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亀ノ甲山(881m)

 
静岡
2014.05.23 単独同行  三等三角点
コース 登山口(9.00)---亀ノ甲山山頂手前(10.00~10.20)---登山口(11.05)
≪5/23~5/25の3日間に登った静岡県の10座≫
矢岳山 亀ノ甲山 中根山 愛宕山 竜馬ケ岳 岩嶽山 入手山 キヌタ山 枝松山 小芋山

朝一で矢岳山へ登り、2座目は亀ノ甲山。

国道292号線を北へ進み、水窪橋(飯田線向市場町駅付近)信号のすぐ手前で左折する道へ入る(ゴミ収集車が頻繁に通っていた)。上り勾配を少し進むと『池ノ平』登山道入口がある。亀ノ甲山という表示はないが、それに間違いはあるまい。熊出没注意、それと『八合目付近で雪害、100mくらい通行できません』との表示。八合目まで登れれば、あとは迂回するなりして何とかなるだろう。

 
雪害現場

整備の行き届いた道を順調に登っていく。登山道の手入れは文句ないが、味気ない杉の単相林がどこまでもつづく。ときおり見える山々も、何という山かとんと見当がつかない。ただピークを踏むためにだけ登っている。考えてみるとむなしいこと・・・・・

足下を横切るヘビに遭遇。ストックでそっとつつくと、頭をこちらに向けて、尾を小刻みに震わせてシャシャシャというような音を出して威嚇姿勢。紋様は子供のころに何回か目にしたマムシによく似ている。用心に越したことはない。

登山口から1時間ほど歩くと、左手に三角形のピークが見えてきた。三角点のある亀ノ甲山だろう。もう指呼の先、ひと登りを残すだけだ。すると突然杉の大木が倒れて道をふさいでいる。乗り越えて何とか通過、ところがさらに倒木、その様は一層激しさを増し、行く手は折り重なる杉の倒木でふさがり、なおかつその先に見えるのは、傷跡も生々しい急峻な大規模崩落斜面。これが登山口に書いてあった雪害のケ所だ。山頂は目の前、高巻きして通過できないかと思い、倒木をくぐったり、藪斜面を這いあがったり、大汗をかいて試みたが、20分ほどの格闘で、そんな生やさしいものでないことを悟る。
残念ながらここで退却を決める。ピーク目の前までは登って来た。これで登ったことにしても文句はあるまい、勝手にそう決めて来た道を戻った。


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