山岳巡礼  hkk-1528 ≪山岳巡礼≫のトップへ戻る  

 

*** 2日間 富山県の山 ***
牛岳-987m 夫婦山-784m 祖父岳-832m      御鷹山-679m
大乗悟山-690m~笹津山-532m 六谷山-1398m 

  六谷山ろくたん(1398m)

 富山・岐阜

 2016.07.12

 単独   一等三角点
 コース 林道途中駐車(6.30)---茂住峠(7.00)---稜線(7.45)---ピーク?(8.10)---休憩10分---茂住峠(9.05)---駐車場所(9.30)

【富山百山】・・・続岐阜百山にも選ばれています
全国一等三角点のうち標高500m以上が546。このうち登ったのは今回の六谷山で283となりました。

朝一で大乗悟山・笹津山を登ったあと六谷山へ。富山、岐阜県境の山。
この地方には「谷」の名前がつく山がいくつもあるが、ほとんどが「たに」ではなく「たん」と読んでいる。六谷山も「ろんたん」だ。

茂住峠の石仏

R41を南下、茂住の杉山トンネルを出た先で茂住峠への林道へ。林道入口には通行禁止の看板。形だけのゲートはどうぞお入りくださいという感じ。すぐに未舗装となる。ひよわなマイカーでは力不足。凸凹道で腹を擦らないようスロースローの慎重運転。それでもときどき腹をする。
しばらく進んだが心配になってきた。道幅も狭くすれ違いが大変そう。やっぱり引き返そう・・・少し広くなったところで何回もハンドルを切り返してUターン。
すると下から車が・・・すれ違いができるかどうか・・・。事情を話すと茂住峠まで行けますよとのこと。何とかすれちがい、マイカーはいったんゲートまで戻り、向きを変えて再度茂住峠を目指す。

対向車が気がかり、すれ違い可能なところを確認していく。対向車があったらどこまでバックするか大きい問題だ。
ふとガソリンメーターを見ると、何と残量がわずか。気が付かなかった。こんな山中でガス欠になったらJAFへの連絡もとれない。少し広い場所を見つけて駐車、あとは歩くことにする。カーナビにはこの林道が表示されないので、峠までどのくらい残っているかはわからない。
皮肉にも、駐車地点から道の状態が様変わりに良くなった。歩くこと35分で茂住峠着。この程度の歩きで済んでよかった。

峠には六谷山の道標がある。一歩登山道へ入ると石仏2体が迎えてくれる。稜線へ向けてかなりの急登がつづく。この道は送電鉄塔などの保守道、「茂菅反射板・中部電力」の黄色の標識が見える。稜線へ登りつくまでの急登は、樹脂製の階段とロープがほとんど切れ間なくつづく。腕力も使っての全身運動、汗が滝のように流れる。
稜線へ登りつくと、枝を空いっぱいに広げたブナの大木が、鮮やかな緑で空の青とコントラスト作って目を惹きつける。

 
 眩しいし緑、これを越えれば山頂は近い

山頂まではもう大きな登りはないはず、ルートは北方向から西へと向きを変えて緩く延びている。暑さがこたえていつものスピードが出ない。小さなコブを過ぎ、もう一度緩い勾配の尾根道をたどって行く。再び展望の利くピークらしいところを越えると鉄塔が見る。地図に目をやるとその方向に見えるのが六谷山?
緩い勾配を登り着く。しかし目の届く範囲に山頂表示やそれらしいものが見えない。何か間違えたのだろうか。稜線に登り着いてから、ゆっくりとではあるが30数分は歩いている。時間的にも、私の足なら山頂に着いておかしくない。

とにかく暑さが厳しく汗びっしょり。意識や判断力が少し散漫になっていたかもしれない。早く下山して水をガブ飲みしたいとの思いばかり先だって、あたりをしっかりと確認することなく「まあいいか」という気分で引き返してしまった。

峠まで降りてから、ほっとした気分で残った水を飲み干し、地図をあらためてみなおす。引き返したのは三角点ピークの南直下かその手前あたりだった可能性もあるが、はっきりしない。一等三角点を確認できなかった無念さは残るが、まあしかたがない。

案じられた対向車にも合わず、ガス欠も免れ、最初に目にしたGSに飛び込んで給油、やれやれ・・・心配しちゃった!

2日間の日程を、ほぼ予定通り消化して帰宅の途につくことができた。


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