はない…。

続いて四日市宿。四日市と言えば、工業やコンビナートの印象が強い。確かに煙突がたくさん見えるが、走ってみると新たな魅力を感じとることもできる。

島姉やん(島田さん)に教えてもらった笹井屋の「なが餅」、ゆるキャラ「こにゅうどうくん」と首が伸びるシュールなパパ「大入道」、東海道と伊勢路の分かれ道「追分」、松尾芭蕉が落馬した急坂「杖衝坂」などなど。

大入道パパのインパクトがだいぶ強烈(ある意味ラスボス級)だったものの、工業だけの印象じゃなくなったのは間違いない。

石薬師宿(鈴鹿市)に入ってから食べた來來憲の「とんてき」でガッツリ体力を回復させ、目指すは関宿。

石薬師宿、庄野宿を経て、亀山宿を通過する頃、一つの小さなトンネルを抜ける。不意に、だがハッキリとやつの姿を捉えた…。

これまでの道中でも、連なっている山脈が何となく見えていたが、いま自分の目の前に捉えている山が明日のラスボス戦、序盤で越えねばならない「鈴鹿峠」だとハッキリ分かった。

武者震いする。アレを越えるのか…。明日は壮絶な1日になるかもな…。

関宿に到着。お宿は「石垣屋」。とてもクセの強いゲストハウス。建物も、内装も、オーナーも、ゲストも(笑)。

オーナー、ゲストを交えての飲み会(ゆんたく)は大盛り上がり!どっぷりまったり浸かっていたかったが、明日のラスボス戦のことを想い、苦渋の決断。

飲み会に参加できず本当に申し訳ないと謝り、次はゆっくり訪れることを約束した。酔っ払ったゲストのみなさんに激励を頂き、23時過ぎに立派な和室にて就寝…。

明日は決戦だ!

◯8日目(5/5土)リザルト
◆発着:桑名宿→関宿(約40km)
(桑名宿→四日市宿→石薬師宿→庄野宿→亀山宿→関宿)
◆難所:杖衝坂
◆食事:笹井屋のなが餅、來來憲のとんてき定食、くらぞうの関宿弁当
◆観光:東海道日永郷土資料館
◆宿泊:石垣屋(予約済)
◆ドローン:木曽三川、関宿の町並み、鈴鹿峠
◆体調:両足腿・ふくらはぎの筋肉痛、両足指にまめ
count: カウンター

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目