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十ニケ岳=じゅうに(1636m) 中ノ岳(1188m)
群馬 2011.05.03 単独  マイカー 地図 金井(長野) 十ニケ岳   二等三角点   
駐車地点(8.50)---登山口(9.00)---小尾根(9.35)---コル分岐(9.45)---十ニケ岳(10.05-10.10)--コル---中ノ岳(10.35-10.40)---小コル(10.50)---駐車地点(11.20)
2日間の予定で、群馬100名山6座登頂を目的として出かけた。いずれも里山かそれに準ずる軽い山ばかりだ。
神流諏訪山 笠丸山 御堂山 天狗山 三国山 十ニケ岳

十ニケ岳山頂
2日目の2座目

山頂までの高低差約400m

三国峠から17号線、36号線、145号線を経由、353号線を小野上温泉方面へ東進する。小野上温泉を過ぎたあたりから注意して走ると十ニケ岳登山口への案内標識が目に入る。標識を追いかけながら、山懐に向かって奥へと奥へと進む。
こんなに上部まで行けるとは思っていなかった。登山口には休憩用の四阿もあり、車も何台か止められるようになっている。

国地院の地図を見て、標高500メートルるあたりから歩くつもりでいたが、結局標高800メートルあたりまで車で上がってしまったようだ。山頂まで残すは400mほど、思わぬ楽々登山になってしまった。嬉しいような、ちょっとがっかりしたような複雑な気分。

十ニケ岳登山道入口の道標から山頂へ向かう。石段を上って林の中へ。
ところどころに可憐なタチツボスミレの花が目に入る。芽吹き前の林は快活な明るさがある。間もなく小さな尾根状の地点となり、コースは左に屈曲する。さらにひと登りしたところが十ニケ岳と中ノ岳のコル、左が目指す十ニケ岳だ。その十ニケ岳は目の前、釣鐘状の山容でかなり急な登りになっているのがわかる。

急登の取付に『男坂』『女坂』の道標がある何なのかわからない

中ノ岳山頂
灌木や岩につかまって急登を攀じると十ニケ岳山頂。地肌をむき出した山頂には基部が掘られてしまった二等三角点の標石、山名表示版、展望案内盤などがある。天気は良いはずなのに、ひどい黄砂でほとんど遠望はきかない。かすかに谷川連峰が識別できるだけ。展望案内盤によれば360度みごとな眺めがあるはずなのに残念。

コルまで戻り中ノ岳を往復してくることにした。コルからは150mほどの登りだろうか。しっかりした登山道がつながっている。
時間は十分ある。ゆっくり歩いて到着した中ノ岳は15年前の11月、小野子山へ登ったおりにここまで足を延ばしたことがある。ものすごく寒い日で、十ニケ岳まで往復する予定だったのが、寒さに負けて中ノ岳で引き返した日の記憶がよみがえった。

目の前の小野子山を眺めてからコルまで戻り、あとは登ってきた道を引き返した。


2日間で6座、予定の御堂山は敗退したが、まずは充実した登山であった。一方体力・脚力の衰えを実感する山旅でもあった。