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三国山(三国峠)=みくに(1636m)
群馬 2011.05.03 単独  マイカー 地図 三国峠(高田) 三国山   二等三角点   
三国トンネル入口(5.05)---三国峠(5.35)---三国山(6.30-6.40)---三国峠(7.10)---三国トンネル入口(7..30)
2日間の予定で、群馬100名山6座登頂を目的として出かけた。いずれも里山かそれに準ずる軽い山ばかりだ。
神流諏訪山 笠丸山 御堂山 天狗山 三国山 十ニケ岳

2日目の1座目

山頂までの高低差・・・約530メートル

前夜関越道下牧PAで車内泊。
夜明け前、17号線の三国トンネルをめざす。トンネル入口東側の駐車場には、すでに一組の夫婦が出発するところだった。

トンネル入口の右手に『中部北陸自然歩道入口』の標柱が立っている。
残雪の状況を案じてきたが、登山道のところどころに残っている程度だ。三国山への道標もしっかりと整っている。ゆっくりペースの先行の夫婦をすぐに追い越す。

30分ほどで三国峠。ここはまだ残雪がべったりだ。神社はこの冬の雪の影響かかなりの損傷が目立つ。
平標山・三国山への道標にいざなわれて山頂への登りにとりつく。山頂まで高木はほとんど見当たらない。丸太の階段が敷設された遊歩道気分だ。ときおり残雪を踏むがたいしたことはない。
人工的な階段道は思いのほか足への負担になる。ゆっくりペースで一歩一歩登っていく。

三国山山頂
やや大きめの雪田を横切る。アイゼンがないと足の踏ん張りを求められるので疲れる。せっかく携帯したのだからとアイゼンを装着する。
二つか三つ残雪を過ぎたところでアイゼンを外す。あとはほとんど雪はなし、階段やざれた礫岩の急斜面がつづく。

三国峠から1時間近く、雪堤のような山頂に着いた。さて山頂はどこだ?
灌木の間を左方へ抜けると、そこは大きな雪田が広がり、目を見張るような大展望が広がった。大源太山から平標山へとつづく長い尾根筋、そして残雪に覆われ朝日に白く輝く平標山、仙ノ倉山、さらに銀嶺はエビス大黒の頭から万太郎へとつづく。西には佐武流山から苗場山へと延びる残雪の山嶺が・・・。

戻って先ほどの雪堤の先へ行ってみるとそこが三国山の山頂だった。山頂標識と幸福の鐘、木づちで打つと気持ち良い音色が広がっていった。うっかりして三角点標石を確認しなかったが、付近に二等三角点があったはず、あるいは雪の下に隠れていたのかもしれない。

思わぬ展望に大満足して山頂をあとにした。
三国峠へ向けてかなり下ったところで先行出発した夫婦が登ってきた。
三国山からの展望、平標山から仙ノ倉山方面をのぞむ