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傘 山=からかさ(1125m)

 
長野
2014.04.26 単独  三等三角点
コース 殿野入春日神社(10.00)---傘山(11.00)---下山(11.40)

安曇野市(旧明科町)の【雷山】  松本市(旧四賀村)の【富士塚山】 と 【傘山】  生坂村り【金戸山】の4座を登った。

里山へ登るというのは、簡単そうに見えるが、それなりに大変な面もある。その一番は登山口が分かりずらいこと=道標が全くない。これで苦労することは結構多い。さらに付け加えるなら、林業に使う作業道が輻輳していて迷いやすいということです。

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春の里山ハイキング、これが本日3座目。

傘山山頂の祠 山頂の三等三角点

傘山は、直前に登った富士塚山のすぐ東方にある山。登山口への移動は車で10分もかからなかった。
R181、殿野入集落付近から田んぼの中の道を北へ入る。そのまま少し進むと神社がある。社殿の前には『殿野入春日社』書かれた標柱が立っている。境内に何台か駐車可能のスペースはあったが、作業車らしいものが止まっていたため、付近の空地へ車を停めた。

神社から先へ延びる車道はすぐにゲート。自由に開け閉めできるようだが、居合わせたおじさんに尋ねると傘山へのルートはいくつかあるらしい。
民家の裏へ回り、小さな沢へ下ると獣よけのフェンス、これを開けて沢へ降り、すぐに斜面を登っていく。道のような、そうでないような・・・やや不安はあったが、獣道らしい跡を追っていくと、間もなく薄暗い樹林の中に廃屋あり。ここから土手斜面を上がるとようやくしっかりした道となった。
あとは不安なく踏跡を追っていく。送電塔監視路のようだ。直前に登った富士塚山同様、ここもマツタケ山、入山禁止の表示がある。巡視路表示83番・84番の分岐で選択に迷う。わからないままに83番への道をとった。

赤松林から落葉樹の灌木林に変わると送電鉄塔の立つ小ピーク、山頂かと思ったら前方にもう一つピークが見える。小さく下ってから、もう一度登り返すとここも送電鉄塔のあるピーク。傘山山頂かと思って見回すと、藪の向こうにもう一つ高みが見える。さらにひと登りありそうだ。

小さな藪を抜け、そのあとは疎林の中を適当に高みを目指して登っていく。帰りに方向を間違えないよう、後を振り返ってしっかりと目印を記憶に残す。登り着いたピークに小さな社が一つ、その先が三等三角点のある最高点だった。高低差400m弱、1時間の登りだった。展望無し、山名表示無し、淋しい山頂だ。持参したボール紙の山名表示を三角点の脇に置いて写真を1枚。もちろんこのボール紙は持ち帰った。

傘山(=からかさ山)という同名の山は、信州伊那谷にもあって昨年10月に登ったばかりだ。その山は中央アルプス前衛にあって1542m峰。同名の山を半年間に二つ登るとは思わなかった。


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