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  群馬県の山6座をを登る(2011.5月9~10日)

    群馬百名山4座・・・・・・栗生山  桐生市吾妻山   桐生市茶臼山  太田市金山  
    その他の山 ・・・・・・・・赤城鈴ケ岳  高田山・石尊山


赤城 鈴ケ岳=すずがたけ(1565m)・鍬柄山=くわえ(1562m)

群馬 2011.05.09 単独  マイカー 地図 赤城(宇都宮) 鈴ケ岳   三等三角点   
新坂平駐車場(13.10)---姥子峠---桑柄山(13.45)---鈴ケ岳(14.20-14.30)---鍬柄山(15.10-15.15)---新坂平駐車場(15.40)
鈴ケ岳山頂
午前中、群馬百名山の栗生山・吾妻山・茶臼山・金山の4座を登り終わって、空いた午後をこの鈴ケ岳へやってきた。
赤城大沼をめざして車を疾駆、登山口の新坂平の駐車場へ到着。駐車場の向かいには『赤城山総合観光案内所 ここから300メートル先』のグリーンの看板が目印。

午後1時を過ぎたところ、日の長いこの時期、時間は十分ある、急ぐことはない。
登山道の入り口だけはなぜか笹がかぶっているが、そのあとは明瞭な道がつづき迷うことはない。
やや急な登りはすぐに終わって尾根を行くようになる。昔の牧場の跡だろうか、尾根右手には赤さびた有刺鉄線が張られている。

ほどなく姥子峠、その先が好展望地で黒桧岳など赤城の山々が正面に眺められる。
休むことなく先へ進む。小さなアップダウンが結構ある。ときには急な登りを巻くような道もあるが、直登の道を選んで行く。『熊目撃情報あり、注意』の表示や赤いろで書かれた番号表示、樹幹に黄色テープを張り付けて書いた数字など、何を表しているのかわからない。

鈴ケ岳山頂のテーブル上の岩 鍬柄山山頂 背後は黒桧岳と大沼
コースは正直に尾根伝いに延びている。やがて達したピークに“鍬柄山1562m”となる。大沼から赤城の山々が見渡せる。鈴ケ岳まで1km、新坂平まで1.3kmと表示がある。距離的には半分以上来たわけだ。
戻ってくる中年の夫婦らしい二人に出会う。「どこまでですが?」 「鈴ケ岳までです」 「えっ、これらからですか?」 「そうですが」 「はじめてですか」 「この山は初めてですが・・・」 「大変ですよ、こんなに大変だとは思いませんでしたよ」 「そんなに大変なんですか」 ・・・・
くたびれた爺さんがこんな時間から鈴ケ岳まで行くということが納得できないらしい。よほど頼りなく見えたのだろう。

鈴ケ岳山頂への岩場コース
「歳はしていても、オレはそれほど軟弱じゃないよ」とこころで呟きながら先を急ぐ。
鍬柄山からが思いのほか大変だった。樹間越に見えてきたのが鈴ケ岳だろう。その間にコルを一つはさんでいる。予想しなかったかなりの大下りがありそうだ。下るのはまだいい、帰りがさぞやしんどいことだろう。高低差は相当ありそうだ。(あとで調べると高低差150mほどかと思れる)

帰りの登り返しを気にしながらコルに降り立つ。ここで鈴ケ岳まで0.4kmという表示。
今度は鈴ケ岳山頂への急登。それも岩場の登りだ。途中でストックをデポし、両手を使えるようにして岩場を登って行く。小なりといえども午前中4座を歩いてきた足にはかなり疲労もたまっている。
あの夫婦は、この鈴ケ岳岩場の登り降りにてこずったのだろう。

ようやく登りついた山頂は大きな岩がゴロゴロしている中に石碑とか石祠、三等三角点標石、10人くらいは宴会ができそうな大きなテーブル状の岩。
展望は赤城の黒桧岳や駒ケ岳、その背後にあるのは袈裟丸山や皇海山、さらに日光、尾瀬方面かもしれない。

小休止ののち下山にかかる。
やはりコルから登り返しは思ったとおりしんどかった。一歩、また一歩と足を持ち上げ、鍬柄山まで戻ったときはヤレヤレという気分だった。

鍬柄山で小憩、そのあとは快調に足を運んで新坂平の駐車場へと戻った。


予定外に鈴ケ岳登頂のできたことに満足して、このあと、明日登頂予定の万場高田山へ登るため、近くの“道の駅おのこ”へと移動、車内泊とした。