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信越トレイル(4 )
仏ケ峰
(1140m)~鍋倉山(1289m~黒倉山(1247m)

長野・新潟県 2009.10.23 単独 マイカー自転車 地図 野沢温泉 仏ケ峰 三等三角点
鍋倉山 二等三角点
関田峠(5.50)===マウンテンバイク13km===曽根バス停(6.20-6.30)---とん平(7.05)---仏ケ峰登山口道標(7.25)---仏ケ峰(8.05)---小沢峠(8.25)---鍋倉山まで0.8kmの道標(9.07)---鍋倉山(9.45-35)---黒倉山(9.45)---関田峠(10.20)
落ち葉の道
信越トレイル第4セクションは仏ケ峰登山口から仏ケ峰・鍋倉山・黒倉山を越えて関田峠までのコース。

鍋倉山だけなら関田峠からの往復や、残雪期のスキー登山などで何回か登っているが、仏ケ峰からの縦走は今回が初めてだった。

今回の第四セクションもスタート地点と下山地点がかなり離れている。第3同様マウンテンバイクの活用となった。
夜明け前に自宅を出る。ここ数日オリオン流星群が話題となっいる。途中車を止めて三つ星あたりを見ているとすぐに流れ星を見つけた。

95号線で飯山市内を抜けて関田峠へと車を走らせる。夜の明けたちょうどいい時間に関田峠へ着く。峠へマイカーをデポして、積んできたマウンテンバイクを下ろし、来た道を戻る。カーブの連続するかなり勾配のある下り坂を、ビュンビュンと風を切って走る。寒い。
漕ぐところがほとんどない下り一方の道だった。関田峠から30分、距離は13キロ、曽根集落のバス停のある広場に到着。ここに自転車を置いてとん平まで車道を歩くことにする。(とん平までの標高差は250メートル、自転車では厳しい。)

見落としそうな小さな“とん平”の道標を頼りに上り坂の道を進む
燃えるような紅葉
。民宿街を抜けるとスキーゲレンデを横切ったりしたあと、舗装された一本道がとん平まで延びている。35分でとん平となる。
(第3セクションを歩いたときは、曽根集落よの南の今井集落付近から別のルートでとん平まで歩いたが、このときは倍近い55分を要した。)

とん平からレストランを背にして、ゲレンデの中の作業用の道を登っていく。リフト終点付近に“仏ケ峰登山口”の道標、右小沢峠2.3km、左桂池3.5kmの表示がある。右手の小沢峠方面へ足を向ける。紅葉した雑木林の中をひと登りすると再びゲレンデとなる。ブナなどの紅葉がみごとで、目の覚めるような色づきを見せている。まさに燃えるという形容がぴったりだ。ゲレンデをしばらく進んで左へ折れる。(ここにはリフト終点の降り場がある)

美しいブナ林などを楽しむうちに、コースはいつしか尾根上を歩いていた。小さなこぶをいくつか通過、一つのピークに三角点の標石がある。これが仏ケ峰らしい。三角点がなければ尾根道の小さなコブくらいに思って通り過ぎてしまうところだ。
標高が上がってきているので落葉はかなり進んでいる。登山道には散り敷いた落ち葉がふかふかして気持ちいい。さらにその下には腐葉土と化した落ち葉が、スポンジの上を歩くような優しさを感じさせる。
三角点のすぐ先でもう一つ小さなピークを過ぎると、このあと何回も上り下りを繰り返す。

春のように霞がかかって、ときおり樹林の途切れた場所でも遠望ははっきりしない。前方遠くに藍色の大きな山が見える。鍋倉山だとすればまだかなり距離があって簡単には行き着けそうもない。今日のコース、ちょっとあまく見ていたのかもしれない。
気にしても仕方がない、とにかく足を進める。繰り返す突起ともいえないアップダウンは、そのうち脚に効いてきそうだ。鍋倉山と思わせた大きな山体の手前に見えていたピークを一つ、二つと越え、これか最後と思える勾配を登りきると鍋倉山だった。西方がわずかに開けただけの山頂からは、妙高、火打山が望めるのみ。

鍋倉山でひと休みしてから、何回か歩いたことのある道を黒倉山を越えて関田峠へと向かう。かつてはなかった『ブナ巨木の森』の道標などが立っている。信越トレイルの開通にともない、整備も着々と進んでいるようだ。
平日にもかかわらず、私とは逆行程の登山者やツアー登山グループを何人も見かけた。

関田峠に止めてあった車でマウンテンバイクを回収。快晴、紅葉という好条件に満足して昼前には帰宅した。